ハマればそこはディープな世界。今年初めたい“趣味沼”入門【コーヒー編】

【ハマればそこはディープな世界。今年初めたい“趣味沼”入門 コーヒー編】

年も明け、何かに挑戦する絶好のタイミング到来! そこでオススメなのが新たな趣味の開拓である。必要な道具を揃えて、知識を吸収し、実践することで新たな楽しみとともに広がる世界。ハマれば抜けられなくなること必至。どこまでも広く深い“趣味沼”がアナタを待っている…。

*  *  *

同じ量の豆を同じ温度で同じ時間焙煎して、同じ量のお湯を注いで抽出すれば論理上は毎回同じ味になる…はずが、そう簡単ではない。だからこそコーヒーに魅了される人は多く、&GP・澤村編集長もそのひとり。

「趣味として本格的に勉強するようになったキッカケは18年前。コーノ式珈琲塾という私塾に入門し、そこで抽出方法や焙煎の仕方を学びました」

そう聞いて、さぞやこだわっているはずと見せてもらった道具の種類の多さにも驚かされたが、これでもほんの一部。初心者にはハードルが高そうだ。

「いいえ、ドリッパーさえあれば抽出はできますよ。ただし“より美味しく”淹れるならばミルはマスト。コーヒーは挽きたての方が香りも立ちますので、より風味を楽しめます。そこからポット、スケール、温度計と揃えていけばOK!」

その先を目指すかどうかは、焙煎にまで足を踏み入れるかどうかが大きいという。

「さまざまな産地の生豆を自分好みの焙煎に仕上げられますしね。とはいえ、どう楽しむかは人それぞれ。答えがないのがコーヒーの良さなので」

浅くも深くも楽しめるコーヒーという名の漆黒の液体は、まさに底の見えない沼のようだ。

『&GP』編集長 澤村尚徳
月刊『GoodsPress』の編集長を経て、『&GP』の編集長に。 趣味は旅行、キャンプ、コーヒー焙煎ほか多岐に渡る。捨てられない性格で、部屋にはモノが溢れている

<嗜む>

■コーヒー

世界中の人々が日々当たり前に飲んでいる「コーヒー」も、豆選び、道具選び、淹れ方にまでこだわるようになれば、もう立派な趣味。さらに焙煎にまで足を踏み入れると…。

【愛用の道具を拝見!】

<これだけ揃えればOK>

■シーンや目的別で中身を考えるのもまた楽しいもの

上がアウトドア用で、下が普段用。基本的に道具の構成は一緒だが、携行性を考慮してサイズや形状で使い分けている。屋外で飲む際も欠かせないのがコーヒースケール。正確な計量が味わいにも大きく影響するためマスト。

<保存 コーヒー容器>

■焙煎された豆はデリケート。真空保存&冷暗保管がお約束

キャニスター(保存容器)はプレパラの「イヴァーク」。コーヒー豆は空気に触れると酸化して味が悪くなるため、真空状態で保存できるというのがポイント。また、空気だけでなく日光も大敵なので、保管は冷暗所が基本。

<焙煎 焙煎機>

■手で回しながら豆をじっくり焙煎。あぁ、至福の時間

焙煎機は17年間愛用しているユニオンの「サンプルロースター」。最大焙煎容量400グラムで、整備しやすくプロからの信頼も厚い。ちなみに、焙煎した豆を冷やす際にはパナソニックのナノケアドライヤーが活躍している。

<挽豆 ミル>

■電動式と手回し式、どちらにも違った良さがあるワケで

焙煎具合によってミルも使い分けている。顕微鏡のようなルックスが目を惹く、ヴァリアの「VS3 第2世代」は浅煎り用。深煎りする際は後ろに並んだオーシャンリッチの電動ミルを使う。前列の手回し式はその佇まいも美しい。

<認定 焙煎技術者養成講座上級 修了書>

■半年の学びで得た深いコーヒー知識。これはその証明

澤村さんがコーヒーを学んだのが、全国から多くの人が訪れるコーノ式珈琲塾。座学でコーヒーの基本を実践で抽出方法、焙煎の仕方などを学び、半年ほど通って焙煎技術の初級→上級を修了。ここで学び喫茶店やコーヒー店を開業する人も多い。

<注湯 ポット>

ポットも複数所有。コーノ式の点滴抽出法という淹れ方では、ポットも体に密着させていないとコントロールしづらいため、ハンドル部分がクローズドのタイプを使うことが多い。普段愛用するのは、塾長自らペンチで注ぎ口を曲げてくれたというユキワの「M-5」だ。

<抽出 ドリッパー>

サッと淹れる際に活躍するのがクレバーコーヒー(左)。そして右2つは円錐型ドリッパーの元祖であるコーノの「名門」。一見、同じに見えるが素材とリブの長さが異なり、さらに写真中はスペシャルカラー。毎年新色が登場するため、つい食指が伸びてしまうとか。

<珈琲 サーバー>

普段使っているのはファルコン(左)とコーノ(右の3種)。道具によって味が変わるということは特にないため、見た目の好みで選んでいる。コーノは1番右がベーシックで、真ん中の2つがシーズナルの限定カラー。限定という惹句に弱いのはモノ好きの性なのだ。

>> 特集【ハマればそこはディープな世界。今年初めたい“趣味沼”入門】

※2025年2月6日発売「GoodsPress」3月号110-111ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/NOHOHON PRODUCTION 写真/河田浩明>

 

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