あたかも雨仕様な見た目からの卒業! 都会的なレインウエアなら梅雨もおしゃれに過ごせる!

【梅雨でも快適に、おしゃれに過ごそう!】

今年もやってきた梅雨シーズン。数週間は続く見通しのこの季節は、どうしても気分が下がってしまいがちです。そこで外出もなんのその、な雨でもワクワクしてしまうような梅雨対策アイテムをご紹介。今回は1着持っているだけで安心できる、都会的なレインウエアをセレクト。オン・オフで活躍が期待できるアイテムが今、各ブランド出揃っています!

■近年、機能的かつ都会的なウエアがますます増加&進化傾向に!

本意気のレインウエアというのは耐水性や撥水性、透湿性など機能面に特化したアウトドア由来の本格派が多く見られます。もちろん“雨を凌ぐ”という意味ではまったく問題ありませんし、昨今のアウトドアブームもあり日常的な装いとしても市民権を獲得しています。ですが、ファッション性やビジネスシーンでの汎用性も踏まえると、“凌ぐ”だけでは物足りないこともしばしば。そんなユーザーの需要を把握したブランドたちがこぞって持ち前の機能性を搭載しつつ、より都会的な佇まいのウエア開発に勤しんでいるのはご存知でしょうか? 今回はそんなレインウエアっぽさを感じさせない、本格的なアイテムをご紹介していきます。

■ビジネス仕様からおしゃれ着までなんでも揃う、2025最旬レインウエア6選

さまざまなブランドが今提案しているのが「実用性や機能性を備えた素材」を「リアルクローズ(日常着)に落とし込む」というもの。例えば、アウトドア用に開発された生地をスーツとして提案していたり、撥水機能や透湿性をカジュアルウエアに搭載したりと各社工夫を凝らしています。その中から今回はスーツ、カジュアルウエア、コートの3種類をピックアップしました。

<ビジネスシーンでも通用する「撥水対応機能派スーツ」>

まずご紹介するのはスーツ。「え?」と驚かれる方もいるでしょう。機能的な素材を使用しているためややカジュアルなルックスにはなるのですが、それでも梅雨時季に雨を気にせず気軽に着られること自体が発明的ではないでしょうか。夏に向けて装いも徐々にラフになる職種も増えてきますが、Tシャツやポロシャツに合わせても機能的なだけではなく上品な着こなしを実現してくれるはずです。

1. アーバンテイストの現代的ビジネスセットアップ

DESCENT ALLTERRAIN
「ライトウエイトスリムジャケット」(3万5200円)
「ライトウエイトスリムパンツ」(2万4200円)

まずご紹介するのはスポーツブランド、デサントのアーバンユニフォームラインとしてファッション愛好家からも多大な支持を得るデサント オルテラインからの1着。デサントが積み重ねてきた機能面への技術を日常生活にフィットするようにアウトプット。ビジネスシーンにも最適なセットアップに仕上がっています。

軽やかなストレッチ素材と動作を妨げにくいパターンメイキングが合わさることで快適な着心地を実現。また、特殊な交織によりシワ感のある立体的な生地組織にすることで独特の表情と肌離れの良いエアリーな着用感を叶えています。この素材は撥水加工も施しており、さらにはシワも目立ちにくいため雨や着脱の多いこの季節は特に重宝するはず。落ち着いたトーンのカラーバリエーションのほか、ゆとりのあるシルエットやショーツ、シャツなど同素材のシリーズもあるため好みやライフスタイルによって選べる点も大きなポイントです。

>> DESCENTE

2. 4WAYストレッチが快適性を高めるスグレモノ

MAMMUT
「アクティブ ソフトシェル セットアップ ジャケット アジアンフィット」(3万6300円)
「アクティブ ソフトシェル セットアップ パンツ アジアンフィット」(2万6400円)

続いては歴史あるアウトドアブランド、マムートが近年展開しているセットアップスーツです。多様性のある現代のビジネスシーンに合わせて自宅や通勤、オフィスでも活躍するべく試行錯誤のうえ誕生したのがこちら。素材には縦・横・斜めに伸びる4WAYストレッチ生地を採用し、耐久撥水加工を施しているため水にも強い特徴を誇ります。

ジャケットはクラシックなブレザーデザインを踏襲しながらも背面の裾に切れ込みを入れることで動きやすさを向上。パンツは細身のデザインに股下ガゼットを加えることで腰回りの履き心地と美シルエットを両立しています。また、一体型ベルトが付属しているためノンベルトでの着用やウエスト調整も可能に。いずれも型崩れしにくく、シワにもなりにくいため管理も楽チン。もちろんセパレートでも活躍必至なので、ビジネスウエアの新調を検討しているならぜひご一考を。

>> MAMMUT

<今どきなスタイルにハマる「都会派カジュアルウエア」>

雨に強いハードシェルではアウトドアテイストが強すぎる、もっと日常着のようなニュアンスで着たいというニーズに応えうる大人のためのレインウエアも今季はよりどりみどり。しかも、本格的なアウトドアウエアに比べて安価でも手に入る点も魅力です。

3. 本格性能かつこの見た目が5000円以下!?

WORKMAN
「イナレムプレミアムバッグインレインジャケット」(4900円)

機能性とルックスのいいとこ取り、コストパフォーマンスで我々の強い味方になってくれるワークマンからはミリタリーテイストのレインアウターをピックアップ。耐水圧35000mm、透湿度30000g/平方メートル/24hという圧倒的な耐水性・透湿性を誇るため、ちょっとした雨なんてなんのその。台風でも対応できるほどのポテンシャルを備えています。加えて、防風性や強度も高いため梅雨にもってこいな1着と言えるでしょう。

また、武骨なデザイン性も特徴。マットに仕上げた素材感も相まって、ヴィンテージライクなミリタリーウエア風の雰囲気も洒落感抜群。襟部にはフードを封入しており、背中のファスナーを開くことでバックパックを背負ったままでの着用も可能に。さらにはパッカブル仕様でコンパクトにまとめられるなど、突然の雨にも対応できるように使用者のことを考えたギミックの数々はさすがの一言!

>> WORKMAN

4. 気軽に着用できるうえアーバンなルックスも今どき

SHIPS any
「DICROS スピンドル ジップ シャツ」(1万6500円)
「DICROS イージー バギー ショーツ」(9460円)

人気セレクトショップのシップスが手掛ける、年齢問わずベーシックなウエアを展開するシップス エニィからは気軽におしゃれを楽しめるシャツ&ショーツのセットアップをご紹介。素材には第一織物が開発した機能素材DICROSを採用。本素材は高密度の合繊維物で優れた機能とデザイン性を両立しており、光沢を抑えたマクロタッチでナイロンライクな素材感が魅力。この雰囲気で撥水加工を施しているため雨の日や夏のレジャーに最適なウエアとなっています。

シャツは脇下から裾にかけた縦向きのスピンドルが特徴で丈感を調整することが可能。また、フロントはファスナー式にすることでシャツのような軽やかさとアウターのような見た目を両立しています。ショーツはトレンド感のあるゆったりとしたシルエットで構築。シャツと合わせることで全体がややリラックスした旬のシルエットを叶えてくれるため、機能面でもルックス面でもこの夏ヘビロテすること間違いありませんでした。

>> SHIPS

<“イザ”というときに頼れる「本格機能付きコート」>

最後にご紹介するアイテムはコート。暑い時季ではありますが、ビジネスでも休日でも羽織るだけで雨をケアしてくれるコートは持っているだけで安心感があるというもの。また、大きくトレンドが変わるアイテムではないので秋や春も続けて使用できるのもメリットです。

5. ベーシックなステンカラーコートを高性能に進化

COLUMBIA BLACK LABEL
「ブラックバーンパスコート」(4万4000円)

アウトドアブランドのコロンビアが培ってきた機能性を、アクティブな大人に向けた洗練されたデザインで提案すべく2016年に開始したハイエンドライン。そのコンセプトを大いに感じられるアイテムがこちらのステンカラーコート。普遍的なデザインを踏襲しているためビジネスでもカジュアルでも上品さを与えてくれること請け合いです。さまざまなシーンで重宝し、長いシーズン愛用できるはず。

機能面としても盤石の性能を誇ります。ボディには2.5層の防水生地を採用しており、コロンビア独自の防水透湿機能オムニテックが水の浸入を防ぎながらウエア内の蒸れを放出してくれます。これによりコートらしい重々しさは皆無で、軽やかかつ快適な着心地を実現。また、各種ポケットには止水ファスナーを脇や後ろ身頃にはベンチレーションを備えるなど機能性に長けたアウトドアディテールもプラス。スマートな見た目に多くの機能性を付随させた“あると嬉しい1着”に仕上がっています。

>> Columbia

6. 英国由来のクラシックさを梅雨時季にも!

Traditional Weatherwear
「パッカブル ダービー ボタン スルー」(3万3000円)

せっかく長く愛用するのであれば伝統的な1着を…。そんなニーズに応え得る一品がこちらのトラディショナル ウェザーウェアのコートです。英国老舗マッキントッシュ社の系譜を継ぐブランドだけに、大人にふさわしいクラシックさはお手のもの。わずかにドロップしたショルダーラインと程良くゆとりのある身幅は伝統を感じさせます。この考えられたシルエット構築はドレス感のある装いからカジュアルなスタイルまで幅広く網羅。着る人を選ばない、まさに万能なコートなんです。

そんなクラシックな出で立ちながらも素材にはナイロンを採用し、撥水効果をオン。ありがちな“ザ・ナイロン”という光沢感はなく、伝統的な雰囲気に似つかわしい素材感を実現しています。さらには持ち運び可能なパッカブル仕様となっているため、梅雨時季はもちろん寒暖差のある季節や出張などにもきっと重宝することでしょう。

>> Traditional Weatherwear

>> 【連載】梅雨でも快適に、おしゃれに過ごそう!

<文/小林大甫 メイン写真/坂下丈洋>

 

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