【傑作コスパ大本命モノ】
これからの季節、より活躍頻度が高まるのがスニーカー＆サンダルだろう。ファンから支持を集める名作モデルであればハズレ知らず。さらに機能面・デザイン面を向上させたアップデート機種を選べばコスパはさらにアップする。
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今回のテーマである「スニーカー＆サンダル」に限らず名作と称されるアイテムの多くに共通するのが“汎用性と機能性”のふたつである。
アメリカ初の人気スポーツセレクトショップ「オッシュマンズ」でシューズバイヤーを務め、数百足にも及ぶスニーカーをコレクションを誇る坂下さんは「普段使いからランまでアクティブに使える機能性で汎用性の高いシューズやサンダルが評価されています。ひとり何役もこなす実力は俳優のようにさまざまなシーンで使えるのであれば、それはコスパが良いと言えるのではないでしょうか」と話す。
そこでこちらでは名作モデルのアップデート機種を推す。価値の向上という意味でわかりやすいのがニューバランスの「M2002R XD」だろう。防水透湿技術の名門ゴアテックスのファブリックを採用することで、見た目は変わらず機能性のみ強化。コンバースの「ALL STAR SK OX」もまた同様のアプローチ。ともに買いやすく取り入れやすく、履けば名作たる所以もわかる。
オッシュマンズ シューズバイヤー
坂下宏文さん
“日常をもっとアクティブに”をモットーに人々のライフスタイルがアクティブになるようなシューズを厳選してセレクトする
1. 高機能ハイクシューズのテック感をさらに強調！
ホカ
「PROJECT TRANSPORT」（2万6400円）
「トランスポート」ならではの機能性を残しつつシンセティックのオーバーレイだけでここまでのアップデート感を出せるのもスゴイ！（坂下さん）
ハイキングシューズ「TRANSPORT」を滑らかなシュラウデッドリップストップ生地とテクスチャードシンセティック素材のオーバーレイでより機能的な近未来的デザインへと仕上げた。
▲甲部分のファスナーが最大の特徴。開くと内蔵されたクイックレースシステムがお目見え！
▲濡れた路面でも耐久性とグリップ力を発揮する“ヴィブラム エコステップ エヴォ”ソール
2. 新定番モデル「2002」が雨ニモ負ケヌ1足に進化
ニューバランス
「M2002R XD」（2万6400円）
ニューバランスの人気定番アイテムをゴアテックス仕様に！ 雨の日だって気にせずスニーカーを履けるのは実に素晴らしいことです（坂下さん）
2010年に誕生したUSAメイドの「2002」から継承したアッパーを上質なスエードとメッシュで包み込み、さらに雨の日も快適なゴアテックスも搭載。優れた履き心地こそが人気の理由。
▲分かりにくいがヒールサイドにはさりげなくも誇らしげに“ゴアテックス”のタグが鎮座する
▲独自クッション技術である“エナジー”と“アブゾーブ”を組み合わせた高機能ソールユニット
3. マグネット式バックルとクロスストラップの両構え
テバ
「HURRICANE TERRA DACTYL」（1万780円）
名作「HURRICANE」もマグネットストラップをはじめ、親指の固定や細部のアップデートでここまで印象が変わるとは！ 機能面の進化に注目（坂下さん）
耐久性に優れた「ハリケーン XLT2」のソールと脱ぎ履き容易なマグネット式バックルが合体。男心をくすぐるギア然としたルックスに加え、長時間着用でも快適な履き心地を約束する。
▲マグネットバックルはワンタッチで着脱可。追加されたストラップによりフィット感もアップ
▲“デュラブレーション ラバー”フットベッドの効用により肝心のクッション性も大幅に向上
4. 名作の雰囲気はそのままさりげなく機能性向上
アディダス
「SL 72 RS」（1万4300円）
伝統的デザインに現代感覚のスポーティさが加わることでファッションとの相性も良さげ。キレイめなプレッピースタイルにもオススメ（坂下さん）
1972年に登場し、画期的な軽量化を実現させたランニングシューズ「SL72」が復活。滑らかなスエード×ナイロン素材のアッパーと当時より肉厚に設計されたソールを融合させた。
▲オリジナルよりも肉厚なEVAミッドソールが街履きに適応する軽やかなクッション性を発揮
▲グリップ力のあるラバーアウトソールが地面をしっかりと捉えて安定した足運びをサポート
5. 永久定番ローテクをタフなスケート仕様に
コンバース
「ALLSTAR SK OX」（1万7050円）
パッと見は普通の「ALLSTAR OX」ですが高密度発泡フォームやインソールなどスケートシューズのスペックを詰め込んだ通好みの1足（坂下さん）
アッパーはスエード素材。トリック時に擦れる箇所の耐久性を向上させるべく、1960～80年代の「ALLSTAR」の特徴である当て布とアーチ状ステッチを外腰に再現。実にマニア泣かせだ。
▲ラバーアウトソールに厚みのあるシングルテープ構造を採用。屈曲性を確保しつつ耐久性向上
▲外からは見えないが高機能カップインソールがかかとを深く包み込み足をしっかりホールド
6. フットボールの伝統と現代的スタイルが融合
プーマ
「KING INDOR」（1万7600円）
ブランドを代表するようなサッカースパイクを街履きもできる仕様にアップデート。普段からピッチの上に立っている気分になれますね（坂下さん）
ベースは同社の名作サッカースパイク「KING」。上質な光沢を湛えるプレミアムレザーや取り外し可能な折りたたみ式シュータンなど出自を彷彿とさせるディテールが目を引く1足だ。
▲ベースはインドアモデル。ゆえにアウトソールも板床でグリップ力を発揮するガムソール仕様
▲シュータンとインソールに輝く“KING”の4文字。クラシカルな味わいを足元にプラスする
7. 新開発ソールを採用し包み込むような履き心地
キーン
「HYPERPORT H2 OSHMAN’S 40th ANNIV.EXCLUSIVE MODEL」（1万5400円）
サイドからのミッドソールの巻き、ここに安心感を感じますね。サンダルというよりもはやシューズ。活躍シーンの幅が広いのも魅力です（坂下さん）
創業時からの定番「NEWPORT」を新開発のソールユニットでアップグレード。こちらはオッシュマンズ40周年を記念した限定色で、日本ではオッシュマンズのみの展開となっているので見逃し厳禁！
▲耐摩耗性とグリップ性に優れたアウトソールは全方向対応型のラグパターンで防滑性も向上
▲アッパーは伸縮性のあるバンジーシューレースでホールド。脱ぎ履きが容易でフィット感抜群
※2025年5月7日発売「GoodsPress」6月号38-39ページの記事をもとに構成しています
＜取材・文／NOHOHON-PRODUCTION＞
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/676304/
- Source:＆GP
- Author:＆GP
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