
問題の概要
ReactでMaterial-UI (MUI) を使った開発で「Uncaught TypeError: breakpointsInput.up is not a function」というエラーが発生した場合、この問題はテーマにbreakpointsプロパティが含まれていないことが原因であることが考えられます。
以下には問題の解決方法を詳しく解説します。
問題の詳細
Material-UIのcreateTheme関数は、デフォルトで複数のプロパティを含むテーマオブジェクトを生成しますが、この場合、カスタムテーマにbreakpointsの設定が欠如していました。
問題の原因
Material-UIのスタイルシステムでbreakpointsを利用する場合、テーマオブジェクトに「xs」「sm」「md」「lg」「xl」などの設定が必要です。
これが含まれていないと、エラーが発生します。
解決方法
breakpointsをテーマに追加することで、この問題を解決できます。
以下は実装例です。
修正後のソースコード
import { createTheme } from '@mui/material/styles';
const theme = createTheme({
palette: {
primary: { main: '#1a1a1a' },
background: { default: '#DDDDDD' },
},
typography: {
fontFamily: ['Noto Sans', 'sans-serif'].join(','),
},
breakpoints: {
values: {
xs: 0,
sm: 600,
md: 960,
lg: 1280,
xl: 1920,
},
},
});
export default theme;
breakpoints.valuesには各ブレークポイントのピクセルを指定- 上記のデフォルト値は、Material-UIのデフォルト設定と同じ
解決後の確認方法
- アプリをリロードして、エラーが解決したことを確認します。
- コンポーネントの
theme.breakpointsが適切に値を含んでいることを確認します。
おわりに
ReactでMaterial-UIを使った開発において、テーマの設定不足は問題の原因となりえます。
今回のようにbreakpointsを含めることで、主要な問題は解決できます。
これが使用者の問題解決の参考になれば幸いです。
- Original:https://minory.org/react-mui-breakpoints.html
- Source:minory
- Author:管理者
Amazonベストセラー
Now loading...