研恒社「Slide Note 両開きタイプ・A5ヨコ」／B-TAO「B-TAO五線紙」【KREVAの文具PRESS】

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研恒社「Slide Note 両開きタイプ・A5 ヨコ」／B-TAO「B-TAO五線紙」

■指はくわえず

自分が持っている音楽的知識はほぼ全て独学で手に入れたもので楽譜もちゃんと読めないし、鳴らしたい音があるけれどもそれがどう成り立っているのか、それが何と言う名前でどうゆう理論に基づいているのかまではわからない。

そんな自分でも30年近く音楽を続けてこれたのはヒップホップという音楽、そして機材の進歩のおかげだと思う。最近では自分が一音一音積み重ねて鳴らしたのは何というコード名なのかもすぐに表示されるようになっていたり、自分が求めるコード進行をカタチにできるソフトがたくさん存在する。

そうなってくるとそれを書き留めておけば制作にも、ひいては後々のバンドでのライブにも役立つのだが、皆さんがイメージするような数ページにわたる五線譜は自分には必要ない。2小節、4小節、8小節のループを基本とした音楽という特性上、数行メモっておきたいということがほとんどだ。

▲“こういうのがあったら便利”をしっかりと叶えてくれる。これもまた文具の魅力

そんな俺のために作られたのではと思ってしまうほどニーズにジャストフィットしているのが「B-TAO五線紙」だ。4小節が6段。バースとサビで進行が違うときにもちょうどいい。縦に長くないサイズも作業デスクにばっちり。1枚1枚使えるのも良い。これを収納できるものがあればなお良いのに、と思ったらそれもある。「B-TAOバインダー」。完璧、そして最高がすぎるじゃないか。

ここまでだと皆さんにはあまり関係のない話になりそうなのだが、ここに救世主たり得る新星が現れる。以前バカリズムさんのテレビ番組に出演させていただいた際に紹介して、ご本人が購入し今でも使っていると言ってくれた「pagebase SlideNote」という商品。金属クリップを使用したスライド式リングレスノート。

いただいたプリントや資料、手書きのルーズリーフなどをひとつにまとめてノートのようにできるスグレモノだ。特筆すべきはその感触。金属クリップ部分をスライドしてまた嵌めるその気持ち良さはぜひとも味わっていただきたい。自分は店頭で体験してすぐに「買うっ！」と決めたが、実際に触れずにこれを読んで購入したとしても決して後悔はしないだろう。

A4サイズを既にいくつか持っていたところに「Slide Note 両開きタイプ・A5 ヨコ」がやってきた。PC作業中心の生活における筆記具という視点からヨコ型が生まれたのだと思うのだが、これがまた「B-TAO五線紙」にぴったりなんだわ。

もちろん専用のバインダーがあるので大抵はそこに収まっていくのだけれど、ちょっとだけ持って行きたいというときに絶対に使えると思う。ほかの文具たちと同様に今か今かと出番を待ち侘びている。指ならぬ、未使用の五線紙を数枚くわえて。

KREVA●2004年9月08日（クレバの日）に「音色」でソロデビュー。現在は楽曲プロデュースを始め、多岐にわたり活動を展開中。20周年イヤーも後半戦に突入。最新アルバム『Project K』を引っ提げて、KREVALIVE 2025『Project K Tour』を開催中（ツアーファイナルは6月17日 福岡公演）。出演中のサントリー「ROKU（六）」対談番組『the story of moment』、J-WAVE『PILOT THE ORIGINAL』（毎金曜23時）もチェック。さらに、2025年9月08日（月）「クレバの日」に東京ガーデンシアターでスペシャルライブ開催決定！
www.kreva.club

>> 連載【KREVAの文具PRESS】

※2025年6月6日発売「GoodsPress」7月号115ページの記事をもとに構成しています

＜写真・文／KREVA　写真（キービジュアル）／藪内 努　ヘアメイク／RYO（TRON）　スタイリスト／藤本大輔（tas）　構成／TOMMY　衣装協力／IM MEN ジャケット：13万2000円（IM MEN/ISSEYMIYAKE INC）＞

 

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