アウトドアの醍醐味といえばやっぱり焚き火。着火剤やバーナーなど道具の力を借りるのもいいですが、場数を踏んでキャンプ中級者以上を自認するようになると挑戦したくなるのがファイヤースターターを使った火おこしです。
一般的にはほぐした麻ヒモやフェザースティックを火口(ほくち)として使用しますが、初心者にとっては火口から焚きつけ、薪へと火種を移しながら大きな炎に育てるのは難しいもの。悪戦苦闘の末、気付けば用意しておいた火口をすっかり使い切ってしまった、なんてよくある話です。
必要なときに必要なだけ、簡単に火口が作れたらラクなのに…。そんな願いを叶えてくれそうなのが、GREENFUNDINGに登場したWILDOOR(ウィルドア)の新製品。その名も「火の素メーカー」(1万1340円〜 2月20日現在)。手持ちの薪はもちろんのこと、現地で拾い集めた枝や流木などを使って必要なときに必要なだけ火口を作れるスグレモノ。これさえあれば、もう着火剤はいらないかも!?
「火の素メーカー」は、キャンプやバーベキューなどで必須の火おこしをより手軽に行えるべく開発された専用ツール。アルミニウム製の本体は幅4.1×長さ8.4×高さ3cmと手に乗るほどの小ささで、フタ部分には小さなドーム状の刃が無数に設けられた金属板が付いています。
一見ミニチュアサイズのチーズグラインダー、あるいはおろし金やスライサーのようにも見えますが、実際の使い方もチーズや野菜をおろすときとほぼ同じ。使いたい木の枝や端材、薪などを手前から奥に向かって数十秒回擦り付けるだけで、あっという間におがくず状に細かく割かれた火口ができあがります。
技術やコツが必要なフェザースティックと違って誰でも簡単に使いこなせるうえに、材料を選ばないから現地で調達した枯れ枝をそのまま利用できるのもうれしいポイント。フタを押さえながらケースを逆さにし、かんなをかけるように擦り付けて使えるため大きな流木なども利用できます。
枝や端材を直接すりおろすという行為そのものは極めて単純ですが、火口として理想の形状に削り取れるよう、刃の数や厚み、角度は試作を重ねながら綿密に設計。ケース本体もアウトドアでのラフな扱いを想定し、耐食性・耐久性に優れたアルミニウム5000系のブロックをひとつひとつ削り出しで成形。さらに表面にもシボ加工と表面処理を施すなど、優れた実用性とともにオーナーの所有欲を満たす上質な仕上がりになっています。
開催中の先行販売プロジェクトでは「火の素メーカー」単体(1万1340円)の他に、収納・携帯に便利なコットンキャンバスの専用ケースと替え刃2枚、「火の素メーカー」本体ケースの中に収納できるコンパクトサイズのメタルマッチとストライカー、さらに届いてすぐに火おこしが楽しめるようファットウッド(火口に最適とされる樹脂を多く含んだ木片)をセットにしたセットもラインナップ(1万4917円〜)。
手軽とはいえども刃物は刃物。取り扱いや持ち運び時の安全面にはぜひ気を配りたいところ。使用する際には必ずグローブを着用するなど、ケガのないよう注意してくださいね。
>> GREENFUNDING「WILDOOR 火の素メーカー」
<文/&GP>
【関連記事】
◆これ1台で2つの炎を楽しめる!韓国発の個性派・二次燃焼焚き火台が美しい
◆火の粉も怖くない!モンベル『フエゴシリーズ』で焚き火を存分に楽しもう
◆低床焚き火の次は低床カマド⁉︎ 石を載せて初めて完成する焚き火台「STONE QUEST」
- Original:https://www.goodspress.jp/news/660297/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...