【買って得モノ&夏のトレンド調査】
限られた住空間で最大限の機能を求めるスペースパフォーマンスに優れた「スペパ」家電が人気だ。ビックカメラにおいても特にサイズが大きい洗濯機、冷蔵庫などの大型家電においてその傾向が顕著になっている。
* * *
一般的な日本の住宅事情を考えるとなるべくコンパクトでしかも高い機能を持つ家電を選ぶのが賢い家電選びの正解。洗濯機や冷蔵庫のように場所をとる大型家電ならなおさらスペース効率(スペパ)が高いものが求められる。
「洗濯機は以前から洗剤の自動投入や乾燥機能が付いたドラム式のタイパを重視したモデルが人気でしたが、近頃は10kgくらいの小型タイプの人気が出てきています。もう一方の冷蔵庫も“省スペースで大容量”の傾向にあり、それに加えて大きな“冷凍室”を持つモデルがトレンドになっています」と話すビックカメラの角中祐介さん。
洗濯機では10kgの洗濯ができるパナソニックの「SD」シリーズ、冷蔵庫では奥行約65cmでありながら543Lの大容量を誇る東芝の「ベジータXFS」シリーズがこれらにあたる。
大型スペパ家電について家電ライターの田中真紀子さんは次のように分析。
「大きくてあらゆる機能が付いているものが良い、という時代が終わり、スペースだけではなく価格や機能もコンパクトで効率的に、という時代になっていくのではないでしょうか」
限られた住空間、時間を有効に活用できる家電をしっかり選ぶことが今を賢く生きるヒントになりそうだ。
ビックカメラ有楽町店 生活家電
コーナー販売員
角中祐介さん
2017年の入社以来、家電コーナー一筋、8年目のベテラン販売員。これまでエアコン、大型家電、調理家電に担当し、暮らしをトータルで提案する
<使い勝手抜群>
1. 手間いらずで清潔キープ! 洗剤自動投入&槽洗浄で毎日を快適に
パナソニック
「ドラム式洗濯乾燥機 SDシリーズ NA-SD10UAL」(19万7100円)※5月下旬のビックカメラ価格
置きやすく使いやすい「コンパクトドラム」。人気の液体洗剤&柔軟剤自動投入機能も搭載!(角中さん)
洗剤・柔軟剤自動投入で計量の手間を解消するのに加えて洗濯槽を自動で洗浄する「自動槽洗浄」機能を搭載。黒カビの発生を抑制し、いつでも清潔な状態をキープする。
▲投入口や操作パネルが高めの位置にデザインされているため出し入れしやすく操作しやすい
<強力洗浄>
2. ウルトラファインバブル洗浄で頑固な汚れも徹底洗浄!
東芝
「ドラム式洗濯乾燥機 ZABOON TW-127XP4」(29万8000円)※5月下旬のビックカメラ価格
水道水をウルトラファインバブル水に変えて衣類の繊維の奥の汚れまでスッキリ落とせます!(角中さん)
スタイリッシュなデザインのボディに7.8インチ大画面のタッチパネルを搭載し、直感的な操作を実現。独自の「抗菌ウルトラファインバブル洗浄 EX」が洗剤成分を繊維の奥まで届け皮脂汚れを落として黄ばみも防ぐ。
■識者イチオシの最新モデル
シャープ
「プラズマクラスター ドラム式 洗濯乾燥機 ES-X12C」(実勢価格:27万円前後)
一枚扉のデザインと省エネ・節水機能が好評。シャープ・ドラム式の乾燥性能もぐんと上がった人気モデルです!(田中さん)
プラズマクラスター技術が衣類の菌・ウイルスはもちろん洗濯槽内のニオイの元を強力に分解・除去。
アクア
「ドラム式洗濯乾燥機 AQW-DX12R」(実勢価格:23万円前後)
洗濯機置き場が狭くてもドラムを使いたい、というニーズに応えたドラム式。新モデルは洗浄力がますますアップ!(田中さん)
高濃度洗剤液を繊維の奥まで浸透させ「たたき洗い」と「もみ洗い」で皮脂汚れや泥汚れを根こそぎ除去。さらにヒートポンプ乾燥で効率良く衣類を乾かす。
<野菜が新鮮>
3. 野菜も肉も鮮度長持ち。大容量ベジータで食材の無駄ゼロ!
東芝
「冷凍冷蔵庫 ベジータ XFSシリーズ GR-Y540XFS」(36万8000円)※5月下旬のビックカメラ価格
キッチンにきれいに収まるサイズながら543Lの大容量を誇る。出し入れしやすい冷凍室も◎(角中さん)
うるおいたっぷりの冷気を野菜室に1日20回以上送り込み、野菜が劣化する原因となるエチレンガスを分解し、野菜の鮮度と栄養をキープ。
▲庫内を明るく照らすLED、左右分割のチルドルームなど食材を無駄なく美味しく使い切る機能を多数投入!
<人気急上昇!>
4. キッチンにフィットする3ドアは直感的に使えて出し入れも楽々!
東芝
「冷凍冷蔵庫ベジータ SCシリーズ GR-W33SC-KZNA-SD10UAL」(10万2830円)※5月下旬のビックカメラ価格
野菜くずや泥を「おそうじ口」から捨てられ、庫内をきれいに保てます(角中さん)
幅60cmのスリム設計ながら冷蔵室、冷凍室、野菜室をそれぞれ独立させた直感的に使えるデザインを採用。ドアポケットの「仕切れるチューブスタンド」など細部に至るまで使い勝手を考えた仕様がポイント。
■識者イチオシの最新モデル
パナソニック
「冷凍冷蔵庫 NR-F55HY2」(実勢価格:29万円前後)
サイズがコンパクトになっても長期間保存、フルオープンドアなどの機能はそのまま。サイズで諦めていた人もこれなら置けます!(田中さん)
独自の微凍結(パーシャル)は包丁で切れる硬さに凍らせることが可能なため、必要な分だけ切って使える。また、野菜室も野菜をシャキシャキしたまま保てるので、まとめ買いするライフスタイルにも対応する。
ハイセンス
「冷凍冷蔵庫 HR-DCH450KK/KW」(実勢価格:18万円前後)
側面や背面からの排熱をなくし、底面から熱を逃がす構造にしたとで側面を壁にぴったりつけて設置できるからスペパ抜群!(田中さん)
冷蔵室、冷凍室を合わせて450Lと驚きの収納力を誇る。たっぷり入ってスタイリッシュ、しかも狭いスペースにも置けるなど日本の住宅事情にぴったり。
家電ライター
田中真紀子さん
※2025年6月6日発売「GoodsPress」7月号36-37ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/今 雄飛(ミラソル・デポルテ) 監修/角中祐介 取材協力/田中真紀子(家電ライター)>
【関連記事】
◆一人暮らしだけど洗濯機はドラム式がいい!大丈夫、容量4.5kgの超コンパクトモデルがありますよ
◆えっこれ家具じゃないの?扉を開けると内部はなんと冷蔵庫!
◆横幅たったの36cm! スリムだけど大容量な"冷凍庫”はまとめ買いの強い味方です
- Original:https://www.goodspress.jp/features/683386/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...