<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
暖かかったり寒かったり、みなさん体調崩されていませんか? 季節の変わり目でずっと咳が出ている&GP編集部のテッシーです。今回はいつもとは趣向を変えたアイテムをご紹介したいと思います。
遡ること今年の正月、新聞を読もうとすると“ある”新聞広告が。
▲“ゴージャスな時計”…!?
そうです、新聞広告でたまに見かける“アレ”。成金感が溢れる、HIP-HOP風に言えばbling-bling(ブリンブリン)な腕時計です。今までだったら正直誰がこんな派手な腕時計買うんだよ、と思っていたのですが、逆に自分が買わなきゃ誰が買うんだ? と不思議な引力を感じてしまいました。
▲丁寧に切手不要のハガキまで付いていやがる
さて、早速注文をしてみようと詳細を見てみると、なるほど切手不要のハガキが付いています。あるいは電話やFAX、インターネットでも注文できるようですが、せっかくなのでハガキで頼んでみたいと思います。ていうか、安! 商品(正式アイテム名「ラグジュアリークラシックウォッチ」)の販売価格、税込みで4378円(送料・手数料別)なんですけど! ダンディ クラブ(ショップ名?)、ヤバ! コイツぁますます頼まざるを得ない! 覇王翔吼拳を使わざるを得ない。
▲ハサミで点線に沿って切ったら…
▲ある程度厚みのある紙に貼り付けて…
▲完成! これで勝つる!
せっせとハガキ部分を切り取り、厚手の紙に貼り付けて注文ハガキを作成。久しぶりに工作のようなことをして、何だか童心に返ったみたいな気持ちに。
▲いざ、投函!
ヨッシャ、そしたらいよいよポストに投函や! ということで近所のポストから出しました。ちなみにゴールドとシルバーの2色展開だったので、ゴールドにしました。やっぱ、金のほうがラグジュアリー感出るだろうし! 果たして本当に届くのか、そして例の時計は無事に我が家へ送られてくるのか。ドキドキしながら待つこと1週間ほど…。
■届いた腕時計は写真通りと言えば写真通りだけど…
▲商品とともに同封されていた通販雑誌(?)「シークレットダンディ 3月号」のほうが気になる…
さて、ある日自宅へ買えると郵便受けに一通の封筒が。お、キタキタ(おやじ)! と思うと同時に、時計なのに箱じゃなくて封筒で来たよ…と若干慄きはしましたが、とりあえず開けてみることに。すると緩衝材に包まれたほぼ裸の腕時計とペライチの使用方法、振込用紙、そして通販雑誌「シークレットダンディ 3月号」が入っていました。「シークレットダンディ」に関してはいつかの機会にお話することにしましょう(なかなか味わいのあるアイテム群がそこにはありました)。ていうか、保証書や取扱説明書の類は一切ナシ。こんなもんペライチ使用方法さえあればわかるっしょ! という潔さ! カッコいいぜ、ダンディ クラブ!
▲何かよくわからんけど、使っていたら善人には見えなさそう
さて、本題というか目的だったダンディ クラブの「ラグジュアリークラシックウォッチ」ですが、まぁ…広告の写真通りと言えば写真通りなのか…? もっと信じられないくらい、この世の光源をすべて集めたかのようにギラギラしているのかと思っていたのですが果たしてそんなことはなかった。良く言えば悪目立ちはしなさそうです。悪く言えば見た目よりも地味な印象。細かい部分も見ていくとしましょう。
▲よく見るとインデックスにも石が
文字盤上部には「MODIYA QUARTZ WATCH DAY-DATE」の文字が。クォーツでデイデイト表示付きということがわかります。MODIYAって何だ? と思って調べてみるとどうやら国内のとても安く時計を作っているメーカーのようですが、はっきりとした情報は特に見つかりませんでした(こちらは個人的に今後も追いかけたいと思います)。よく見るとインデックスにも石が入っています。意外と細かい部分までこだわっているのかしら。
▲意外にもムーブメントはちゃんとしてるっぽい
また、文字盤下部には「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」の文字が。こちらは搭載されているムーブメントがスイス公認クロノメーター検査協会のテストをパスしていることを表すのですが、申し訳ないですけど嘘だろ? と驚いてしまいました。やるやん、ダンディ クラブ。
▲デイトのところは拡大鏡的なSomethingが
▲とにかく日付をデカく見せたいという執念を感じる
新聞広告から購入する層のことを考えてか、デイト表示はめちゃくちゃ大きく数字が見えます。ユーザー目線に立った作りは見習うべき姿勢ではないでしょうか。肝に銘じます。
▲裏蓋のみシルバーというか、ゴールドに塗られていない
そして裏蓋にはステンレススチールを使用していることとクォーツであることが記されています。これまた嘘だろ? プラスチックじゃねぇの? と思ってしまいました。お許しください。だって、アルミくらい軽いんだもん…。SSってこんなに軽いもん? ポジティブに受け取れば、長時間着用していても疲れにくいと言えるかもしれません。
▲ブレス部もびっしりよ
ダイヤを模した何でできているかわからない石がブレス部分にもびっしりと敷き詰められています。ラグジュアリーに見せるべく、そこに一切の妥協は感じられません。やっぱりカッコいいぜ、ダンディ クラブ(2回目)!
▲アレ? 意外と悪くない希ガス
せっかくなので、というか購入したから当然なのですが、着用してみました。先述した通り、思っていたよりもギラギラ・ピカピカしていないので馴染んでいるように見えます(写真では)。ただ、個人的にはめっちゃ売れている海外HIP-HOPアーティストの腕時計みたいにbling-blingな感じを求めていたので少し物足りない気がしました。ワンチャン、マジで遊びに行くときとかに使えないかな? と思っていただけにちょっと残念…。
▲普段使いはなかなか難易度が高いかもしれん…
今回、子供の頃からこういうの誰が買うんだろうな(悪い意味ではなく、シンプルに素朴な疑問として)と思っていた新聞広告掲載の通販商品を購入してみたのですが、やはりなかなか難しいというか、心の底から買って良かったとはまぁ大方の予想通り思いませんでした…。
が! 今まで気になっていたことがひとつクリアになった、これは購入した金額以上の価値があるというかプライスレスな体験ができたので、結果今回の「買ってみた」連載も個人的には成功だと思っています。
もし、新聞広告でこんな商品見つけたよ! 実際に買ってレビューしてみて! みたいなアイテムがあっても特に我々には教えなくて大丈夫です。
>> 二光通販
<取材・文/手柴太一(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/666286/
- Source:&GP
- Author:&GP
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