Appleは、iPhone16 Proで全編を撮影した短編映画「Big Man」を公開しました。イギリスのヒップホップアーティストStormzy(ストームジー)が主演しています。落ち目のラッパーが、子どもたちとの交流を通じて制作に取り組み直す様子を描いています。撮影の舞台裏を描いたメイキング動画も公開されています。
現役ミュージシャンが、落ち目のミュージシャンを熱演
是枝裕和監督による「iPhoneで撮影」の短編映画「ラストシーン」が話題となりましたが、実在のイギリスのヒップホップミュージシャンでラッパーのStormzyが、全盛期を過ぎたミュージシャンTenzmanを演じる短編映画「Big Man」が公開されました。撮影には全編iPhone16 Proが使われ、撮影地は英ロンドンとブライトンです。

Tenzmanは、出演するフェスでの小さな扱いや、届いた冷蔵庫が大き過ぎてキッチンに入らない、という不満のたまった中、インチキのチャリティーを装ってお金を取ろうとした2人の子どもと出会います。

冷蔵庫を動かすのを手伝ってくれたらお金を払う、と約束したものの現金が手元にないので、3人はTenzmanの高級車ベントレーでATMに向かいますが、子どもたちは、海辺の町ブライトンに連れて行ってほしいと言い出します。

遊園地で楽しんだ後、9年前は20,000人を前にステージに立ったと語るTenzmanは「もう引退したの?」と尋ねられます。Tenzmanは「ちょっと疲れただけだ。引退はしていない」と言い返します。

子どもたちの「ラッパーだったらラップをやれよ」という言葉に、ミュージシャンとしての心に火がついたTenzmanは、再び新曲の制作に取り掛かります。

映画は、Tenzmanの最新曲が子どもたちのiPhoneから流れるラストシーンで締め括られます。

撮影の舞台裏映像も公開
「Big Man」撮影の舞台裏を描いた「Big Man – Behind The Scenes」では、初めてiPhoneで映画を撮影したアネイル・カリア監督が、iPhoneの軽さとコンパクトさについて「ある意味、無限の可能性を持っている」と語っています。

シネマティックモード、高画質で滑らかな4K 120fpsのスロー撮影、Apple Log撮影について紹介されています。

動画はこちら
短編映画「Big Man」はこちらでご覧ください。再生時間は約20分29秒間です。
撮影の舞台裏映像「Big Man – Behind The Scenes」はこちらです。再生時間は約4分7秒間です。
映画のエンディングで流れる楽曲はApple Musicでは公開されていませんが、Stormzyの代表曲をまとめたプレイリスト「はじめてのStormzy」が公開されています。
Source: Apple/YouTube (1), (2) via 9to5Mac
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone16-595879/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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