見た目は“ピーラー”、でも雑草刈りに超効く!「草刈りピーラー」で固い地面の草がスパッと消える

固く締まった地面にへばりつくように生えた雑草、手で抜くのはとにかく大変。作業をラクにしてくれる草刈り道具は使えば良いのですが、来客の目に触れる玄関まわりはなるべく地面を荒らしたくないし、植栽の周辺などはできるだけ細かく丁寧に手入れしたいところ。そうなると、“ちょうどいい道具”って意外と少ないんですよね。

そんな厄介な相手に“最適解”をくれたのが、Garden Helper(ガーデンヘルパー)「草刈りピーラー KP-5」(実勢価格:1500円前後)です。それはもう、ごっそり削ってくれるんです。

名前の通り、調理器具のピーラーのように地面を「削る」感覚で使える除草道具。これまでいろんな草刈りアイテムを試してきましたが、ここまで地面を荒らさず、根元からキレイに削れる道具は初めてかも。

■シンプル構造で迷わない。まるで草むき作業!

この道具、見た目どおりの直感的な構造なので、使い方で悩むことはまずありません。
刃を地面にピタッと当てて、しっかり握った手でそのまま手前に引くだけ。まるで野菜の皮をむくような感覚で、雑草を根元からこそげ落とすことができます。

ポイントは、刃の部分がわずかに稼働すること。これによって地面のわずかな凹凸にもぴたりと沿い、浮かせず削れて、仕上がりが格段に美しい。

庭の悪魔・スギナやドクダミはもちろん、オヒシバのような厄介な雑草もばっちりOK!何度かこすっているだけで、しつこい緑がスーッと消えていきます。

■しゃがみ作業だけど、意外と疲れない

唯一の注意点は、しゃがんで作業するスタイルになること。立ったまま使える道具ではないため、腰や膝に不安がある人には少し負担になるかもしれません。

とはいえ、使い方はとてもシンプル。道具をしっかり握って、腕を使って地面を引くだけ。小刻みに動かす効果的。ガツガツ振り回したり、雑草を力任せに引き抜く必要がない分、身体への負担は想像以上に軽く、長時間作業でも意外と疲れにくいのが特徴です。

■一気に片付けたいなら他の道具。でも“仕上げ”には最強!

▲ピーラー後の地面の様子。地面の皮むきが如く、地表スレスレできっちり草刈り可能 ▲ピーラー後の地面の様子。地面の皮むきが如く、地表スレスレできっちり草刈り可能

もちろん、広範囲の雑草をざっくり刈るなら、「三角ホー」や「削るくんシェーバー」のような道具に分があります。スピードと効率を重視するならそちらのほうが向いています。

▲細い刃で草をしっかりキャッチでザクザク切れていく。上部の荒い面は刈った草を集めるときにレーキとして使える

ですが、細かい部分まで丁寧にキレイに仕上げたいときや、地面をなるべく荒らしたくない場所には「草刈りピーラー」が圧倒的に向いている。特に玄関前やアプローチ、芝生の縁、花壇まわりなど、人目につく場所ではこの道具の“繊細な仕事ぶり”が光ります。

以前紹介した、「ウェーブカッター」と使い勝手は似ていますが、ザクザク進めたいのであれば「ウェーブカッター」、地面を荒らさずにキレイに片付けたいなら「草刈りピーラー」と使い分けるのが良さそう。

* * *

GardenHelperの「草刈りピーラー」は、見た目のユニークさに反して、かなり本格的な除草ツールです。特に、固く締まった地面に生えた雑草を、根元からしっかり・キレイに取りたい人にとってはベストな1本。

ザクザクと“削っていく”心地よさ、道具の動きで草がごっそり消えていく爽快感。
草むしりがちょっと楽しくなる、そんな道具です。

 

▼実際の使い勝手は動画でチェック

 

>> 石黒金属

<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。ボサボサの庭はまずいので今年も楽にガシガシ使える除草アイテムを試してみる所存。

 

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