iPhone Maniaでは、読者を対象とした「中古iPhoneの購入、売却に関するアンケート」を実施しました。中古iPhoneの購入や売却の経験、今後の意向、利用したい購入/売却先、購入/売却する際に重視すること、自宅に眠る使っていないiPhoneの台数などについて質問しています。
中古iPhoneの購入経験率は46.3%、売却経験率は60.2%
iPhone Maniaが実施した「中古iPhoneの購入、売却に関するアンケート」の調査実施期間は2025年3月13日〜17日で、回答数は827件でした。ご回答いただいた読者の皆様に御礼を申し上げます。ご協力ありがとうございました!
中古iPhoneを購入した経験を尋ねたところ、購入経験者の割合は46.3%と半数弱でした。

中古のiPhoneを売却(下取りを除く)した経験を尋ねたところ、売却経験者の割合は60.2%と約6割でした。

中古iPhoneの売買経験としては、購入経験者よりも売却経験者のほうがやや多いことがわかります。
中古iPhone、48.1%が「購入したい」
今後、中古のiPhoneを購入したいかを尋ねたところ、「はい」が48.1%、「いいえ」が51.9%で、購入意向者が約半数となりました。購入経験率の46.3%とほぼ同等でした。

中古iPhoneの購入意向を、中古iPhoneの購入経験別に集計してみると、購入経験者の75.5%は今後も中古iPhoneを購入したいと考えており、購入未経験者でも24.5%は今後、中古iPhoneを購入したいと考えていることがわかりました。

中古iPhone、73.4%が「売却したい」
今後、中古iPhoneを売却(下取り以外)してみたいかを尋ねたところ、「はい」が73.4%と、7割強が売却意向を持っていることが分かりました。売却経験率の60.2%よりも高くなっています。

中古iPhoneの売却意向を、売却経験別にみると、売却経験者の94.2%とほぼ全員が今後も売却したいと考えており、売却未経験者でも41.9%と約4割が今後は売却したいと考えています。

自宅に眠るiPhoneの平均台数は1.22台!
自宅に、使わずに眠っているiPhoneが1台以上ある割合は、55.3%と半数以上でした。「5台以上」を5台として平均値を計算すると、1人あたりおよそ1.22台のiPhoneを眠らせていることになります。

中古iPhone購入時の重視点、1位は「品質」
中古iPhoneを購入する際に重視するポイント(1位〜4位)のうち、1位に最も多く挙げられたのは「品質」の52.2%でした。以下、「価格」36.0%、「安心」7.9%、「保証」3.9%と続いています。

1位に4点、2位に3点、3位に2点、4位に1点と回答に重み付けをしてスコア化(4点満点)した結果、最も重要視されているのは「品質」の3.42でした。次が「価格」の2.89で、次に「安心」1.86と「保証」1.84が僅差で続いています。
中古iPhoneを購入する際は、品質と価格が特に重視されていることが分かります。

中古iPhone売却時の重視点、1位は「価格」
中古iPhoneを売却する際に重視するポイント(1位〜4位)のうち、1位に最も多く挙げられたのは「価格」の77.1%でした。以下「手間が少ない」14.3%、「安心」8.1%が続きます。

1位〜4位の回答をスコア化(4点満点)すると、「価格」が3.68で最も重視されています。以下「手間が少ない」2.82、「安心」2.38と続いています。
中古iPhoneの売却では、高値で売れることが最重視されています。

中古iPhone購入先、「実店舗」が最多、ネット購入も人気
中古iPhoneの購入時に利用したい購入先として、全体(下図左グラフ)では「実店舗」40.1%、「ネット通販」24.2%、「公式中古」22.1%、「フリマサイト(個人出品)」12.2%、「フリマサイト(店舗出品)」1.3%の順でした。
これを、中古iPhoneを購入したいと考えている回答者に絞ってみると、「実店舗」が4割ほどでトップなのは全体と同じですが、「ネット通販」と「フリマサイト(個人出品)」の割合が上昇する一方、「公式中古」の割合が低下しています。
中古iPhoneの購入先としては、実店舗への支持が高く、購入意向者ではネット通販やフリマサイトの利用意向が高い傾向がみられます。

中古iPhoneの売却先も「実店舗」が人気、経験者はフリマ出品も
中古iPhoneの売却時に利用したい売却先は、全体では「実店舗」43.7%、「フリマサイト(個人出品)」17.8%、「下取り」16.3%、「ネット通販」12.6%などと並んでいます。
これを、中古iPhoneの売却意向者に絞ってみると、「実店舗」「フリマサイト(個人出品)」の割合がやや上昇し、「下取り」の割合が低下しています。
中古iPhoneの売却先としては実店舗の人気が高く、売却を検討している層では実店舗やフリマサイトの利用意向が高まる様子が伺えます。

まとめ:iPhone高額化、国の制度強化もあり中古iPhone市場はさらに活性化か
中古iPhoneを購入したいと考える方が全体の半数弱、これまで中古iPhoneを購入したことがない方でも、2割以上が今後は中古iPhoneを購入したいと考えている結果が印象的です。現在はスマートフォン販売台数の7.8%(2022年度)にとどまる中古市場の拡大につながる動きが感じられます。
円安の影響を受けて、2022年7月に国内でのiPhone価格が引き上げられて以降、高値が続いているのに加え、iPhone SEの後継にあたるiPhone16eの価格が約10万円と高額になったことや、各種物価の上昇も、中古iPhoneを検討する方の増加につながっているとみられます。
MM総研によると、2023年度の国内中古スマートフォンの販売台数は前年度比16.6%増となる272.8万台と過去最高を記録し、今後も伸び続けると予測されています。
総務省も、中古スマートフォン購入時のトラブルになるネットワーク利用制限(いわゆる「赤ロム」)を禁止する方針を打ち出すなど、中古市場の活性化を後押ししており、さらに安心して中古iPhoneの売買ができる環境が整備されるとともに、中古iPhoneがより身近なものになりそうです。
- Original:https://iphone-mania.jp/used-593615/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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