<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
庭持ち勢のみなさま、また今年も来ましたね…夏。そして、雑草との果てなき戦い。そして炎天下の中、草刈りや除草に励む我々人類の第二の敵、それは日差しと暑さ。元気いっぱいな雑草に反比例するように、猛暑下での作業は我々人間をシナシナにしてしまうわけですが…、そんな暑い夏の除草に革命を起こしそうなアイテムを見つけました!
それが、サンコーの「ハンズフリー背負える日傘」(1万2800円)。すでに名が体を表しまくっている感じですが、要するに「日傘を背負う」という新発想のアイテム。これ、もしかして草刈り・除草界隈に差し込んだ一筋のぶっとい光なんじゃないか!?
ということで、すでにボサボサになり始めた我が庭で試してみました。
結論から言うと、めちゃくちゃ涼しい!!!
■草刈り・除草の常識が変わる? 背負う日傘の仕組みと使用感
使い方はとてもシンプル。まず日傘を展開し、ザックのように背負って、チェストベルトと腰ベルトをカチッと締めるだけ。これで基本の装着は完了です。あとは作業スタイルに合わせて角度を調整すればOK。
▲ショルダーストラップと接続されたベルトで日傘を固定。これのおかげで動き回っても日傘が邪魔にならない
この日傘の大きな特徴は、本体の傘部分から前後に伸びたベルトを、ショルダーストラップに固定する設計になっていること。これによって傘の位置がしっかり安定し、体にフィットするため、風のある日でも煽られにくい安心感があります。
▲太陽に向かって作業するポジション
さらに、日差しの方向に応じて傘の角度が変えられるのも秀逸。太陽に向かって作業するときは前側のベルトを引いて日傘を目深に。
▲太陽を背にして作業するポジション
逆に、太陽を背にして作業する場合は後ろ側のベルトを引いて、首元までしっかり影がかかるように展開できます。
そして実際に装着して作業してみると、顔まわりと肩口までしっかり日陰になるというのが驚くほど快適。直射日光が当たらないだけで、体感温度がかなり違います。特に首の後ろが守られていると、長時間の草刈りや除草もぐっと楽に感じられました。
両手が完全に自由なので、草刈り道具の決定版・三角ホーや草刈り機の操作もスムーズ。ショルダーベルトと腰ベルトがかなり大仰な印象でしたが、これのお陰で日傘が邪魔になりにくいんでしょうね。“ただの日傘”ではなく、“作業用の装備”としてよく練られた設計だなと実感します。
通気性も思ったほど問題はなく、未装着と比べてしまえば多少こもる感じはあるものの、「日差しを完全に遮れる」というメリットの方が圧倒的。ムレや暑さを感じるよりも、日陰にいる安心感と涼しさの方が勝っています。
■気になった点:ちょっと高価で、風に注意で、デカい収納
▲おおよそ人のシルエットとは思えない
とはいえ、使ってみて「ここはもうちょっとこうだったらな〜」と思う部分もありました。
まず、お値段。1万2800円というのは、やっぱりちょっとお高め。もちろん性能や快適さを考えれば納得ではあるんですが、「とりあえず試してみるか」というには少しハードルが高いかもしれません。
それから、強風の日はやっぱり少し注意が必要です。ベルトで固定されていて煽られにくくはなっているものの、風にフワッと傘が持っていかれる感じは多少あります。作業が不安になるほどではないけど、風の強い日は無理せず様子を見た方が安心かも。
▲背面側の調整ベルトは日傘を下ろさないと調整できない。まぁ、大人しく下ろせば良いんだけどね
あと地味に気になったのが、日傘の角度を調節する後ろ側のベルト。これ、背負ったままだと手が届かないんですよね。調整するには一度おろす必要があるので、作業中に太陽の位置が変わって「あ、ちょっとずらしたいな」と思った時にはちょっとだけ面倒です。
最後に収納について。畳めばある程度薄くはなるけど、やっぱりサイズは大きめ。個人的には半分に折りたためたらもっと嬉しかったけど、そのぶん頑丈さを保ってると考えればまぁ納得かな、というところです。
■庭作業の“戦闘服”はこれでいいんじゃない?
正直、まだ夏本番じゃないし、「これさえあれば猛暑も余裕!」とまでは言い切れないんですが、それでも使ってみて「これはかなり頼れそう…!」という感触はバッチリありました。
首元も肩もちゃんと守られて、両手が自由になって、何より日陰があるだけで作業の気持ちが全然違う。よくぞ作ってくれました! って感じです。
あ。というか、これってもしかして海釣り・川釣り、子どものスポーツの応援時にも優秀なのでは? 見た目がかなり大仰なので恥ずかしさもあるけれど…。
>> サンコー
<取材・文/山口健壱(&GP)>
山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。年間通してなんだかんだ飛び回りつつ仕事をするのでモバイル運用は必須でした。最初からそれで組めばよかったなぁ。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/677213/
- Source:&GP
- Author:&GP
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