【買って得モノ&夏のトレンド調査】
アウトドアで過ごすことを趣味にする人が増えている。そんな人たちが次に挑戦したくなるのが“ソロキャンプ”。どんなギアを揃えればいいのか、今のトレンドをアルペンアウトドアーズで探ってみた。
* * *
「最近のキャンプギアのトレンドは“ミニマム”と“UL(ウルトラライト)”です」と大石さん。
一通りの道具をそろえた人たちが使い勝手の良い道具の絞り込みに入っているのだ。
「必要な道具、愛着のある道具に絞り込み、ミニマムにする傾向です。ひとつの道具で数通り使える=道具の少量化・手間がかからない方向です」
安価に旅をする手段として車中泊と併せてソロでキャンプを楽しむ人が増えているとも。
「インフレーターマットは車中泊でも使用できますし、アルミユニットテーブルはキャンプでさまざまなコンロに対応できます。SOTOのコンロなどもまさにその傾向を象徴しています」
クルマで移動するとはいえ積載スペースは限られている。今はネット上などに情報も多い。エントリー層はそれらを参考にコスパも重視して軽量でコンパクト、多機能なギアを選び、実物を見て購入しよう。そうすれば自然の中でのひとり時間を満喫できるはずだ。
Alpen TOKYO
AlpenOutdoorsマネジャー
大石真史さん
子供の頃からキャンプやアウトドアが好きで学生時代は自転車で全国を旅した経験もあり。キャンプ以外にも登山、カヌー、ダイビングなどアウトドア全般を楽しんでいる
<ハイコスパ>
1. 独自のフレーム構造で設営がラクなモデル
スノーピーク
「ランドネストMテントタープセット」(4万9800円)
テントとタープのセットです。今年価格が改訂され、コスパが良くなりました。独自のフレーム構造で立てやすくソロでもデュオでも使えます(大石さん)
フライシートとインナーテント両方にメッシュ窓があるので風通しが良く、夏のキャンプにピッタリ。圧迫感も少なくファミリー、デュオ、ソロと多様なシーンで快適なキャンプを実現。
<人気急上昇!>
2. 軽量&コンパクト収納を実現してソロにピッタリ
SOTO
「トレックマスター ST-331」(1万2870円)
ジェネレーターを有する液出し燃焼構造のためドロップダウンによる火力低下が生じにくく、安定した火力で使用できます。低重心で不整地でも安定して使用可能です(大石さん)
軽量&コンパクト収納を実現し、山岳使用に対応したCB缶モデルの液出し分離型ストーブ。本体は重量約195gで収納時は極めてコンパクトになる。
<売れ筋No.1>
3. さまざまなコンロをセットできて拡張性も抜群
アルペンアウトドアーズ
「アルミユニットテーブル88」(9999円)
薄型バーナー、カセットコンロに加え、これまで高さが合わなかったシングルバーナーまでインストールを可能にし、拡張性のある設計になっています(大石さん)
多くのオプションパーツをラインナップに加え、自分好みにカスタマイズできる拡張性が特徴。それらを組み合わせていくとソロでもファミリーでも使える。
▲拡張ユニット(4999円)を使えば広いテーブルスペースが確保できる
4. 風に強く屋外でも安定した火力を発揮
イワタニ
「カセットフー “タフまるXG”」(1万1990円)
外側と内側の2段階風防とX型五徳で耐風性が向上。さらに火力も3.4kW(2900kcal/h)とup。シックな艶消しブラックの人気商品を更に機能upしたこんろです(大石さん)
アウトドアファンには従来から人気の高いカセットこんろの「タフまる」がマイナーチェンジをしてさらに使いやすさとタフさが向上。自宅のテーブルでも使用できる。
▲本体重量約2.2kgで専用キャリングケースを使って収納にも持ち運びにも便利な設計になっている
5. 高い保冷性で氷を持ち運べるアイスコンテナ
アルペンアウトドアーズ
「アイスコンテナ2」(3999円)
外気温35度で26時間氷をキープ。テスト環境温度35度で24時間後15%以上、26時間後9%以上の氷が残る高い保冷力を誇っています(大石さん)
本体重量約1kg、内容量約2Lで自宅から氷を持ち運べるアイスコンテナ。口部分の内径は85mmと広く、大きな氷を出し入れしやすい。夏のキャンプで冷たい飲み物を飲みたいときに役立つ。
▲本体は真空二重構造で市販のロックアイス約1kgを入れられる
▲アイスコンテナだけでなく大きめの水筒としても使用が可能。注ぎ口は直飲みにも対応した形状
<注目新製品>
6. ナンガ初のエア式インフレーターマット
ナンガ
「ライコット #2 R5.0」(2万7800円)
寝袋との親和性を高めたコンパクト収納のエア式インフレーターマットです。200g保温レイヤー搭載をし、R値5.0と夏だけでなく冬期でも安心の保温性能です(大石さん)
空気を入れると厚さ約7cmになり、高いクッション性と保温性を発揮してくれる。寝袋の下に敷くだけでなくキャンプ用ベンチや車中のクッションとしても使える。
▲空気の注入はスタッフサックと一体型のポンプを押し込むだけで簡単に行える仕組みになっている
※2025年6月6日発売「GoodsPress」7月号48-49ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/684680/
- Source:&GP
- Author:&GP
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