Apple、パーソナライズされたSiriは虚偽広告だったと訴えられる

Appleが2024年に公開した一連のApple Intelligence関連の広告動画の中に、導入が著しく遅れている機能が含まれていたことが明らかになりました。この遅延は、機能が利用できると信じてデバイスを購入したユーザーを欺く行為であり、虚偽広告に該当するとして、Appleは訴えられています。

パーソナライズされたSiriは嘘だった?

Appleを提訴したのはClarkson Law Firmで、訴状は現地時間19日にサンノゼの連邦地方裁判所に提出されました。

問題視されているのは、AppleがYouTubeから削除した「パーソナライズされたSiri」に関する広告動画に登場した機能です。動画では、女性がSiriに対して自身の過去の予定を遡り、特定の日付と場所で誰に会ったのかを尋ね、それに対してSiriが正確に回答する様子が描かれていました。しかし、この機能は2025年3月時点では、まだ実装されていません

何が特に問題とされているのか?

訴訟で特に問題視されているのは、この広告を見た多くのユーザーが、最新デバイスの購入を決断したと推測される点です。

広告を見る限りでは、あたかもデバイスを購入すればすぐにその機能が利用できるかのような印象を受けます。しかし、実際には導入時期が不透明であり、「肩透かしを食らった」と感じたユーザーの不満はもっともだと言えるでしょう。

機能は着実に実装に向かっているという見方も

Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者によれば、Appleはすでに問題となっているSiri機能の一部を実装しており、実際に利用可能になるのは時間の問題だと指摘しています。

ただし、たとえ機能が今後利用可能になったとしても、このようなタイムラインのズレはAppleの信頼性に影響を及ぼしかねないと、一部のジャーナリストは警鐘を鳴らしています。

Source: Axios


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