肉の山で2.3kg超え!牛八 大井町本店の「牛八スペシャルカレー」は店長のデカ盛り愛たっぷりでした

<“デカ盛り”発見伝!>

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!

*  *  *

JR大井町駅西口からすぐの場所にある「牛八 大井町本店」。大人8人が入れば店内はいっぱいになってしまう、カレースタンドの人気店です。

創業は1998年10月と歴史はそこまで古くはないですが、今では“大井町名物”とまで呼ばれるカレー店に、公式2kgサイズのデカ盛りが。これは食べにいくしかない! 果たしてどんなカレーなのか、ワクワクしながら店に向かいます。

店の前に着いたら、デカ盛りメニューがすぐに判明。店の扉に貼られたポスターに<『テレビチャンピオン2』に登場!>と書かれた「牛八スペシャルカレー」が。もぉ絶対にこれ。

ポスターには「ご飯1kg、豚肉400g、牛肉400g、カレー200g、合計2kg」と書かれています。カレーのルーより肉が多いって! もはやカレーではなくて“肉メシ カレー付き”ではないのか? ゴハン高騰のご時世に1kgもいいのっ!? などなど、ポスターを見ただけでワクワクしてきます。

▲店内。奥行き2m、幅1mぐらい? 大人6〜8人でいっぱいになる広さ。一応椅子が一脚ある

店に入り、早速注文。「牛八スペシャルカレー」を頼むと、店長が豪快にご飯を盛り、そこに豚肉、牛肉を乗せてカレーをかけて、わずか10〜20秒ほどで目の前に。おそらく今まで取材してきたデカ盛りの中で、一番早くできたのでは!? ボリュームもですが、そのスピードにも驚きです!

公式2kgだけれど実際は2316g! 大盤振る舞いすぎる牛八スペシャルカレー

▲「牛八スペシャルカレー」(1700円)。スプーンがとっても小さく見えるけれど、通常サイズのカレースプーン

幅の狭いカウンターギリギリの大皿に盛り付けられた「牛八スペシャルカレー」、早速計測です。幅41cm、奥行き27.5cmの楕円形のお皿に、重さは2316g(器の重さは除く)。

▲重さ2316g。豚肉側には福神漬けが、牛肉の山には紅生姜がのっている

思わず店長に、2.3kg超えですよ、と話しかけると「そうでしょ、2kgより多く盛り付けているんですよ」とにっこり。まじかーっ! 公式より多く盛り付けてお客様を喜ばせたいという、店長の愛情を感じます。

「うちのカレーは16種類のスパイスと香辛料で調合した手作りのカレーなんですよ。どこか懐かしい、昭和のカレーですね」と店長。確かに黄色いカレーって久しぶりかも。

▲昭和のカレーを思い起こさせる黄色いとろみのあるカレー。辛さは中辛程度

すると店長が、ビニールで包んだものをいきなりカウンターの上に。中を見せてもらうと、ターメリックなどのスパイスや塩コショウなどを混ぜて固めた大きな団子状のルーが!

「これでカレーを作るんですよ。だから完全手作りのカレーです」

店長のこだわりはそれだけではありません。

「うちは早いだけではなく、おいしくて安いもモットーなんです」

確かに2.3kgのボリュームで1700円は良心的価格。1kgあたり850円、500gあたり425円と考えるとさらに凄さを感じます。

某有名カレーチェーン店の場合、ライス300gで具なし・ルーのみで646円。こっちは牛肉も豚肉も山盛りでこの値段。ありがたい!

▲「スペシャルカレー(小)」(900円)と比べてこの大きさ。(小)となっているけれどこれ、一般的な並サイズです!

牛八スペシャルカレーは2005年2月から始まったメニュー。どうしてデカ盛りを提供するようになったんですか?

「それはお客様にお腹いっぱいになってほしいからですね。せっかく食べにきたのに、満腹にならないとかわいそうでしょ」

やはりデカ盛りには愛情が詰まってます。

実際この日も、大井町でサウナに入ってから牛八で食べようと思っていたお客さんが来店。ちょっとだけ悩んで牛八スペシャルカレーを注文。たった10分ぐらいで完食していました。2025年6月現在で完食者は約1500人。2.3kgを10分で食べられる猛者、大井町界隈には結構いるようです。

店長におすすめの攻略法を聞くと「やっぱりスピード! ゆっくり食べていると入らなくなっちゃうからね」。ごもっともです。

卓上には紅生姜と福神漬が置いてあります。これで味変するのもあり?

「おすすめは+50円で注文できる野菜サラダです。自家製のドレッシングをかけているのですが、このドレッシングは常連さんや近所の奥様たちが買いに来るほどの人気なんですよ」

サラダを単品注文の場合は100円、そしてサイドメニューは他にも生卵やキムチ、味噌汁各70円なども。中サイズ、大サイズを頼んでいる人のほとんどが、野菜サラダを頼んでいました。さらに、帰り際にドレッシングのボトルを複数買って帰る人も。野菜サラダ、確かに人気のようです。

▲「牛八スペシャルカレー」以外のメニューも、小中大の3つのボリュームからセレクト可能。カレーメニューの場合、辛口+50円

「牛八スペシャルカレー」を食べてみると、牛の山は牛肉、タマネギを甘辛醤油味に仕上げています。なので、カレーがかかっているけれど味は柔らか〜い牛丼。なので、カレーの辛さと牛丼の甘じょっぱさとで、スイスイ食べ進められます。

ひとつの皿で味に変化があるから、他のデカ盛りカレーに比べて食べ飽きないし、辛さに強くない人でもガンガン行ける。しかも、牛肉も豚肉も薄切り肉だから、ほぼ噛まなくてオッケー。ちょっとだけ“飲めるカレー”感覚です。

ちなみに、食べきれなかった場合は持ち帰り可能(容器代別途)。ですが、できれば残さないほうがいいので、小中大・野菜セットなどを経てから、牛八スペシャルカレーを頼むのがおすすめと言えそうです。

▲「牛八のカレーを食べて元気になってもらいたい! 混雑時以外は、会話も楽しんでくださいね」(店長)

カレーと牛丼の相盛り感覚でガンガン食べ進められる「牛八スペシャルカレー」。ちなみにほぼ毎日注文が入るそうで、ほとんどの人が完食しているとのこと。「細い女性の方も完食しているよ〜」と店長さん。2.3kgをサラッと食べていける細い女性。羨ましい。

ちなみに、牛丼カレー、牛丼、キムチ牛丼、スタミナライス、冷やし牛しゃぶ定食の場合お味噌汁付き。牛丼は(小)で500円。肉なしルーのみカレーライスの(小)も500円。ランチタイム以外にも行列ができる理由、いろいろ納得です。

次回来る際は、サイズを(中)にしてサラダをセットにするか、牛丼とカレーのそれぞれ(小)を頼んで2杯分楽しむか。うちの近くに支店を出してほしいなぁ。大井町でお腹が空いたら、サッと入ってかき込みたい、ガチでうまい・早い・安い! のデカ盛りカレーでした!

牛八 大井町本店
住:東京都品川区大井1-2-20
TEL:03-3776-5994
営:11:00~翌1:00、日曜~24:00
休:不定休

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 写真/小嶋裕>

 

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