iPhone16eのC1は自社モデムよりも劣るとの調査結果〜Qualcommが委託

iPhone16eに搭載されたApple初となる自社開発のセルラーモデムC1の実環境での通信速度は、Snapdragon Xシリーズ 5Gモデムより劣っているとの調査結果が、Qualcommが委託した調査結果で示されたとWccftechが紹介しています。

T-Mobileの5Gサブ6GHzネットワークを使って比較

Qualcommの委託により行われた実環境での通信速度比較試験は、C1を搭載するiPhone16eと、Snapdragon X75 5Gモデムを搭載するAndroidスマートフォンおよびSnapdragon X80 5Gモデムを搭載するAndroidスマートフォンを使って行われました。

調査は米ニューヨーク市内でT-Mobileの5Gサブ6GHzネットワークに接続し、3種類の異なる環境下で行うことで公平性を担保するべく行われたようです。

Snapdragon Xシリーズ 5GモデムがC1を圧倒する通信速度計測

通信速度比較試験の結果、Snapdragon Xシリーズ 5Gモデムを搭載するAndroidスマートフォンの通信速度は、C1を搭載するiPhone16eと比べてダウンロード速度が約34~35%速く、アップロード速度は最大81~91%も速いのが確認されたと、Wccftechが説明しています。

c1 android test

この結果についてWccftechは、今回の通信速度比較試験はQualcommの委託によって行われたこと、C1はAppleの最初のセルラーモデル製品であることを勘案しても結果は信憑性があるように感じると述べています。

iPhone17 AirにC1を搭載、2026年モデルでC2を採用か

C1は、今秋に発表される見通しのiPhone17シリーズにおいて、薄型モデルであるiPhone17 Airに搭載されるとの噂があります。

C1はその特長として、消費電力が少ないことが挙げられていましたのでバッテリー容量が他モデルよりも少ないことが確実視されているiPhone17 Airに最適と考えられます。

Appleは2026年に後継モデムとなるC22027年にC3を実製品に搭載すべく開発を進めていると噂されており、Snapdragon Xシリーズ 5Gモデムに通信速度で互角になるのは早くてもC2になると予想されています。

Source:Cellular Insights via Wccftech

Photo:TechInsights


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