【夏旅の準備をしよう】
旅行へ行く前に必ずすることといえば、荷造り。スーツケースやバックパックに、旅先で必要なモノをあれこれ詰めながら、滞在先に思いを馳せる時間って、想像以上に楽しいもの。持参するファッションは滞在先によりけりながら、場所に関係なく誰しもが旅に必ず持っていく“推しモノ”があるのではないでしょうか？
例えば、機内持ち込み時に入れ替えるバッグに、各種ケア用品もしかり。さらに、移動中や滞在先でサクッと仕事を片付けたいならばPCとともにちょっとしたサポートアイテムも必要ですよね。
そこで旅のエキスパートの10人に、旅の“推しアイテム”を伺ってみました。今すぐ導入したい技アリスーツケースからコンパクトにまとまるバックパック、そして遊び心満載の楽器。さらに、ノマドワーカー向けの逸品にSNS向けの撮影に使えるサポートグッズまで、旅を知り尽くしたからこそ持っていくバラエティ豊かな品々が揃っています！ 次の旅から定番オトモになること間違いなしのプロ御用達の品々を夏旅前のこの時期に一気にチェックしてみましょう。
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【日本航空／新濱さん】
写り込みを防いで美しい仕上がりに。小さくまとまる携帯レフ板
よしみカメラ
「忍者レフスマート（スマホ専用版）」（4400円）
機内からの夜景撮影時の写り込みを防ぐことができます。きれいな景色は見たままに残したいですよね！ 専用ケースに入れればコンパクトになり、嵩張ることなく持ち運びもラクラクです（新濱さん）
付属のクリップでパチっとスマホに挟むだけのカンタン仕様＆コンパクトなレフ板。撮影時のガラスの映り込みを防ぎ、クリアで美しい写真が撮影できます。スマホのサイズ＆カメラの画角を考慮した直径約28cm、重さ約40gと、ほどよい大きさで使い勝手も◎。くるっと巻いてゴムで留めればポケットサイズの約12cmに。黒い方は、ガラス越しの撮影時に、銀レフのほうは物撮りやポートレートの撮影時に通常のレフ板として被写体の色味をしっかり出したいときに活躍します。常にスマホとペアで携帯しておくのがベストかも!?
日本航空株式会社
広報部 羽田広報グループ 新濱 彩代さん
「国内線の機内Wi-Fiはもちろんのこと、国際線の機内Wi-FiもJALは無料です。エコノミークラス・プレミアムエコノミークラスは一時間無料、ビジネス・ファーストクラスは時間無制限で利用可能です。機内でも地上と変わらず快適にお過ごしください！」。今、ハマっている場所は、何回行っても新しい発見があって楽しい沖縄！ JAL
【全日空商事／上田さん】
活躍の幅が広がる2WAY仕様。40Lだからビジネスから旅行までお任せ
全日空商事
「＜ANA FINDS＞Traveler リュック型ソフトキャリー（機内持ち込みサイズ）」（3万9000円）
試合や合宿のために長期間、海外遠征をする機会が多く、荷物が多くなりがちなのですが、容量も最大40Lと大きく、キャリーバッグとしてはもちろん、リュックとしても使用でき重宝しています！（上田さん）
機内持ち込みサイズ＆キャリーとリュックの2WAY仕様。メインの収納部はダブルジップ式で大きく開き中身が一目瞭然。ファスナー付きポケットも装備し、小物類の分別も容易です。外装生地は目が細かく上品な佇まいの生地を採用。撥水性があり、ちょっとした雨でも問題なし。TSダイヤルロックが付属し、海外での使用時も安心。大型ダブルキャスターを搭載し、安定した走行をサポート。キャスターカバー付きで背負った際の衣服汚れを防止する工夫も。旅行はもちろんビジネスユースにも使えるシーンを選ばないデザインも嬉しいところ。
全日空商事株式会社
総務部 総務チーム
上田翔貴さん
2024年に全日空商事に入社。ANAグループ所属の社員アスリートとして活躍中。2000年生まれ、岐阜県出身。駒澤大学在学中に「第34回全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会」で優勝。直近では「ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第3戦 都城大会 第26回 ビーチバレー霧島酒造オープン」で優勝を果たす。今、ハマっている場所は、過ごしやすい気候と時間を忘れてしまうロサンゼルス（アメリカ）。ANAショッピング A-style
【摩天楼オペラ／彩雨さん】
コスパも性能も文句ナシ！ Apple Intelligenceサポートの最新機種
Apple
「iPhone 16e」（9万9800円〜）
「iPhone 14」（実勢価格：9万円前後）
最近「iPhone 16e」に機種変更しました。引き出しに古いスマホはありませんか？ テザリングすればサブスマホとして活用できます。地図や調べ物、翻訳、撮影などなど、旅ではサブスマホが大活躍です（彩雨さん）
最新世代のA18チップを搭載し、Apple Intelligenceを最大限活用できるよう最適化されたiPhone 16e。作業効率をさらにアップ、またSiriとのコミュニケーションも自然になりました。48MP Fusionカメラは超高画質、4KのDolby Visionでの高画質撮影にも対応します。Ceramic Shieldでより堅牢に。IP68の防水・防塵仕様で、カラーはブラックとホワイトのみとシンプル。コスパも性能も文句なしの1台です。
摩天楼オペラ 彩雨さん
ビジュアル系バンド・摩天楼オペラのキーボディスト。IT・デジタルを駆使した音楽活動を行い、京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学客員教授も務める。横浜F・マリノス好き。8月10日に「日比谷野外大音楽堂」で18周年ライブを予定。12月末にかけてQUATTRO TOURも行う。今、ハマッている場所は、北海道・札幌のスープカレー屋さん。摩天楼オペラ
【Peach／越出さん】
機内持ち込みから旅先のサブバックに。パッカブルだから場所も取りません
Matador
「リフラクションパッカブルバックパック」（9680円）
とにかく軽くて大容量！ フロントにポケットが複数あるので本体を開ける手間がなく、キャリーバッグにセットできるコードもついていて便利。Peach公式オンラインショップでも取り扱っています（越出さん）
サステナブルな軽量素材を採用した約225g・16Lのシンプルなバックパック。メインはもちろん、折りたたみ式でサブバッグとしても使える一品です。両サイドには傘やボトルが入るポケットが付属。YKK製の耐水性ジッパーを採用し、メインコンパートメントには、セキュリティループを装備。防犯面もしっかりしています。スマホ収納にベストなトップポケットや、すぐ取り出したいサングラスなどが入るストレッチポケットをフロントに配置。クッション性と通気性のあるショルダーストラップで体にぴったりフィットします。
Peach Aviation株式会社
業戦略企画室 お客様サービス推進部 兼 経営企画室 コーポレートブランド部
越出 あい香さん
「『愛あるフライトを、すべての人に。』をビジョンに掲げるPeachは、国内25路線、国際線15路線と充実した路線を展開しています。直近では大阪（関西）－シンガポール、大阪（関西）・名古屋（中部）－ソウル（金浦）線が就航しました。安全を最優先に基本品質を追求し、より多くのお客さまに愛される航空会社を目指してまいります」。今、ハマっている場所は、胃袋のキャパが足りない（もっと食べたい）と思う台湾。PEACH SHOP ONLINE
【エディター・ライター／矢崎さん】
完成度の高さにファンも多い1台。旅先で1曲、ちょっと爪弾きますか！
YAMAHA
「ギタレレ GL-1」（1万3200円）
本格的に演っている訳ではないですが、長旅だとギターが恋しくなることも。そこで旅のお供にウクレレサイズのギターを購入。ハイテンション弦を張りギターと同じチューニングにして、ビーチでこそっそり弾くのです（矢崎さん）
ウクレレのようにどこへでも持っていける全長698mmのナイロン弦ギター。1弦から6弦までAECGDAとチューニングすることで通常のギターと同じコードで演奏が可能となります。小さいながらも本格的なアコースティックサウンドが奏でられ、その完成度の高さでファンも多い1台。弦長は433mm。しっかりとコードが押さえることができるので、可愛い見た目ながら本格演奏から軽めの爪弾きまで用途の幅広さも魅力。ナチュラルにブラックほか4カラー用意。ソフトケース付き。
矢崎 飛鳥さん
テック系が主戦場のフリーランスエディター ／ライター。テック系コミュニティサイト＆メディアのテクノエッジ編集長としても活躍中。元Engadget 日本版編集長。略称「スマホ」考案者。ガジェット系はもちろん、iPhoneやAndroidをはじめスマホの歴史に精通している。今、ハマっている場所は、世界のスマホをマーケットでイッキ見＆デジタルガジェットのトレンドが分かり、公私混同で楽しめる中国・深セン。X
【エース／森川さん】
フロントオープンがとにかく便利！容量40Lで国内から海外旅行まで活躍
PROTECA
「マックスパス4」（40L：8万1400円〜）
機内持込サイズにも関わらず40Lも入るので、国内からハワイまで、大抵の場所はこのスーツケースを連れて行きます。フロントポケットがワンタッチで開くので、PCの出し入れもスピーディ。出張にも活躍します（森川さん）
ワンタッチオープン式のフロントポケットを前面に配置。PCや資料などをサッと取り出せます。ポケット内のファスナーがメイン収納部にアクセスできるのも便利。ボディはマットな質感で細かい傷が目立ちにくい仕様、独自開発の“サイレントキャスター”搭載で移動時の音にも配慮できます。また、“ベアロンホイール”で滑らかな走行をサポート。さらに、特許取得のキャスターストッパー機能“マジックストップ”で電車移動などでの、転がりもきっちり止まって未然に防止。カラーは、ガンメタリックやブリックオレンジなど選べる4色。サイズは高さ50×横40×幅25cm、重量約3.6kg
エース株式会社
マーケティング部 PR・広報担当マネージャー
森川 泉さん
1940年創業のバッグ&ラゲージメーカー・エースにて広報を担当。同社は、1964年より国内でスーツケース生産を開始するなど、移動を快適にするカバンを日々開発中。定番のスーツケースに加え、ビジネスマンに人気の「ガジェタブル」シリーズや、“URBAN ×OUTDOOR”をテーマとした「UNTRACK」など幅広く展開している。今、ハマっている場所は、美しい建造物に圧倒されるウズベキスタン。エース
【航空・旅行アナリスト／鳥海さん】
最大6台を急速充電！国内・海外どちらでも使えるフレキシブルさが嬉しい！
Anker
「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」（1万4990円）
国内・海外問わず、今手放すことができないマルチタップ。1つの電源があれば、コンセント2つ、USB-Cも2つ同時に使えるので便利（加えてUSB-Aも2つ）。さらにコードも長いので、延長コード代わりにもなり、海外対応をしている点も安心で、旅先で充電の不安がなくなりました（鳥海さん）
最大出力140wと、各種スマホにタブレット、PCまで丸っと充電が叶います。Anker至上最高峰の充電シリーズと謳うだけあり、そのコンパクトさと高出力で、使う場所を選びません。USB PD 3.1対応で、最大で6台をまで急速充電が可能です。同機にまとめることでデスク周りや周辺機器のコードのごちゃつきを抑えることも。また、ディスプレイには、各USBポートの出力状況をリアルタイムで表示。重さは300g、サイズは約162×79 ×18mm。AC定格電圧は100-125V〜。
航空・旅行アナリスト
鳥海 高太朗さん
帝京大学理工学部航空宇宙工学科、千葉商科大学サービス創造学部、共栄大学国際経営学部非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を主研究に、自らも国内外を巡り体験談を中心に雑誌やテレビで情報を発信している。今、ハマっている場所は、ヨーロッパの美食をとことん食べ尽くすサン・セバスチャン。YouTube
【フォトグラファー・ライター／村田さん】
後継モデルも絶賛発売中。サッと取り出せて、カメラバッグに見えない見た目もヨシ
HAKUBA
「プラスシェル シティ04 メッセンジャーL」（1万2300円）
軽い・機能性・目立たない、と出張に欠かせないカメラバッグです。レンズ付きミラーレス1眼を2台とMacBook Airを収納しても、LCCの持ち込み手荷物重量7kgに収まります。シンプルなデザインは防犯対策に有効です（村田さん）
メッセンジャータイプで、バッグを下ろさずにカメラをはじめとした機材や小物類の取り出しがスムーズにできます。フラップを閉じたままでも天板のファスナーから内部にアクセスできるので、サッと欲しい機材だけ出したい時のも重宝します。底部はターポリン素材を採用。防水・防汚性に優れているので直置きしても安心。サイドには、ボトルホルダーとしても使える伸縮性のポケットを装備。キャップなど無くしがちなアイテムもここにいれておけば安心です。なお、現在後継モデルの「ハクバ プラスシェル シティ メッセンジャー8 G05 カメラバッグ」（1万6720円）が発売中。
フォトグラファー／ライター
村田 尚之さん
自動車専門誌やメーカー広報誌などを手掛ける編集プロダクションを経て、2002年にフリーランスライター・フォトグラファーとして独立。クルマや飛行機、鉄道など、乗り物関連の記事を中心に執筆・撮影。そのほか、カメラやホビーアイテムの取材・執筆も得意とする。今、ハマっている場所は、歴史と自然の力に息を呑む中東。
【イカロス出版／多和田さん】
ワンストロークで艶髪へ導く。保護カバー付きで携帯に最適です
タングルティーザー
「コンパクトスタイラー」（3190円）
常にカバンに入っているアイテム。おなじみの「タングルティーザー」ですが、保護カバーが付いているので無造作にカバンに入れています。水が合わないなど、髪に優しくないときもある旅行でこそ重宝します（多和田さん）
特許取得の長短二段構造ブラシで、優しく髪を梳かすだけで絡まりを解消してくれます。寝起きのボサ髪や、強風や潮風で乱れで絡まったガビ髪もワンストロークでまとまりのあるサラ艶ヘアに。キューティクルを整え、髪の表面を磨くので、手触りも滑らかに仕上がります。手持ち部分は、人間工学に基づいた形状を採用、握り込むことで力を分散させ梳かした際の摩擦を低減します。ブラシの先は丸みを帯びており、髪に加え頭皮へのケアもプラス。なお、濡れ髪にも使用できバスタイムにも重宝。ブラシ部分を保護するカバー付き。
イカロス出版
航空統括部 エアライン編集部
多和田 新也さん
雑誌「エアライン」とWebメディア「AIRLINE web」にて編集を担当。「同メディアは、空のエンターテインメント・メディアとして飛行機の仕組み、乗り方、楽しみ方などを、ちょっとマニアックな視点も交えながらご紹介しています。ぜひご覧ください」今、ハマっている場所は、物価高や円安の影響も小さく、東南アジア情緒を色濃く残すベトナムのハノイやホーチミンなどの都市。AIRLINE web
【テクニカルライター／中山さん】
旅好きデザイナーのこだわり満載！軽量＆しっかり入る機内持ち込み用バックパック
CABINZERO
「Classic 28L」（1万900円）
LCC搭乗時にネックなのが機内持ち込み手荷物の重量。カバン自体が軽ければ持ち込める荷物も増えるので、600gと軽量なこのバックパックを愛用中。カバンひとつで旅するとき用に44Lサイズも持ってます（中山さん）
旅好きデザイナーが手がけたイギリス発のブランド・CABINZERO。こちらは日帰りや1泊、機内持ち込みにベストな28Lサイズのバックパックです。15.6インチまでのPCが収納可能なスリーブを背面に配置し、内側には小物用のメッシュポケットを装備。ガバッと大きく開き、中身の視認性も抜群。別売りの「パッキングキューブ」との併用で、さらにきっちり収納できます。座席下にもすっぽり入るコンパクトさがウリで、トップ＆サイドハンドルで、持ち運びもラク。カラバリの豊富さも嬉しいところ。遺失物発見システム・okoban対応のタグ付き。
中山 智さん
海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。YouTubeチャンネルも運営中、「satorutravel」で検索！ 今、ハマっている場所は、節約旅にピッタリのカンボジア。食事やマッサージが安くて最高！YouTube
＜編集・文／相川真由美＞
相川真由美｜エディター／ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。
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