【雑草対策】防草シートはケチらないのが正解。デュポン「ザバーン」で庭の雑草ストレスを根本から断つ

雑草が伸びる季節になるたびに、あちこちの草を刈ったり抜いたり。いろんな除草アイテムも試してきましたが、結局は手入れが追いつかず、また生えてくるの繰り返し。とくに花壇まわりのように丁寧に扱わなければいけない場所は、やればやるほど面倒に感じてしまいます。

「そもそも、生えなきゃいいのに」そう思う人もきっと多いはず。かく言う自分もそのひとり。雑草とのいたちごっこに疲れ果て、「そうだ、生えないように覆ってしまえばいいのでは?」と、ようやく気づきました。

というわけで今回、ついに“防草シート”を本格的に導入。いろいろ調べた末にたどり着いたのが、デュポン「ザバーン防草シート240 1m×30m」(実勢価格:1万5000円前後)です。

■情報を集めに集めて、たどり着いた「ザバーン」

防草シートとひと口に言っても、種類はさまざま。価格もピンキリで、どれを選べばいいのか初心者にはわかりにくい。というわけで、防草シートの比較動画をいくつもチェックし、レビュー記事も読みあさって、頭の中はもう“防草モード”一色に。

その中で何度も目にしたのが「ザバーン防草シート」。プロの造園業者が使っていたり、「砂利と併用すれば半永久的」といった話があったり。調べれば調べるほど、「ちゃんとやるならこれかも」と思えてきました。

ホームセンターで店員さんにも相談してみたところ、「防草シートは、ケチるとだいたい失敗しますよ」と即答。やっぱりそうか、と納得して、「ザバーン」をチョイス。

■ザバーンの何がそんなにいいのか?選び方とあわせてチェック

防草シートを探していると、「素材の違い」「厚さ」「透水性の有無」「固定用ピンの有無」などいろんな特徴が書かれていますが、正直どれが重要なのか、なんだかわかりにくい。

いろんな記事や動画を見てわかってきたのは、防草シート選びで重視すべき次の3点。実際はもっと注目するポイントはありますが、詳しく書こうと思うとややこしすぎるので、今回は簡単に。

① 破れにくさ(耐久性)
② 水はけの良さ(透水性)
③ シートの厚みと質感(施工性)

たとえば格安品だと、シートが薄くてふにゃふにゃ。風でめくれやすかったり、施工中にちょっと引っ張っただけで裂けてしまうこともあるとのこと。水が抜けにくいシートだと、雨のあとにシートの下が蒸れてしまって、かえって雑草が育ちやすい環境になることもあるんだとか。防草のつもりが“雑草温室”になってしまっては本末転倒です。

▲「ザバーン」の表面の様子。紙みたいな見た目なのが不思議

その点、ザバーンは素材そのものがしっかりしていて、厚みがあるのにしなやか。敷いたときに地面にぴたっとなじみ、ズレにくい。カッターでのカットもスムーズで、切り口がけば立ちにくいのもポイントでした。紙のような質感なので端の処理も必要ありません。

雨のあとでも水がしっかり抜けるので、ぬかるむこともなく、見た目もキレイに保てます。そして何より、耐久性。今回はまだ砂利を敷いていない状態ですが、それでも「これは数年じゃヘタらないな」と感じられるタフさがあります。しっかり施工すれば半永久的という話にも納得です。

■作業は5ステップ。丁寧にやれば、見た目もきれい

まずやったのは、庭にある植栽のうち残しておきたいものをプランターに移すこと。あとでまた植え戻す予定なので、できるだけ根を崩さないように掘り起こしました。

次に、防草シートを敷く範囲の雑草をざっくり刈って整地。この段階では、根まで抜かなくてもOK。表面をサッときれいにするだけで十分です。ちなみにこういうときの雑草処理には「三角ホー」がとんでもなく便利。

▲茶色面と黒色面、上下はどっちでも良いらしい

防草シートは敷きながらカッターで必要なサイズでカットしますが、前述の通り、紙を切るようにスーッと切れてびっくり。厚手ですが切りやすく、かつ滑りにくいので作業がしやすい。もっと切りにくいのかと思った。

重ね方も重要です。重ね幅をケチりすぎてしまうと、スキマから雑草が抜けてしまうリスクがあるらしく、余裕を持って重ねます。重ねたら、ホームセンターで売っている防草シート専用テープでしっかりと接着。

▲ザバーン用のテープも販売されているらしいが、専用とあればそれほど性能差はないと聞いたので、ホームセンターのPB品をチョイス

専用テープで使うことで、ズレもなく、全体として安定感のある仕上がりに。ポイントとしては、絶対にスキマを作らないように貼ることくらいでしょうか。

本来ならここから砂利を4cmの厚みになるよう敷くのがセオリー。紫外線や風雨を防ぐことで防草シートを長持ちさせる効果があるとのことですが、今回は花壇整備の予定があるため、砂利は一旦保留。

■少しお金はかかるが、時間とストレスを丸っと無くしてくれて感動

▲「ザバーン」を貼っていないところ(画像左)と張ったところ(画像右)の施工2ヶ月後の様子

除草道具もいいけれど、使うたびにしゃがんで、何度も同じ作業をするのは正直しんどい。雑草と真面目に向き合ってきたからこそ、「生えないようにする」という考え方にたどり着いた気がします…、っていうかなんで今まで考えつかなかったんだ!

実際、まだ施工して2ヶ月ではありますが、防草シートを貼ったエリアに雑草がないだけで、常に感じていた「あぁ、草刈りしなきゃ…」というプレッシャーが消え去り、かなり気分がラクだし、実際に草刈りしなくていいので体もラク。

▲2ヶ月経ったけど、ドクダミだけはまだ生きてた! こんなん普通に草刈りで対処するの無理すぎる…

なお、今回作業した場所以外にも使いたかったので、30m巻きの大きめサイズを購入。それなりに良いお値段はしましたが、これまでお伝えした通り、その分施工後の安心感はかなりのもの。

何より「ザバーン」はサイズ展開が豊富なので、庭の広さや施工範囲に合わせて無駄なく選べるのもありがたいところです。その分安くもなりますしね。ほんの一部だけ使いたいという人でも、ムダなく導入しやすいと思います。

ちなみに砂利を敷く場合、我が家の場合(10㎡弱)では追加で1万2000円程度かかる予定。防草シートとテープを足して合計で3万円程度かかりそうですが、向こう10年、この施工エリアの雑草処理を考えなくていいって考えると、ハッピーすぎるぜ…。

 

>> グリーンフィールド「ザバーン®・プランテックス®製防草シート」

<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。ボサボサの庭はまずいので今年も楽にガシガシ使える除草アイテムを試してみる所存。

 

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