ドッグラバーズにとって、大切な相棒ともいえる愛犬と過ごす時間は何より優先したいもの。でも実際は、仕事や家事などに追われて、なかなか時間を捻出できない人も多いのではないでしょうか?
今回ご登場いただくのは、愛犬であるゴールデン・レトリーバーの一平との散歩やコミュニケーションが、日常の癒しになっているという「アイロボットジャパン」の副社長・山田 毅さん。多忙な毎日を送る山田さんにとって、一平と過ごす時間は“かけがえのない”ものだと言います。そんな山田さんに、愛犬への想いや、普段愛犬との時間をどう作っているのかなどを伺いました。
山田 毅(やまだ たけし)|1977年東京生まれ。2015年米アイロボット・コーポレーション入社。2017年日本法人の設立にともないマーケティング本部長に就任。2020年より執行役員としてアジア太平洋地域のマーケティングの指揮を執る。同年、新規事業開発室長を兼任。24年より副社長に就任、営業を統括する。趣味はランニングや愛犬とのコミュニケーション
――山田さんは、どういう経緯で一平を迎え入れることになったのでしょう?
山田 実は犬を飼うのは2頭目で、以前はダックスを飼っていました。妻と結婚してすぐに飼い始めたんです。当時は地方に赴任していて、まだ子どももいなかったので。そのコの名前も「一平」で、18歳まで長生きしてくれたのですが2年前に亡くなりました。長年連れ添ってきた愛犬がいなくなってしまったことで思い切りペットロスになってしまったこともあって、新たに迎え入れる決意をしました。次に飼うなら今度は大型犬にしよう、ということでゴールデン・レトリーバーにしたのです。
――現在の一平は“2代目”ということですか?
山田 違う名前を付けてしまうと、初代を忘れてしまいそうな気がして。2代目も一平と名付けることで、初代ともいつまでも一緒にいられると感じて同じ名前にしました。
――山田さんにとって初代一平は今も大切な存在だということがわかります。2代目の一平は大型犬ですが、散歩など日々の世話が大変では?
山田 そうですね。ストレス発散などのため散歩は不可欠です。私の場合、毎朝と毎晩にそれぞれ1時間ほど散歩しています。公園に行って一緒に走ったりもするので痩せたかどうかはさておき、かなり運動量が増えました(笑)。初代の時はあまり散歩に行くこともなかったので、以前は1日の歩数が5000歩~8000歩だったのが、今では平均1万5000歩くらいとほぼ倍になりました。私自身も健康になったのではと実感しています。
山田 また、冬場は別ですが一平はかなり暑がりなので、週末は川や海へ一緒に行って日がな一日水に浸っているというのがお決まりのスタイルになっています。私自身も家の中にいるよりは外にいたいタイプなので、妻と一平と一緒に水の中をジャブジャブ歩いて川を下ったりすることが増えました。一平の世話が大変というよりも、むしろ一平のおかげで生活を楽しめていると感じています。
――山田さんと一平の週末が目に浮かぶようです。話は変わりますが、普段、ご自宅での山田さんと一平の生活について教えてください。
▲自宅の書斎で仕事をする山田さん。傍らにはいつも一平が寄り添うように見守っている
山田 普段、一平は書斎やリビングにいることが多いですね。就寝時になると寝室で一緒になって寝ています。とくに冬場などは一平の体が温かくて最高なんですよ。
でも、一平は家中を自由に移動しているのですが、それだけに抜け毛の時期になると毛の掃除が大変で…。そこで、ロボット掃除機のルンバが活躍してくれています。自宅では1階に2台、2階に1台ルンバが置いてあるのですが、それぞれ1日に2回以上、トータルで6回は掃除してくれています。とくに抜け毛の時期にダストステーションに溜まったゴミを捨てようとすると、もう一平の毛だらけでびっくり! 妻も暇さえあればルンバの稼働ボタンを容赦なく押している状況なので、いつも心の中でルンバに「(酷使して)ゴメンね。いつもありがとう」と囁いています(笑)。
▲1階のリビングに設置しているルンバと一平。その他に1階の玄関前と2階の寝室にもルンバを設置。愛犬家にとってルンバの存在は本当に心強い
――一平との生活にまさにルンバは欠かせない存在ですね?
山田 そうですね。毎回、人間の手で掃除するとなると大変な労力と時間が取られます。ルンバが代わりに掃除してくれることで、その貴重な時間が生まれるワケです。できた時間を一平との散歩やコミュニケーション、はたまた仕事などにも使っています。
――まさに“時産”してくれる家電ですね。そんな愛犬家ならではの暮らしの中で仕事に活かせそうなアイデアなどは浮かんだりしますか?
山田 一平は散歩から帰ってもまだまだ体力があり余っているようで、「遊ぼう」とか「もっと散歩したい」などおねだりしてくるんですよ。でもそこまでの時間はなかなか取れないので彼には我慢してもらっているのですが、もしルンバが私の代わりに一平と遊んでくれたらなと考えることはあります。例えば「犬追っかけモード」とか搭載されれば、愛犬家は嬉しいのではないでしょうか?
▲飼い猫であるスコティッシュフォールドのナツ。2024年夏に保護猫として迎え入れ、今では一平とも仲良しだそう。ルンバにも興味津々!
――まさに愛犬家ならではの発想で面白いと思います! ぜひ実現してください
山田 ただ、猫と違い犬の場合、ルンバに慣れてしまうと単純な動きでは興味を示さなくなってしまうようなので、そこをどう改善するかがポイントになりそうです(笑)。
▲一平はいまや山田さんにとって「欠かせない」存在。大切な相棒だ
――今後、一平と一緒にやってみたいことなどありますか?
山田 まずは週末に低山トレッキングに挑戦してみたいですね。また日常であれば一平とランニングを楽しむとか。どちらかというと犬は長距離を走るのが苦手なようで、現在、ちょっとずつ走る距離を伸ばしていくなどトレーニング中です。
振り返ってみると、自分が20代、30代の頃は仕事に一生懸命なこともあって、朝起きて会社に行って夜中に帰ってくるという生活の連続で、正直、自分の子どもの子育てをあまりやってこなかったんです。令和に入った現在は、テレワークも増えるなど精神的、時間的に余裕もある程度生まれたこともあり、この一平を、初めて妻と一緒に“子育てしている”という感覚があるんですよ。だから、一緒に楽しみたいし一緒に成長したいんです。
もちろん仕事上でのストレスなども多いのですが、そんな時は一平と散歩に行ったり、毛を撫で撫でたりしているだけで心が休まるというか、不思議と平静を取り戻せるんです。やはり一平は私や家族にとって「欠かせない存在」なんだなと日々実感しています。
――ありがとうございます。山田さんの言葉の端々から、山田さんの一平への深〜い愛情が感じられました。一平や家族と共に人生を歩む姿。とってもステキです。
>> アイロボット
<構成/小出健太郎 撮影/岡崎健志>
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- Original:https://www.goodspress.jp/columns/662862/
- Source:&GP
- Author:&GP
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