世界中のカメラファンが集う「CP+」に初潜入!話題の最新機種をじっくり体験してきた!

【趣味カメラの世界 #16】

主にカメラ本体を取り上げている「趣味カメラの世界」ですが、今回は特別編! 2025年2月27日から3月2日まで開催中の、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」に潜入してきました。フォトグラファーの田中さんと、普段はもっぱらスマホ撮影派の&GP編集の若澤が、最新機種の魅力をそれぞれの視点からレポートします!

監修・執筆:田中利幸(たなかとしゆき)|ファッション誌などでブツ撮りやポートレートを中心に活動するフォトグラファー。カメラ・ガジェット好きで自身で運営するブログ「Tanaka Blog」において、カメラやガジェットに関するちょっとマニアックなことを書いている。

 

*  *  *

■Canon(キヤノン)の最新コンデジ「PowerShot V1」登場!小さなボディに詰め込まれた本格性能とは?

田中「Canonのブースに来ました! 最新のコンパクトカメラ『PowerShot V1』、気になっていたので実物をチェックしてみましょう!」

若澤「コンデジブームの中でも話題になってますよね! 個人的にもめちゃくちゃ気になってたので、実機を触れるのが楽しみです!」

若澤「おお、バスケットコートが丸ごとある! ブース内にここまで作り込んでるの、すごいですね」

田中「『EOS R1』や『EOS R5 Mark II』の性能を存分に試せるように、実際のバスケのプレーシーンを撮影できるようになってるんですね」

田中「『PowerShot V1』の体験は、このコート脇に並んで待つスタイルですね」

若澤「さすが話題の新機種だけあって、待ち時間はそれなりにありますね。でも、バスケの試合やチアリーディングのダンサーさんが次々と登場するから、待ってる間も全然飽きません!」

田中「順番が回ってきましたね! バスケやチアを見ていたおかげで、待ち時間も全然長く感じなかったなあ」

若澤「小さいけれど、手に持つと意外としっかりした質感ですね。コンパクトながら、本格的なスペックがギュッと詰まっている感じがします」

田中「たしかに! サイズはコンパクトだけど、しっかりとした“塊感”があって安っぽさがないですね。それに、コンデジとしてはかなり大きめの1.4型CMOSセンサーを搭載しているので、画質にも期待できそうです」

若澤「液晶、めちゃくちゃきれいですね! サイズも大きくて見やすいし、ピントの追従もスムーズ。動いている選手をしっかり捉えています」

田中「AFの精度、かなり良さそうですね。動きのある被写体にも素早く反応してくれるのは、さすがCanon。コンパクトカメラとは思えない追従性能です」

田中「ボディに冷却ファンが搭載されているので、長時間の動画撮影にも強そうですね」

若澤「なるほど、熱対策もしっかり考えられているんですね。Vlog向けのカメラってコンパクトな分、熱問題がネックになりがちですけど、これは安心感があります。”これひとつ。それでいい。”のキャッチコピー通り、スチルもVlogもこの1台で完結しそう! これは連載でもっと深掘りするっきゃない!」

■Zシリーズの最新機種&望遠レンズを体験!充実のNikon(ニコン)ブース

若澤「次はNikonですね!」

田中「ここには、昨年12月に発売されたばかりの『Z50II』があります。コンパクトで使いやすいAPS-Cミラーレスとして人気のモデルですね」

若澤「『Z50II』、気になってました!APS-Cサイズのミラーレスだけど、本格的な撮影も楽しめるって話題ですよね」

田中「そうですね。前モデルの『Z50』も評価が高かったですが、『Z50II』になってAF性能が強化され、より快適に撮影できるようになったのがポイントです」

若澤「実際に手に持ってみると、そのコンパクトさがよく分かります。軽いし、普段使いにぴったりですね!」

田中「そうですよね。この連載でも何度も”軽いは正義”って言ってきましたが、『Z50II』もまさにその代表格。持ち歩きやすいサイズ感なのに、APS-Cセンサーを搭載しているから、画質もしっかり本格派。スマホの写真では物足りなくなってきた人に、ちょうどいいステップアップのカメラになりそうです」

若澤「カシャッ!っていうシャッター音、めちゃくちゃ気持ちいいですね! 実際にカメラを構えてシャッターを切ると、撮る楽しさが一気に増します。こういう感覚、やっぱりスマホじゃ味わえないですよね。いやー欲しくなる…」

若澤「こちらは『Zf』ですね? カラーバリエーションが豊富でワクワクします! カメラって黒が定番なイメージですが、こうやって選べると、自分のスタイルに合う一台を見つけたくなります」

若澤「おお、望遠レンズを試せるんですね! こういう機会じゃないと、なかなか触れないので楽しみです!」

田中「実際に遠くの被写体を狙える環境で試せるのは貴重ですね。どれくらいの迫力で撮れるのか、早速試してみましょう!」

若澤「うわっ、大きい! 重さもなかなかですね、手が震えそう…!」

田中「でも、これでも以前の望遠ズームと比べると、かなり軽量化されてるんですよ。それに強力な手ブレ補正機能があるので、手持ちでもしっかり撮れるはず!」

若澤「ほんとだ! 全然手ブレしてないし、あんなに遠くの被写体がこんなに大きく見えるなんて驚きです。望遠レンズ、めちゃくちゃ面白いですね!」

田中「おっ、ここでは本格的なセットでモデル撮影を体験できるみたいですね」

若澤「最新のZレンズを試しながら、本格的なポートレート撮影ができるなんて、ワクワクしますね! ライティングもバッチリ組まれていて、普段とは違う雰囲気の写真が撮れそうです」

■発表直後から大反響!革新デザインの新型カメラ「BF」を体験できるSIGMA(シグマ)ブース

田中「SIGMAのブースが見えてきましたね。先日発表されたフルサイズミラーレスの新モデル『BF』が大きな話題になっています」

若澤「SNSでもかなり注目されていましたよね! 実機を触るのが楽しみです!」

若澤「うわあ、すごい人気! 注目度の高さが伝わってきます」

田中「ですよね。SIGMAの久々の新型カメラ、しかもこれまでの常識を覆すような斬新なデザインですから。僕も実機を早く見たかったんです!」

若澤「レンズが付いていると、しっかり“カメラ”って感じなんですが、ボディだけ見ると“一体これ何だろう?”って思うくらいシンプルですね」

田中「ですよね。無駄を削ぎ落とした美しさと、圧倒的な存在感が同居している感じがします」

若澤「たしかに! このアルミ削り出しのボディ、継ぎ目がないから“塊”感がすごい」

田中「しかも、このボディを削り出すのに7時間以上かかるらしいですよ」

若澤「7時間!? めっちゃ手間がかかってる…。これは特別感が増します!」

若澤「背面のボタン類もかなりシンプルですね」

田中「そうですね。必要最低限に絞られている分、操作には少し慣れが必要かもしれません。でも、そのミニマルなデザインが“趣味のためのカメラ”という感じで、所有欲をくすぐりますね」

田中「黒とシルバーの2色展開ですね。個人的には、カメラはやっぱり黒がしっくりきます」

若澤「僕はシルバー派! 全体がシルバーのカメラって珍しいですよね。シンプルなデザインも相まって、一瞬カメラに見えないくらいスタイリッシュです」

田中「そう言われると、シルバーもいいなあ…。それに、『BF』と合わせて『Iシリーズ』のレンズもシルバーが発表されましたね。統一感があって、めちゃくちゃカッコいい!」

若澤「たしかに!カメラとレンズのカラーをそろえると、より洗練された印象になりますね。このカメラ、ぜひ“趣味カメラの世界”でじっくり掘り下げていきたいです!」

■最新カメラを体験し、写真の楽しさを再発見!「CP+」で感じた進化と魅力

最新カメラに触れられるだけでなく、各ブースの体験コーナーも充実しており、撮影の楽しさを存分に味わえるCP+。実際にカメラを試しながら、その性能や魅力を体感できる、カメラ好きにはたまらないイベントでした。

次回は、SONYやLUMIXなど人気ブランドのブースをレポート! 各社の最新機種や注目ポイントを深掘りしてお届けするので、ぜひお楽しみに!

>> カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」

>> 趣味カメラの世界

<取材・文/田中利幸

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