ドイツの100年企業、BRAUN(ブラウン)。各種電化製品を手掛けていますが、ある年代以上の人にとっては「ブラウンモーニングリポート」のCMが印象的な電気シェーバーのイメージが強いかもしれません。最近なら、電動歯ブラシのOral-Bでも有名ですね。
そんなブラウン、過去にはさまざまな名作を生み出しています。
iPhoneの電卓アプリ「計算機」のデザインモチーフになったといわれる電卓「Braun ET66」。今も色褪せない不朽の名アラームクロック「AB30」。
自社デザイナーであるディーター・ラムスが手掛けた数々の名品は、どれもミニマルな機能美を持ち、MoMAに収蔵された製品も数多く存在します。
そんなディーター・ラムスみあふれる電気シェーバーがあることを知っていますか? それが「BRAUN mini(ブラウン ミニ)」(実勢価格:6680円/黒モデル)です。
もちろんラムスのデザインではありません(おそらく)。でもこのミニマルさって、どこかディーター・ラムスの頃のブラウンにつながる気がしませんか?
そして使ってみて分かったのが、携帯用として絶妙なスペックだということです。
■サイズ、重さはいい感じ。だけど…
サイズは幅60×高さ110×厚さ27mmで重さ150g。決して軽くはないし、ミニというわりには小さいわけでもないですが、手に収まる感覚がなんとも絶妙。他の携帯用ミニシェーバーには本当に小さいモノもありますが、それだと広い面積を剃りづらかったりするので、そういう意味ではこれぐらいあってもいいのかもしれません。
▲電源ボタンは側面
ちなみにこちら、ブラウンとしては2台目の電気シェーバーとして、日々携帯したり出張や旅先に持っていける用という意図があるようです。
▲刃はそれぞれ独立して左右に傾くことでフィットする
たしかに2枚刃は、フラッグシップモデル含め一般的なブラウンの電気シェーバーと比べると、少々間に合わせ感はあります。ただ、S字のトリマー刃と網刃の組み合わせは、そこそこ剃れます。そりゃあ5枚刃とかと比べたらモノ足りなさはありますが、そこは携帯用。とにかくしっかり剃りたいなら、普段自宅で使っているモノを持っていけばいいわけですしね。
ちなみに完全防水仕様なので、風呂剃りOKです。
▲刃を外して洗っているところ
ここは実は少々残念なポイントだったりしまして。
というのも、完全防水の場合って充電端子が専用のものになるんですよね。
▲底面に充電用端子が付いている。専用の充電ケーブルも付属
持ち歩き用にと言っているのに、USB充電ができないというのは、なんとも痛い。フル充電で約40分使えるので、2泊3日程度の旅や出張ならいいですが、1週間とかになるとさすがに心もとない。とはいえ、デジタルデバイス用のケーブルに加えてシェーバー用の充電ケーブルもというのは少々面倒です。発売から3年以上が経っているので、完全防水でなくていいのでUSB充電に対応したマイナーチェンジ版も出してほしいところです。
ちなみにこの黄色はAmazon.co.jp限定となるのですが、実は1970年代にはヘアドライヤーやコーヒーメーカーでこの黄色が使われていたんだとか。ポップすぎず、プラスチックに似合う色だと思いませんか?(通常カラーは黒です)
全面メッシュの無印良品「ナイロンメッシュ吊るして使える洗面用具ケース」に入れると、いいアクセントになります。
ガチのミニシェーバーだと剃り味が物足りない。かといって普段使っているシェーバーは少々かさばる。その中間を狙ったシェーバーとしては、剃り味もサイズ感も絶妙で、ちょうどいいのかもしれません。
>> ブラウン「ブラウンミニ」
<取材・文/円道秀和(&GP)>
円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/675934/
- Source:&GP
- Author:&GP
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