iPhoneの米国での販売価格、トランプ関税で43%上昇の可能性

米トランプ大統領は4月2日、米国の貿易赤字を是正し、国内産業を活性化することを目的に、新たな関税措置を発表しました。これにより、米国内でのiPhone販売価格が大幅に上昇する可能性が指摘されています。ある試算によれば、最大で43%の価格上昇につながるとの見方もあります。

iPhone16 Pro Maxの価格が2,300ドルに?

昨年秋に発売された最新モデル「iPhone16シリーズ」の中でも最上位モデルであるiPhone16 Pro Max(1TB)は、現在米国内では1,599ドル(約23万3,000円)で販売されています。しかし、トランプ関税の影響により、2,300ドル(約33万5,200円)まで価格が上昇する可能性があると報じられています。

関税による価格上昇、Appleの対応は?

トランプ大統領の1期目では、Appleは一部製品に対する関税免除を確保していましたが、今回の措置については、まだ免除が認められていません。

Appleは、関税によるコスト増を吸収するのか、もしくは顧客に価格として転嫁するのか、難しい判断を迫られることになります。

“米国だけiPhoneが安い”時代の終焉?

“廉価モデル”として話題となったiPhone16eは今年2月に発売されましたが、日本国内での販売価格は「廉価」とは言いがたい水準で、多くのユーザーががっかりしたことでしょう。

iPhone16eは米国では599ドルと、確かに安く見えますが、トランプ関税が導入されれば、「米国でだけiPhoneが安く買える時代」は終わりを迎えるのかもしれません。

Source: Reuters

Photo: Apple


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