開放感と臨場感がキーワード!? “オープン型”や“臨場感”を極めたイヤホン5選【2025ベストヒット大予想】

【2025ベストヒット大予想】

2025年のテーマは“変わる音楽体験”。開放型イヤホンと臨場感を高める革新技術が注目されている。そこで新世代のリスニングスタイルを切り拓く最新モデルをピックアップして紹介!

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近年のワイヤレスイヤホン市場は、ノイズキャンセリングの進化や高音質対応が話題の中心だった。だが、2025年は音楽体験のスタイルを変えていく動きが加速している。

まず注目すべきトレンドは、“開放型”の台頭だ。

「従来、イヤホンと言えば周囲の音を遮音する密閉型ですが、今年は耳をオープンにして、装着したまま日常生活を送れるスタイルへと移行が進むでしょう。これまで骨伝導イヤホンがこのジャンルの牽引役でしたが、イヤホンの技術で音漏れのなさや高音質を追求していくことが新たなトレンドです」

もうひとつのトレンドは“臨場感“だ。

「空間オーディオは2021年のApple Music以来のトレンドですが、他社のイヤホンでも本格展開がスタート。その急先鋒となる技術はAppleも採用しているDolby Atmosです。Apple純正のAirPodsシリーズが持つアドバンテージに真っ向から挑む事になります。ヘッドトラッキング技術により生まれる臨場感も新たな音楽体験を実感させてくれますね」

他にも独自のイマーシブオーディオ技術の採用など、従来の2chステレオの高音質リスニングとはひと味違うサウンド体験が可能なモデルが目立つ。

今年はこれまで定番化したワイヤレスイヤホンの次なる一手が問われる1年となりそうだ。

AV評論家 折原一也
1979年生まれ。PC系出版社編集職を経て、AVライター/評論家として専門誌やWebで執筆。2009年よりVGP審査員・ライフスタイル分科会副座長

1. 磁性流体ドライバーの高音質にDolby Atmosの臨場感をプラス

テクニクス
「EAH-AZ100」(3万9600円)

「磁性流体ドライバー」採用による高音質が注目ですが、Dolby Atmosの立体音響にも対応。こうした隙のなさが一流メーカーの証ですね

2025年1月に登場したばかりのハイエンドイヤホン。独自の磁性流体素材を取り入れた「マグネティックフルイドドライバー」が、生音感のあるハイクオリティなサウンドを奏でる。「アダプティブノイズキャンセル」も搭載。

▲磁性流体を用いた10mmドライバーを搭載。ボイスコイル部に磁性流体を充填することで、歪みを最小限に抑え、低音の再生能力も向上した

▲イヤーピースには新たに開発された3層構造を採用。硬度が3段階に柔らかくなる設計により、耳へのフィット感と遮音性を両立した

2. 耳をふさぐことなく音楽と日常を両立!

nwm
「nwm DOTS」(実勢価格:2万4200円前後)

NTT独自のPSZ技術は開放型を一気に加速させた技術。周囲の音が聞こえるイヤホンを買うなら、これを指名買いしても良いほどです

軽量な設計で、装着感を最優先に考えた新世代ワイヤレスイヤホン。NTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術によって、周囲の音が聞こながら音漏れを抑えた。通話マイクにも独自技術を投入している。

▲片耳約8gの軽量設計で快適な装着感。バッテリーは最大32時間再生(ケース込)で、付けたまま過ごす日常使いに最適

3. 定番イヤホンも音楽と日常をシームレスに繋ぐ新路線へ

Apple
「AirPods 4(ANC搭載モデル)」(2万9800円)

開放型と臨場感を自社プロダクトに上手く落とし込んでいるのがAirPods。2025年もトレンドの中心にあるのは間違いなさそうです

Appleの最新H2チップ搭載の最新作。空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングによる充実ぶりはいまだトップクラス。

▲ワイヤレス充電のみならずUSB-C充電にも対応する。使い勝手がアップした点も選びやすくなったポイント

▲耳を密閉しないデザインながら、アクティブノイズキャンセリング機能により、周囲の騒音を効果的に低減

4. オープン型イヤホンにすべてを詰め込んだモデル

CLEER
「Cleer ARC3 MAX」(5万5000円)

5万円オーバーと高額ながら、登場時から開放型の常識を越えた高音質で話題のモデル。Dolby Atmos対応により臨場感への配慮も完璧です

米国発の耳をふさがないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。広がりのある音場と豊かな低音再生が強力で、さらにDolby Atmosにも対応。充電ケースにはディスプレイ搭載で確認・操作が可能だ。

▲オープン型イヤホンのなかでも最大クラスである16.2mmの大口径ドライバーを搭載

▲Snapdragon Soundに対応し、高音質かつ低遅延の音声伝送を実現している

5. イヤーカフ型で耳をふさがず音楽と日常をシームレスに

Victor
「HA-NP1T」(1万9800円)

今、注目のイヤーカフ型を採用した国内メーカーモデル。耳かけタイプより装着がラクなので、1日中付ける用にオススメ

周囲の音を自然に取り込める開放型設計と、軽快な装着感が特徴。10mmドライバーによるバランスのよいクリアな音質で音楽を快適に楽しめる。

▲独自のイヤーカフ構造は耳に負担をかけないだけでなく、装着してアクセサリに見えるような意匠の美しさもポイント

■ヘッドホンでは珍しいオープン型もチェック

nwm
「nwm ONE」(実勢価格:3万9600円前後)

ヘッドホンでも全く耳をふさがない革新的なモデルが登場。ハウジング部がフレームしか存在しない外見のインパクトも強力で、しかも音漏れを抑え高音質。ヘッドホンの常識を覆すモデルだ。

▲35mmウーファーと12mmツイーターによる2ウェイドライバーシステムを搭載し、低域から高域まで豊かな音響再生が可能

▲独自のPSZ(Personalized Sound Zone)技術で周囲への音漏れを抑える。周囲の音が聞こえるのに音漏れが気にならないのは革新的だ

>> 特集【2025ベストヒット大予想】

※2025年2月6日発売「GoodsPress」3月号32-33ページの記事をもとに構成しています

<文/折原一也>

 

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