両足あわせて約200g!激軽&歩きやすいサンダルを探したら“ビルケン”にたどり着いた

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

最高気温が20℃を超えたらサンダルの季節です。みなさん、もうサンダル履いてますか?

気象庁に掲載されている最高気温のデータを見てみると、東京は今年、3月2日に早くも20℃を超えたようです(22.1℃)。まったく覚えていませんが。そして3月23日にはなんと25.6℃と夏日到来。4月に入ってからも、6日以降は概ね20℃超えが続いています。そう、東京は既にサンダルの季節なんです。

ということで、サンダル好きとしては1ヶ月ほど前から入浴のたびにカカトをゴシゴシ研磨して、恥ずかしくない素足を目指している真っ最中(人生初)。

なぜそんなにサンダルサンダル言うのかというと、実は近々暑いところに行こうと思ってまして。そこで履くサンダルが欲しいのです。いやもう、なんでもいいから欲しいの。

条件は3つ

・とにかく軽い(荷物を軽くしたいのとLCCに乗ることも想定して)
・小さく運べる(バッグに入れても嵩張らない)
・歩きやすい(行き先でたくさん歩きたいから)

まずもって、サンダルの重さって気にしたことないじゃないですか。履いてみて軽いな~、ぐらいな感じで。そこでいろいろ調べてみると、重さを出しているブランドが案外少ない。スポサンは重さが表記されてますが、それ以外はほとんどない。

ChatGPTやGemini、PerprexityなどのAIも使いつつ、自力で見つけたデータも加えて比較し、たどり着いたのは以外にも老舗ブランド、BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)でした。

ビルケンは以前からEVA素材のサンダルをいくつか発売しています。EVAサンダルといえばクロックス(現在はバイオベースの再生可能な新素材を使用)が有名なことからもわかるように、軽さを重視するならほぼ一択な素材です。

そんなビルケンのEVAサンダルの中でも、最も軽いのがこの「ホノルル EVA」(6050円)でした。

公式サイトには記載がありませんが、販売店のサイトで見かけた重さがサイズ35(22.5cm)の片足で約65g。これは軽い。欲しいサイズは42(27cm)なのでこれよりは重くなりますが、それでも十分軽い。

届いたサイズ42の「ホノルル EVA」を量ってみたところ…

なんと両足合わせて約200g。iPhone 16が約170gなので、それよりちょい重いぐらい。大きさで考えたら、本当に軽い。

それもそのはず、本当にEVAしか使ってないんですよ。

▲ビルケンのフットベッド素材では定番のコルクっぽい模様が付いているが、あくまで模様

▲ストラップもすべてEVAでフットベッド部分のEVAとくっついている

▲鼻緒部分も成型跡からも分かるように、EVAで作られている

▲アウトソールもEVAに直接ラグパターンを刻み込んでいる

ご覧の通り、オールEVA。余計な素材はゼロです。

もちろんビルケンらしい、立体的なフットベッドは健在。

カカト部分は深めに凹ませつつ、土踏まず部分は膨らませて足裏にしっかりフィット。指の付け根部分も起伏を付けることで、指を自然でラクな状態に。幅もあるので、幅広の足でも余裕を感じます。

このあたりは、さすが200年以上にわたって健康を意識した靴を作り続けているビルケンらしいところです。

あとは歩いたときの履き心地がどうか。近所をぷらぷらお散歩してみました。

正直に言います。ちょっと硬いかも。これは人によって感じ方が変わってくるかもですが、鼻緒もEVAで作られていることから少々肌当たりが気になります。

さらに問題なんですが、EVAゆえに履いてりゃこなれてくるわけではないということ。成型時のバリも影響しているような気がするので、目の細かい紙ヤスリで磨いてバリ取りなどして調整するといい塩梅になりそうな気がします。

ただ、とにかく軽さはスゴイ。フィット感も歩きやすさも問題なしなので、鼻緒の部分さえなんとかすれば数km程度なら余裕で歩けそうです。もちろんビーサンよりは断然長距離歩けます。

それにEVAだから濡れてもすぐ乾くし、汚れたら水洗いできる。ストラップは立体的に立ち上がってるから履く時もスッと足を入れられて、ギュッと押せば潰れるからコンパクトに持ち運べる。条件には合致するわけです。

ちなみにビルケンシュトックからは他にも、ボストンやアリゾナ、ギゼなど定番サンダルのオールEVAモデルが発売されています。軽さを重視するなら要チェックです。

▲左からビルケンシュトック「ホノルル EVA」、Hippobloo(ヒッポブルー)のビーチサンダル、Tevaのスポーツサンダル、クロックスのもこもこクロッグサンダル(冬用)

最近は、ひと口にサンダルといっても、さまざまなタイプがあって楽しいんですよね。頻繁に脱ぎ履きするならカカトがないスライドタイプがいいし、フィールドを歩くならスポーツサンダルがいい。靴下を着用して履けるサンダルもあるし(当然靴より涼しいですよ)、素足に突っかけてご近所へなんてシチュエーションでも、歩きやすかったり履き心地が良かったりするほうがいいじゃないですか。

夏が熱帯地域のようになってしまった日本。今年の夏も、個人的にはサンダルの日々が続きそうです。

>> ビルケンシュトック

<取材・文/円道秀和(&GP)

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。

 

 

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