【季節「家電&ギア」総まくり】
炎天下でのアクティビティやエアコンを頼れないテント泊では“日光の遮断”と“素早い汗の拡散・気化”という二段構えの暑さ対策が不可欠。熱中症予防にも役立つ最新アウトドアギアを集めてみた。
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猛暑日が当たり前となり、よほど高山でなければ扇風機やファン付きウエアが手放せない。
「ファンブロー」シリーズは登山を想定した設計で背中のムレや体温上昇を防いでくれる夏のアクティビティの新定番だ。動きが少ないキャンプであれば、日光を遮断する加工を施したテントやタープがあると暑さによるだるさ防止に大いに役立つ。
寝苦しさ防止で言えば背中に風が通るハンモックやコットがベストだが、ちょうどいい木立がない・小型テントでコットが入らない・家族分のコットを設置できないなんてことも。タオル生地のシュラフやひんやり感触のマットカバーで対応しよう。
<暑さ対策>
1. 左右非対称ファンとフードが利く!
モンベル
「ファンブロー ショートスリーブパーカ」(1万3200円)
ワーク系とは違いパックを背負うことを計算して設計。コットンライクの生地はサラリとした感触。半袖なので万一電池切れしても着たまま活動を続けられます
着脱可能なフードを備えた今期のニューモデル。パックを背負ったときに熱がこもりやすい背中だけでなく首回りにも風が通り抜けるようになった。低山ハイクの強い味方。ユニセックスでXS〜XXL。
▲別売の専用ファン(7000円)とバッテリー(1万5400円)を装着。連続稼働時間は13〜30時間
<暑さ対策/雨対策>
2. 暑さと雨、キャンプの不安に寄り添った新作
コールマン
「レインカーム2ルーム/3025 DR」(14万800円)
日光を防ぐ加工を施した生地と細かなメッシュの二重構造フライで雨音低減に成功。無音開閉のファスナーなど最新技術でキャンプの不安を取り除いてくれます
日光をブロックして気温上昇を低減するダークルームテクノロジーを搭載した新作2ルームテント。雨音を抑える二重構造のフライを装備し、1年を通して快適に過ごせる。
▲効率良く換気できるベンチレーションで別売ファンの装備も可能。雨粒を小さくして音を抑えるフライとともに雨の日の不快と不安を低減する
<暑さ対策>
3. 今治タオルに包み込まれているみたい
THE MAGIC HOUR
「タオルシュラフ」(1万3800円)
薄い夏用寝袋よりもさらに軽くケアが楽。しかも今治タオル品質で汗による不快感を低減します。通気性を考慮した持ち運び用ホルダーなのもうれしい
今治タオルの技術で作られたタオルケットにL字ダブルファスナーを搭載。中綿がないので丸洗いOKで乾きも早い。日常的に使えるシンプルなデザインで、限定カラーも登場。
▲ファスナーを開放すると幅150cm。封筒型シュラフのように2枚をつなげてもいい
▲外は滑らかなシャーリング、内側は吸汗性にすぐれたパイル。ベタつかず心地良く眠れる
<暑さ対策>
4. 手持ちのマットに冷感をプラス!
ロゴス
「冷感・吸汗セルフインフレートマットカバー・SOLO」(3850円)
夏は寝袋を掛けるだけで済ます日が多いので、ひんやり触感+汗を素早く拡散するシーツはマストアイテム。伸縮性の高いボックス型で対応マットが幅広く掛けやすいのも◎
「セルフインフレートマット・SOLO」シリーズ用シーツ。接触冷感設計でQ-max値は0.4以上あり、触れるたびにしっかり冷たさを感じる。肌に汗を残さず拡散するムレにくさもポイント。
▲ボタン穴付きで「セルフインフレートマット・SOLO」であればカバーをしたまま連結できる
▲ボックス型で取り付け簡単。形状によるがほかのマット(185×60×5.5cm以内など)にも対応
※2025年5月7日発売「GoodsPress」6月号77ページの記事をもとに構成しています
<文/大森弘恵>
アウトドアライター
大森弘恵
フリーランスのライター、編集者。おもなテーマは「キャンプ」と「旅行」、「キャンピングカー」で時々「料理」。プライベートな休日はWRでソロキャンプ旅
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/680382/
- Source:&GP
- Author:&GP
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