“夏だけ”じゃもったいない!オールシーズン使えるアウトドアブランドの洒落帽子5選

【2025年 夏ファッション小物特集 #4】

汗ばむ日が増え、帽子が手放せない季節がやってきました。とはいえ、いまや帽子は“夏だけ”のものではありません。強い日差しや紫外線対策としてはもちろん、コーディネートのアクセントや身だしなみとしても、一年を通して活躍する存在になりつつあります。

特に注目したいのが、機能とデザインを両立したアウトドアブランドの帽子。通気性やUVカット、撥水性など、暑い日を快適に過ごすための工夫が詰まっているだけでなく、街にも自然になじむ洒落たルックスで、日常使いにもぴったりです。

今回は、猛暑にも負けない快適さと、長く付き合えるスタイル性を兼ね備えた5つの帽子をご紹介します。

スタイリスト/宇田川雄一さん
ファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至るまで最新トレンドを把握

【アイテム1】暑い日ほど頼りたい。風がスーッと抜けるジェットキャップ

NANGA(ナンガ)
「DOTAIR MESH JET CAP」(7150円)

▲カラーは写真のP.BLKの他、BEG、PLUM、BLUの4色をラインナップ

頭部をしっかり包み込むホールド感がありながら、風通しの良さもきちんと確保した「DOTAIR MESH JET CAP」。

ジェットキャップ特有のスマートなフォルムは、アウトドアにも街にも自然に馴染み、スタイリングを選ばず使えます。異素材を組み合わせた構造により、型崩れしにくく、通気性や快適性も申し分なし。夏場のヘッドウェアとして、デザインと機能のバランスが取れた、頼れる一品です。

このキャップに使われているのは、通気性と吸汗速乾性に優れた軽量ハイテク素材「DotAir」。

空気をしっかり通しつつ、汗をかいてもベタつかず、真夏でも快適なかぶり心地をキープしてくれます。サイドにさりげなく配された“NANGA”ロゴも、ほどよいアクセントに。機能性と今っぽさのバランスが絶妙で、夏の装いにさりげなく洒落感を添えてくれます。

>> ナンガ

【アイテム2】ノースフェイスの“天然素材ハット”が洒落てる。品よく夏を楽しむ相棒に最適

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
「ラフィアブレイドハット」(9900円)

▲カラーは写真のナチュラルのみ

天然素材ラフィアを使用した、本格的な中折れハット。通気性に優れたざっくり編みのデザインで、夏でも快適なかぶり心地が魅力です。クラシカルな中折れの形に短めのつばを組み合わせることで、洗練された印象に。風に強いあご紐付きで、外したときは首に掛けておける手軽さもポイントです。

カジュアルになりすぎず、品よく自然体で取り入れられるバランス感も見逃せません。リボンにさりげなく配されたブランドロゴが、控えめながら個性を添えてくれます。アウトドアでも街でも映える、ザ・ノース・フェイスらしい“高機能×ナチュラル”な一品です。

ラフィアは軽量かつ丈夫で、しなやかさを備えた天然の高機能素材。使い込むほどに風合いが増し、長く愛用できます。あご紐を巻いて頭部のバンドで固定すればコンパクトに収納でき、持ち運びにも便利。夏のキャンプや旅行はもちろん、日常使いにもぴったりです。

帽子としては珍しいM・L・XLの3サイズ展開に加え、内側の面ファスナーで細かなサイズ調整も可能。季節感を添えながら、スタイルに抜け感と洒落感をプラスしてくれます。

>> THE NORTH FACE

【アイテム3】猛暑に立ち向かう。通気・遮熱・防臭まで備えた機能派ハット

karrimor(カリマー)
「flow hat」(7480円)

▲カラーは写真のStoneの他、Navy、Black、Dark Beigeの4色をラインナップ

炎天下のアウトドアやフェス、日常の散歩でも頼れるのが、カリマーの「flow hat」。最大の特徴は、その圧倒的な通気性。本体側面にメッシュパネル、後頭部には改良されたベンチレーションを備え、外気を取り込みながら熱を効率よく逃がします。

さらに、UPF50+のUVカット性能と耐久はっ水加工により、強い日差しや急な雨にも対応。取り外し可能なあご紐で、風の強い日も安心してかぶれます。

天頂部には保冷剤を入れられるポケットを搭載し、猛暑時にもひんやりと快適。内側の汗止めテープには抗菌防臭加工が施され、清潔さもキープ。虫の侵入を防ぐメッシュライニングまで備え、まさに“夏のための多機能ハット”。

しっかりとしたハリのある生地は型崩れしにくく、かぶったときのシルエットも美しく決まります。実用性と見た目、どちらも妥協したくない人にぴったりの一品です。

>> karrimor

【アイテム4】ゴアテックスでムレ知らず。形もキマる高機能ハット

Snow Peak(スノーピーク)
「GORE-TEX Rain Hat」(1万6500円)

▲カラーは写真のBLACKの他、NAVY、OLIVEの3色をラインナップ。サイズは1、2の2サイズ展開

突然の雨や蒸し暑さにもきちんと対応してくれるのが、「GORE-TEX Rain Hat」。防水性・防風性・透湿性のバランスに優れたGORE-TEX Performance Shellを使用し、軽やかでムレにくい快適なかぶり心地が魅力です。

ジャケットやパンツなど、同素材のアイテムとリンクさせれば、統一感のある洗練されたアウトドアスタイルに仕上がります。よくある筒状の形ではなく、パネル切り替えによる立体的なシルエットもポイント。

日差しや雨を防ぐ長めのブリム、内側には吸水速乾性に優れたビンカワを採用。後部のベルクロでサイズ調整ができ、あご紐にはフィット感のあるゴムスピンドルを備えています。

風の強い日でも安心して使える実用性に加え、街にも自然にも自然に馴染むデザインは、大人のアウトドアスタイルにも最適です。

>> Snow Peak

【アイテム5】ムレ知らずの軽快キャップ。全方位メッシュで夏の動きにフィット

CAYL(ケイル)
「Trail Cap Short Brim」(8800円)

▲カラーは写真のBlackの他、Grey、Beigeの3色をラインナップ

最大の特長は、防風性・通気性・軽さを兼ね備えた、緻密な素材コンビネーション。ツバとフロントパネルには、ストレッチ性と通気性を両立した軽量ファブリック「Pertex Quantum Air」を採用。

サイドと後頭部にはメッシュ素材を組み合わせることで、激しい動きのなかでもキャップ内部の空気をしっかり循環させ、ムレを軽減します。強い日差しを防ぎながらも、被り心地はあくまで軽快。夏のアクティビティに欠かせない、快適さを追求したキャップです。

ほぼオールメッシュ仕様で、優れたベンチレーション効果を発揮。汗をかいてもすぐに乾き、常に爽やかなかぶり心地をキープします。前面には再帰反射ロゴ、背面にはリフレクターテープを配し、夜間の視認性も確保。

ランニングやバイクライド、ハイキングなどのアクティブなシーンでも安心です。視界を広げたいときは、ツバを持ち上げてかぶるのもおすすめです。

>> Nicetime Mountain Gallery(ケイル)

*  *  *

汗ばむ季節でも快適にかぶれて、コーディネートのアクセントにもなる帽子。アウトドアブランドならではの機能性と、街にもなじむ洗練されたデザインを備えたモデルは、トレンドに左右されず、長く愛用できます。

アクティブな休日から近所へのお出かけまで、ひとつあれば頼れる存在に。“かぶりたくなる”一枚を見つけて、暑さもおしゃれも気負わず楽しんでみてください。

>> 2025年夏ファッション小物特集

<取材・文/宇田川 雄一 メイン写真/田中利幸>

 

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