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次期Mac ProにM4 Ultraを搭載か〜M3 UltraはMaxを2つ接続

新型Mac Studioに搭載されたM3 Ultraは、Appleの専用設計のUltraFusionパッケージングテクノロジーによってM3 Maxを2つ接続していることが、Appleの発表から明らかになりました。

2025年後半に発表されると噂の次期Mac Proには、専用チップとしてM4 Ultraが搭載されるかもしれません。

M3 Ultraは2つのM3 Maxダイで構成

AppleはM3 Ultraに関するプレスリリースにおいて、M3 Ultraの構成や性能に関して下記のように説明しています。

上記説明で特に注目されるのは、「2つのM3 Maxダイを接続する埋め込みシリコンインターポーザを使用」との記述です。

TechInsightsは、M1 UltraとM2 Ultraが搭載していた埋め込みシリコンインターポーザ(インターコネクトパッド)がM3 Maxには搭載されていないと指摘、M3 Ultraが登場しないのはそれが理由と考えられていました。

M4 Ultraが2つのM4 Maxで構成の可能性高まる

Appleの発表からM3 Maxに埋め込みシリコンインターポーザが搭載されているのが明らかになったことで、M4シリーズにおいても2つのM4 Maxダイを接続したM4 Ultraの登場が期待できます。

M4 Ultraが発表される場合、その構成と性能は下記のようになると予想されていました。

M4 UltraM2 UltraM1 Ultra
CPUコア数最大32コア
高性能コア:24
高効率コア:8
最大24コア
高性能コア:16
高効率コア:8
最大20コア
高性能コア:16
高効率コア:4
GPUコア数64コア
最大80コア
60コア
最大76コア
48コア
最大64コア
Neural Engine32コア32コア32コア
メモリ容量512GB196GB128GB
メモリ帯域幅1,092GB/s800GB/s800GB/s

M4 Maxのメモリ帯域幅は最大546GB/sとなっていますので、M4 Ultraでは2倍となる1,092GB/sが実現される可能性があります。

M4 Ultraで予想される最大メモリ容量は、M4 Maxの最大メモリ容量を2倍にすると256GBですが、M3 Ultraで512GBが選択可能になっていますので、M4 Ulraも512GBが選択可能になるのは確実でしょう。

次期Mac ProにはハイエンドM4チップが搭載と噂

次期Mac Proには「最上位のM4シリーズチップ」が搭載されると噂されていますが、新型Mac StudioにはM4 UltraではなくM3 Ultraが搭載されたことで、次期Mac ProにM4 Ultraを搭載することでMac Studioとの差別化が可能になりました。

M3 Ultraの性能をM2 Ultra/M1 Ultraと比較

AppleはM3 Ultraの性能について、M2 Ultraの最大1.5倍、M1 Ultraの最大1.8倍のパフォーマンスを実現していると発表しています。

また、グラフィック性能では、M2 Ultraよりも最大2倍、M1 Ultraよりも最大2.6倍高速なパフォーマンスを実現するとも述べています。

Source:Apple

Photo:Tech God(@tgod34748)/X

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