iPad Pro向け13インチタンデムOLEDをSamsung Displayが供給

現在は11インチタンデムOLEDの供給だけに留まっているSamsung Displayが、年内に iPad Pro向け13インチタンデムOLEDの供給を開始すると韓国メディアETNewsが伝えています。

Samsung Displayは、iPad mini向けOLEDディスプレイも供給する見通しです。

2025年5月に量産開始し出荷見込み

iPad Pro(M4)向けタンデムOLEDは、LG Displayが11インチと13インチを供給しているのに対し、Samsung Displayは11インチモデルのみに留まっていました。

Samsung Displayは今回新たにiPad Pro向け13インチタンデムOLEDの品質に関するAppleの認証を取得したことで、早ければ来月から量産を開始する見通しです。

Samsung Displayが新たに供給する13インチタンデムOLEDの有機EL素材は、11インチタンデムOLEDに用いたT2の改良版になるとETNewsは説明しています。

LG Displayの出荷枚数減少確実

iPad Pro(M4)の販売台数は当初予測よりもかなり少なく、タンデムOLEDの増産が必要な状況ではありません。

Samsung Displayが新たに13インチタンデムOLEDの供給を開始することは、LG Displayの供給数が減少することに繋がります。

MacBook Pro向けタンデムOLED量産開始に向けた動きか

現時点では業績への好影響が少ないと考えられる13インチタンデムOLEDをSamsung Displayが供給することの背景として、同種のOLEDディスプレイを搭載する見通しのMacBook Pro向けOLED製造ラインの稼働に向け、なるべくサイズの大きなOLEDディスプレイの製造に関する経験値を高めておこうとの思惑があるとも推察されます。

2026年にMacBook ProとiPad miniがOLEDに移行

Appleは2026年に、MacBook Proに加えiPad miniのディスプレイもOLEDディスプレイに変更すると噂されています。

ただし、MacBook Proに搭載するのはタンデムOLEDなのに対し、iPad miniに搭載されるのは発光層が1層のフレキシブルOLEDになるとみられています。

iPad mini向けOLEDディスプレイは、Samsung Displayが全数を供給する模様です。

Source:ETNews

Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X


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