<“デカ盛り”発見伝!>
美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!
* * *
JR東京駅と有楽町駅の間、ガード下にある台湾料理のお店にデカ盛りがあるとの噂を聞きつけ、向かったのは「台湾料理 新台北1号店」。「ルーローハン」や「担仔麺(タンツーメン)」などが人気の、アットホームな雰囲気のお店です。ランチ営業はなく、夜営業のみ。もちろんお酒に合う料理も充実しています。
▲ガード下の店=古い、じゃない。リノベーションされている綺麗な店内。奥にはテレサ・テンの写真が飾られている
「ウチはご飯系ならメガ盛りオプション可能です。ちなみに『餃子メガ盛り30個』というのもありますよ」と話すのは店主の宇 長清さん。今日は店長自慢のメガ盛り料理に挑戦です。
ちなみにこの店、注文はスマホから。メニューは壁に貼られた短冊だったり、天井から吊るされた木札だったりに書かれているのですが、なんと全部台湾語表記! しかし、ご安心を。卓上にあるQRコードを読み込めば、そこから日本語メニューを見ながら注文できます。
▲「牛肉麺」、「葱油餅」はなんとなくわかる。しかし、「冬粉」って? 「湯圓」、「肉圓」って何!? 想像しながら待つのも楽しいかも
早速注文! ということで、スマホからメニューを検索します。しかし、メガ盛りメニューは見当たらない。う〜ん。困った。
店主に聞くと「チャーハン」を選んで、下にスクロールすると、「メガ盛り」が出てくるので、それを選択してくださいとのこと。なるほど。
ということで、「チャーハン」(770円)+「メガ盛り」(440円)でトータル1210円。注文を完了し、出てくるのを待つことにします。
■シンプルだけど深い旨み! 「チャーハン・メガ盛り」973g!
▲「チャーハン」(770円)+「メガ盛り」(440円)。約1kgもあるのに、しかも丸の内なのに、1210円で食べられるってすごい!
待つこと数分、目の前にやってきたのは、巨大な器に盛られた褐色の山! 早速計測です。直径約25cmの器に盛られたチャーハンは重さ973g(器の重さを除く)。見た感じ、ネギらしき緑と黄色の卵が見える、シンプルなチャーハンです。
「具はネギと卵だけ。醤油や塩、鶏ガラなどで味付けています。ネギ油をかけているのがポイントですね」と店主。具材ではなくて味で勝負のチャーハン、ということですね。
▲重さは973g。推測だけれどゴハン900g、ネギと卵と調味料で73gくらい?
早速一口! 一気に口の中に旨みが広がります。醤油の香ばしさや、油の旨み、ネギの香りなど深みのある美味しさ。これ、食べ始めたら無言になって、ひたすら口にチャーハンを運び続けてしまうヤツ! 口いっぱいに頬張って、ずーっともぐもぐ食べていたくなるようなチャーハンです。
ちなみに、メガ盛りを出すようになったのはいつからなんですか?
「正式には1年前から。でも開店当初から、裏メニューではあったんですよ」
常連さんだけ知っていたメニューだったのが、みんなが頼めるようになった、ということなんですね。
▲ゴハンが卵でコーティングされた、しっとり系チャーハン。塩気が利いているから、ビールなどお酒のアテにも絶対合う!
もし途中で味変したくなった場合、何かおすすめってありますか?
「それなら、『パクチー』(+220円)ですね。香りが良くなるのでいいですよ」
確かに、シンプルだからこそ、パクチーの香りとシャキシャキ感がマッチしそう。
醤油が利いた塩気のしっかりした味なので、食べ続けていると箸休め的なものが欲しくなります。ザーサイとか冷菜、追加しようかなぁ。でも食べきれなくなるのが怖い。水餃子をスープがわりに頼むのもありかも。いや、シンプルにビール? お酒と一緒に味わうのも良さそうです。
▲「寒い季節は火鍋や石頭鍋などの鍋料理がおすすめ。体が温まりますよ」(店主の宇 長清さん)
「ウチはサラリーマンのお客様が多い、半分台湾料理、半分居酒屋のような店。ガード下だから、数人で来てワイワイ楽しむのがいいですよ」
おつまみメニューをつまみにしつつ、最後にメガ盛りの「チャーハン」や「ルーローハン」を頼むのがおすすめとのこと。
確かに、ここなら大きい声で盛り上がっても大丈夫かも。丸の内近隣で働く人たちの息抜き的なお店なんだろうなぁ。有楽町や銀座でのショッピング帰りに寄るのも良さそうです。
ちなみに、メニューに書かれている「冬粉」って?
「『冬粉』は春雨のことですね」
では、「湯圓」、「肉圓」は?
「『湯圓(タンエン)』は台湾風のぜんざいで、『肉圓(バーワン)』は台湾風のちまきみたいなものです」
なるほど〜。漢字だけでは想像が付かない料理、まだまだありそう。
次回は、数人で訪れて、本格的台湾料理をいろいろ堪能するのも良さそう。1人でふらっときて、「酸辣湯麺」や「担仔麺」(各935円)もいいなぁ。東京駅〜有楽町エリアでお腹が空いたときは、また食べに来たいと思います!
「台湾料理 新台北1号店」
住所:東京都千代田区丸の内3-7-2
TEL:090-1927-1297
営業時間:17:30〜23:00
定休日:土・日・祝
<取材・文/いしざわりかこ 撮影/小嶋 裕>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/656345/
- Source:&GP
- Author:&GP
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