1.2kgの山盛り! 長崎ちゃんぽん(道生)のチャーハンはシンプルだけどしみじみ美味い!

<“デカ盛り”発見伝!>

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!

*  *  *

今回向かったのは、長崎ちゃんぽんや皿うどんのお店なんだけれど「チャーハン」が人気の「長崎ちゃんぽん(道生)」。半チャーハンと普通盛り、大盛りの3種があって好きなボリュームを選べるのが魅力です。

「うちは『チャーハン』目当てで来てくれていいから」と笑顔で話す店主の山本道生さん。今回も「『チャーハン』だけ取材していっていいからね」と明るく接してくれます。店名、「長崎ちゃんぽん(道生)」なのに。なんかすみません。

▲店内はカウンター席とテーブル席があり、男性のお客さん率高め

お客さんの注文の仕方を見ていると、「チャーハン」の並と「モツ煮」や「肉野菜炒め定食」など麺メニューよりご飯メニューの注文率が高めなようです。最寄り駅の高津駅から徒歩10分の場所にありますが、おそらく常連さんが多いんだろうなぁ。

「うちの『モツ煮』はおすすめだね。テイクアウトで買って帰る人も結構多いよ」

小中大の「モツ煮」や「チャーシューライス」などほぼ全メニューをテイクアウトで購入できます。「モツ煮」、自分で作ることを考えるより、好みの味のお店のものを持ち帰りたい〜。「長崎ちゃんぽん(道生)」ってお店で「チャーハン」食べて「モツ煮」テイクアウト。なんか、本当にいいんですか店主!?

▲長崎から取り寄せている蒲鉾。ぜ〜んぶピンク色! ゴハンに映える!

元々は母親が長崎出身でちゃんぽんのお店をやっていたことから、自分でもお店を始めた店主。「チャーハン」の中に入っているピンクのかまぼこは長崎から取り寄せている本場モノです。

「このかまぼこもね、コロナで大変だったときに生産者を助けたいと思って、ずっと取り寄せているんだよね」

神奈川だとチャーハンには小田原のかまぼこを使うお店も多い中、長崎のメーカーにこだわって使い続けているそうです。もちろん、「長崎ちゃんぽん」や「皿うどん」にも。

そんな「長崎ちゃんぽん(道生)」の大盛り「チャーハン」を、いざ!

■シンプルなのに奥深い! 「チャーハン大盛」1216g!

▲「チャーハン大盛」(1500円)。スープ付き。ゴハンの量がすごい。しみじみ美味い〜!

炒め始めてからあっという間に出来上がった「チャーハン大盛」。まずは計測です。

直径28cmのお皿に高さ約10cm、重さは1216g(器の重さは除く)。セットのスープは209gなので1.4kg超えのセット。ところどころに卵の黄色とかまぼこのピンクが見られます。おこげの茶色もいい感じ。鉄のフライパンで煽って作る、いい香りのチャーハンです。

▲計測すると1216g。お皿が直径28cmとデカいうえに高さも約10cmある!

「チャーハンの具は焼豚、かまぼこ、ネギ、卵。味付けは塩コショウですね」
実はこのチャーハン、味付けは塩コショウのみで醤油は入っていません。ただ、具のチャーシューから滲み出る醤油味がほんのりゴハンに絡まっています。

チャーハン自体はほんのりしっとり系。シンプルな具のチャーハンだけれど、なんかじんわり美味い。ずーっと食べていたくなる美味しさで、思わず無言になって食べ進めてしまいます。

▲炒める前の普通盛りと大盛り。ボリュームが全然違う!

口の中がチャーハンの味で満たされたら、セットになっているスープを飲んで口の中をリセット。するとまたチャーハンを口の中いっぱいにして食べたくなる。

だから1.2kgあっても、なんか完食しやすいデカ盛りな気がします。美味しいから、そして程良い塩味と旨みだから。母親が作るチャーハンとは違う、もちろんプロの味なんだけれど、どこか懐かしくてじんわりおいしい。いいチャーハンだ〜。と思いつつ引き続き食します。

▲「お米は高いけれど、値段据え置きで当分はがんばります!」(店主の山本道生さん)

完食するつもりで食べ進めた大盛りのチャーハン、もし食べきれなかったら?

「うちは持ち帰って構わないから。無理せず、残りは持ち帰りにすればいいよ」

お店にはテイクアウト用のパックがありますが、できれば自分でタッパーなどを持参するのがおすすめです。

▲「ちゃんぽん」(1200円)。ピンクのかまぼこ、目立ってる!

「せっかくだから、これも食べていきなよ」と出してくれたのが「ちゃんぽん」。キャベツなどの野菜たっぷり、そしてあっさりしているけれど旨みのしっかりしたスープ。アッツアツの一杯です。

これがまた、チャーハンとはまた一味違う、ホッとする癒やしの味わい。もちろんこっちは普通盛り。大盛りはあるけれど、デカ盛りはありません。

▲レンゲで持ち上げるとほろほろっと崩れていくチャーハン。中から湯気が出てくる!

胃袋が許す限り、ずーっと食べ続けていたいチャーハンに、野菜の甘みがスープに溶け込んだまろやかな美味しさのちゃんぽん。最寄り駅から10分ぐらいかかるけれど、それでも通いたくなる店、「長崎ちゃんぽん(道生)」。お店に駐車場はないものの、厚木街道沿いなので車で来るのもいいかもしれません。

角煮やチャーシューがゴロゴロ入ったゴージャスなチャーハンやエビなどが入った海鮮チャーハンもいいけれど、シンプルでおいしい“ザ・王道チャーハン”を食べたいときには、「長崎ちゃんぽん(道生)」がおすすめです!

「長崎ちゃんぽん(道生)」
住所:神奈川県川崎市高津区溝口5-24-11
TEL:044-819-5585
営業時間:11:30~24:00
定休日:火曜(不定休あり)

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 撮影/高嶋佳代>

 

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