1960年の誕生以来、一貫して時計の本質を追求し続けるグランドセイコーより、この夏かなりユニークな新作モデルが登場します。
グランドセイコー Sport Collection より「Tokyo Lion Tentagraph SLGC009」(231万円)として発表されたのは、ブランドを象徴する獅子のイメージを、ダイナミックな造形のケースとダイヤルで迫力たっぷりにデザインしたスポーツウォッチ。注目のテンタグラフムーブメントと共に、その新しい魅力を紹介します。
2023年にグランドセイコー初のメカニカルクロノグラフムーブメントとして誕生した“キャリバー 9SC5”を採用。優れた精度とエネルギー効率を誇るハイビートキャリバー“9SA5”をベースに開発されたもので、クロノグラフ作動時でも最大で約72時間というロングパワーリザーブを叶えるハイスペックなムーブメントです。
「テンタグラフ(TENTAGRAPH)」という愛称は、毎秒10振動のハイビート(TEN beat)と3日間のパワーリザーブ(Three days)を備えた自動巻クロノグラフ(Automatic ChronoGRAPH)であることに由来しています。
“9SC5”を搭載するモデルとしては、2023年発売の「SLGC001」がありましたが、2025年5月にはエボリューション9 スタイルを継承する「SLGC007」が登場予定。今回ご紹介の「Tokyo Lion Tentagraph SLGC009」はこれらに続く第3弾、ということになります。
視線を集めるのは、力強くダイナミックにデザインされたケースとダイヤルです。
面を強調したボリュームのあるケースは獅子の爪をイメージしたもので、素材にはステンレスの2倍の硬度を持つブリリアントハードチタンを採用。
右側面に備えたプッシュボタンも凹凸を施すことで、荒々しい印象と共に快適な操作性を提供します。
太く大きくデザインされたインデックスと時分針も同じく獅子の爪から着想を得たもので、ダイヤル全面を彩るゴールドブラウンのストライプは風になびくたてがみをイメージ。3時、6時、9時位置に配置したカウンターには椀状の別体パーツを採用することで、視覚的な変化を楽しめるようになっています。
もうひとつ、ユニークなのがストラップ。これまでのグランドセイコーのスポーツモデルでは、チタンやステンレスのブレスレットが主流でしたが、今回のモデルでは一般的なシリコンストラップの2倍以上の引っ張り強度を備えた新開発のラバーストラップを採用。
ケースの造形との統一感を感じさせる立体的なデザインが印象的ですが、裏に返せば肉球を思わせるデザインの突起が施されるといった遊び心も。手首に沿って緩やかなカーブを描いた裏ぶたと内向きのバックルと共に、快適な装着感をもたらします。
ムーブメント、デザイン、ストラップと、あらゆる面において革新性を追求し、グランドセイコーの新たな挑戦への息吹を感じさせる今回の新モデル。発売は8月8日予定です。
>> グランドセイコー
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/669251/
- Source:&GP
- Author:&GP
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