「オメガ スピードマスター」といえば数々の華やかなエピソードで知られる名作中の名作ですが、とりわけ広く知られているのが1965年にNASA(アメリカ航空宇宙局)の厳しいテストをクリアし、公式に有人宇宙ミッションおよび船外活動に参加したタイムピースだということ。高い精度と信頼性は、今なお“ムーンウォッチ”の愛称とともに親しまれています。
今年2025年はその歴史的なミッションから60年を数える記念の年。栄誉ある名作のオマージュとして人気を集めるスウォッチ ムーンスウォッチコレクションより、特別なディテールをまとった新作「MOONSWATCH 1965(ムーンスウォッチ 1965)」(4万700円)が登場。アニバーサリーイヤーにふさわしい特別な仕様が話題を集めています。
まずざっくりムーンスウォッチについておさらいを。これはスウォッチがオメガとのコラボレーションとして2022年より展開する人気シリーズ。アシンメトリーなケースやボンベ型ダイヤル、ベゼルに潜んだ“ドットオーバー90”など、ヘリテージモデルのアイコニックなデザインをスウォッチらしいカラフルなカラースキームとバイオセラミックで再現したクオーツクロノグラフです。
新作「MOONSWATCH 1965」は、このムーンウォッチの歴史的偉業に特別な敬意を込めたスペシャルモデル。
ベースとなるデザインコードはコレクションの伝統を踏襲しますが、純白ダイヤルにブラックベゼルという配色は2024年3月発表のオメガ「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」(Ref.310.30.42.50.04.001)に倣うもの。抑制の効いたカラーとライトグレーのストラップが織りなすコントラストが洗練された印象を与え、日常のコーディネートに取り入れやすいスタイリッシュな仕上がりです。
また、注目しておきたいのがインダイヤルに忍ばせた数字の秘密です。従来のムーンスウォッチでは10時位置カウンターで60分積算、2時位置カウンターで1/10秒を示していましたが、この「MOONSWATCH 1965」ではふたつのカウンターは65分で1周する特別な仕様となっています。
10時位置カウンターでは頂点部分に19、2時位置では頂点部分に65の数字が示されており、両カウンターの頂点を使って記念すべき年を意味する“1965”の数字が浮かび上がるという仕組み! さらに6時位置のスモールセコンドの頂点には60周年を祝うべく、レギュラーモデルと同じく60の文字を配置。これらの数字にはオーナーだけが愉しめる特別な仕掛けとして、特別なUVインクのプリントが忍ばされています。
時計ファンならずとも思わず語りたくなるようなエピソードがふんだんに詰め込まれた魅力あふれるタイムピースは、1965年のその日にNASAが元祖ムーンウォッチの宇宙での使用を認定した2025年3月1日より発売中。いや、これで4万円強って欲しすぎじゃない…!?
>> Swatch
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/663181/
- Source:&GP
- Author:&GP
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