筆者はフリーランスのライター兼編集者です。ガジェット、グルメ、乗りもの、エンターテインメントなど様々なジャンルの仕事を30年近く続けているため、過去に使った物や資料が溜まる一方です。一定期間を過ぎたところで、思い切って処分することもあるのですが、そういう物や資料に限って、同様の仕事が舞い込んできたりして「あー、処分しなければ良かった」と後悔することもありました。
「せめて綺麗に、わかりやすく保管しておきたい」と様々なコンテナやカーゴを使って仕分けしたりしていたのですが、その大半もまた嵩張るものが多く、「省スペース化を図って、コンテナやカーゴを買ったのに、雪だるま式に物が増えていく」ということにも至り、結構切実な悩みでもありました。
そんな中、数年前から使い始めて「これしかない!」という結論に至ったのがTRUSCOの「薄型折りたたみコンテナ」というアイテム。1点あたりおおむね2000円以内で購入でき、使わない間は畳んでしまっておくこともでき、さらに軽くて丈夫、カラーリングもカッコ良くて、もう何の文句もないばかりか最高すぎて、コンテナの前に立ち「サー!」とお辞儀したくなるほど優れた逸品です。
■「薄型折りたたみコンテナ」は全ての要件を満たしていた
▲OEMで各社からリリースされていることもあり、キャンプファンにお馴染みの「トランクカーゴ」(写真はTRUSCOのもの)。頑丈で密閉度も高いアイテムです
冒頭の通り、筆者はこれまで様々なコンテナやカーゴを使ってきました。キャンプファンにはお馴染みの「トランクカーゴ」はOEMで様々なメーカーからリリースされており、その頑丈さ、密閉性、カッコ良さに筆者もハマり、今もキャンプ道具入れ・バイクやクルマの工具入れなどに使っています。
一方、紙の資料など平らな物を室内での保管・仕分けするとなれば「トランクカーゴ」はちょっと用途に合わず、また特に室内にあると「存在感がありすぎる」という印象も……。
「んー、困ったな」と悩んでいるときに出会ったのが、ホームセンターで見たTRUSCOの「薄型折りたたみコンテナ」でした。
通常、ホームセンターでは折りたたんだ状態で陳列されているので、あらかじめ認識がないとこのコンテナを、コンテナとして認識できず、つい素通りしてしまいがちですが、実際に「薄型折りたたみコンテナ」に触れ使ってみると、筆者が求めていた全ての要件を満たしてくれることがわかりました。
▲筆者の資料部屋での「薄型折りたたみコンテナ」。合計30個ほどを使っています
■ロングセラーの従来品を、さらに劇的に改善した「薄型折りたたみコンテナ」
▲TRUSCOの従来品の「折りたたみコンテナ」(左)と、2009年に登場した「薄型折りたたみコンテナ」(右)の差
古くからTRUSCOの看板アイテムだった「折りたたみコンテナ」ですが、2009年に「さらに薄く畳めるように」とリニューアル。50Lモデルであれば、従来品より34%も薄く畳め、その質量も1.86kgに軽減。それでいて15kgまでの積載量を誇るという超画期的なアイテムだったのです。
また、平面での外形サイズは従来品と同じで50Lモデルは「530mm×366mm」。スタックして使うことができ、さらに50Lモデルと20Lモデルを合わせてハメることもできます。もちろん畳んでいる状態でもスタックできます。
近年ラインナップされたカーキ、ベージュなどのカラーリングもカッコ良く、さらに他のカラーリングで仕分けすれば、重ねて保管している際でも「あの資料は白いコンテナだ」「あの資料はカーキのコンテナ」だと一目瞭然。あらゆる物の保管性、収納性に優れた最適すぎる逸品だったというわけです。
また、「薄型折りたたみコンテナ」の50Lモデルは、カラーリングにもよりますが、おおむね2000円以内で購入可能。リーズナブルな価格設定も大きな魅力です。
▲同等サイズのスタックはもちろん、例えば20Lモデルと50Lモデルを合わせてスタックすることもできます
■コンテナ立ち上げ・折り畳みは極めて楽チン!
▲「薄型折りたたみコンテナ」の畳んだところ。天地はたった60mmです
実際に畳んだ状態から展開までを見ていきましょう。
畳んだ状態での天地はたった60mm。この状態から上部を上に持ち上げると、ごく簡単にコンテナが立ち上がります。「薄さ60mmの中に、こんなにいくつもの部品が入ってたの?」と思える瞬間ですが、まずコンテナの側面を内側から外側へとパコパコと立ててハメます。
▲「薄型折りたたみコンテナ」の側面をパコパコと立ててハメていきます
▲作業は実に簡単。コンテナがきちんと立ち上がると気持ち良く感じます
▲真っ平な状態から瞬時にコンテナに立ち上がりました
この作業、写真では女性が両手で行っていますが、場合によっては、片手でもできる極めて楽な作業で、時間にして3秒ほどで立ち上げることもできます。逆に折り畳む際も簡単で、側面を内側に軽く押すと、簡単に折りたたむことができ、再び天地60mmの状態に戻ります。
■専用台車を使えば複数のコンテナを簡単に移動させることもできる
また、「折りたたみコンテナ」シリーズはTRUSCOのロングセラー品でもあることから、この50Lモデルの「530mm×366mm」にフィットする台車も存在します。複数スタックさせたコンテナをそのまま台車に乗せれば楽に移動することもできます。
この台車も含めて応用すればキャンプなどのヘビーなシーンだけでなく、オフィスや家庭でも使える場面がたくさんあると思います。
▲「折りたたみコンテナ」シリーズの50Lモデルの「530mm×366mm」にフィットする台車。複数の商品がありますが、写真は「折りたたみコンテナ台車(ナイロンキャスター仕様)」(1万46円)
▲台車にスタックさせた状態。コンテナ同士のスタックがしっかりしているのでぐらつきはなく、複数のコンテナをスムーズにができます
■従来品よりフラット面が多く収納性+洗浄性に優れていた
▲台車の上に乗せた、従来品の「折りたたみコンテナ」(下段2つ)と、「薄型折りたたみコンテナ(20Lモデル)」(上段2つ)を重ねたところ
このように最高すぎる「薄型折りたたみコンテナ」ですが、今回の記事化にあたり、TRUSCO担当者に話を聞いてみました。
「従来の『折りたたみコンテナ』は、物流現場・工事現場での定番アイテムでした。しかし、のちにオフィスや一般家庭でも普及するようになり、よりライトユーザーにも呼応するために開発したのが『薄型折りたたみコンテナ』でした。
内側面はリプ構造とし、凹凸をできるだけ少なくすることで、収納物の引っ掛かりが起きないようにしている点もこだわりです。パーツは全てリサイクル可能なポリプロピレン製で、フラットな面をできるだけ増やしているため、洗浄性にも優れています」(TRUSCO・担当者)
従来品よりも単に薄くて軽くなっただけでなく、こういった改善があったというわけです。そして、これらの改善によって、プロユース以外からの需要は一気に増えたとも担当者は言います。
「特に大手通販サイトを通じて、アウトドア用に使われる一般ユーザーの方が増えました。もちろんそれ以外でも、様々な場面で機能性を発揮する商品だと思います。折りたたんで収納でき、保管場所にも困らず、輸送の際の費用も削減できる『薄型折りたたみコンテナ』をぜひお使いいただければ嬉しいです」(TRUSCO・担当者)
一度使うと、他のコンテナが目に入らなくなるほど優れた機能性を持つ「薄型折りたたみコンテナ」。あらゆる収納・保管に困っている方に強く推したい超画期的アイテムです。
<取材・文/松田義人(deco)>
松田義人|編集プロダクション・deco代表。趣味は旅行、酒、料理(調理・食べる)、キャンプ、温泉、クルマ・バイクなど。クルマ・バイクはちょっと足りないような小型のものが好き。台湾に詳しく『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)をはじめ著書多数
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/687998/
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