iOS26のパブリックベータが、登録ユーザー向けにリリースされました。開発者向けベータのリリースから約1カ月遅れでのパブリックベータリリースとなりました。大幅に変更された外観デザインや、注目の新機能を、数多くのスクリーンショットとあわせて徹底レビューします。
iOS26パブリックベータがついにリリース
iOS26は、世界開発者会議(WWDC25)での発表直後に開発者向けベータがリリースされ、日本時間7月25日にようやく、登録ユーザー向けのパブリックベータがリリースされました。
この記事では、iOS26の外観を中心に、変更点や新機能をチェックしていきます。
パブリックベータは、初期ベータで確認された不具合を修正していますが、あくまでも開発途中のバージョンであり、動作が不安定になったり、最悪の場合はデータが消失する可能性もあります。メインで使用するデバイスにはインストールしないようにしましょう。
透明感があり涼しげなLiquid Glassデザイン
iOS26の最大の特徴は、今秋公開の各種OSに適用されるLiquid Glass(リキッドガラス)と呼ばれる、透明感のあるデザインです。見た目に涼しさと軽やかさが感じられます。
ホーム画面に並ぶアイコンの透明度や色は、ホーム画面の何もない部分を長押しして表示される「編集」から「カスタマイズ」を選択して変更・設定できます。
透明にすることも、色調に統一感を持たせることも可能です。
アイコンを完全に透明にしてしまうと、背景の壁紙によっては見づらく感じられるので、透明度を何段階かで変更できるようになると、使用する壁紙の選択肢が広がって良いのではないかと感じました。

コントロールセンターのボタンも、ガラス板のように周辺部が反射するデザインとなっています。ダークモードにすると、当たる光が減って光の反射が小さくなるような細かい演出もされています。

ロック画面:立体的な空間シーン、時刻はサイズ変更可能
ロック画面には、3D効果で写真が立体的に見える「空間シーン」が設定可能になりました。
「設定」アプリから「壁紙」を開くと「空間シーン」におすすめの写真がピックアップされていますが、ここで表示される写真に限らず、壁紙の設定画面で空間シーンのアイコンをタップすると、数秒で立体的な効果を追加できます。
あるいは、すでに設定している壁紙をカスタマイズして空間シーン壁紙にすることもできます。
空間シーンに設定できる写真は、ポートレートモードで撮影した写真に限らず、好みの写真を自由に選択できます。
いくつか写真を試してみましたが、人物や動物だけでなく、風景や建物の写真でも効果が実感できました。

iOS26の壁紙は、配色が変わり続ける「ダイナミック」のほか、色調の異なる「陰影」「天空」「光輪」「黄昏」の5種類から選択可能です。

また、ロック画面の時刻表示のサイズも変更できます。

音楽などを再生中、ロック画面に表示されるコントロールも、背景がほんのり透けて見える半透明デザインとなっています。

操作の動きにも変化、充電所要時間も表示
透明感のあるLiquid Glassデザインは、見た目だけでなく、動きにも目新しさがあります。
たとえば「ミュージック」では、アルバムの再生開始時は再生中の曲名とタブが重ねて表示されていますが、画面を下にスクロールすると、再生中の曲の情報が小さくなり移動することで、曲の一覧が見やすくなります。
ホームのアイコンをタップすると、再びタブの一覧が表示されます。

このほか、充電の進行状態と残り時間がロック画面に表示され、「設定」アプリのバッテリーメニューではさらに詳細な情報を確認できます。

「カメラ」はアイコン激変!操作画面はスッキリ
iOS26では、Apple標準アプリのアイコンのデザインが変更されているのも目立ちます。
特に「カメラ」アプリは、フラットデザインのアイコンから、レンズを描いたアイコンへと大幅に変更されています(左がiOS26、右がiOS18)。アプリアイコンを手がかりにカメラを起動していた方は、見つけるのに苦労しそうなほどの変わりぶりです。

なお、コントロールセンターでは、iOS18とiOS26でカメラのアイコンに違いはみられません(左がiOS26、右がiOS18)。

「カメラ」アプリは、初期表示で撮影モードが「写真」「ビデオ」のみが表示され、撮影モードがずらっと並んでいた従来と比べて大幅にスッキリしています。
「写真」「ビデオ」部分を左右にスワイプすると他の撮影モードも表示されます。

選択中の撮影モード名をタップすると、露出変更やタイマーなど、必要な設定項目が一覧で表示されます。iOS18までは折り畳まれたメニューを開く必要がありましたが、iOS26では必要な機能を呼び出す操作がシンプルになった印象です。
歌詞の翻訳&発音ガイドが利用可能!
iOS26の「ミュージック」では、歌詞の翻訳と発音ガイドが利用可能となりました。パブリックベータの段階で、日本語でも利用可能です。
現段階では、利用可能な楽曲はまだ一部ですが、対応楽曲では歌詞を表示すると翻訳アイコンが表示され、「発音ガイド」「翻訳」が表示可能となっています。
K-POPの楽曲で発音ガイドと翻訳を表示すると、ハングルが読めなくても音と意味が分かって便利です。
この翻訳機能はApple Intelligenceに依存していないので、撮影に使用したiPhone14 Proでも利用できました。

なお、歌詞翻訳が利用できる言語の組み合わせは、英語→日本語、韓国語→日本語、英語→中国語(簡体字)、韓国語→中国語(簡体字)、韓国語→英語、スペイン語→英語と発表されています。
今後、対応楽曲は増え続けることが期待でき、音楽の楽しみ方が広がりそうです。
Safariのデザイン変更は賛否ありそう
Safariでは、画面下のメニューが表示される領域が小さくなり、コンテンツの表示領域が拡大しています。
しかし、共有、ブックマークを開く、タブ切り替えといった操作は画面右下の三点メニュー(・・・)を開く必要があり、少々手間がかかるので、好みが分かれそうな印象です。

この設定は、「設定」アプリの「Safari」メニューからにある「タブ」で変更でき、「下」「上」を選べば、従来に近いデザインが選択可能です。

今後、「コールスクリーニング」などの機能も、実際に試してレポートします。
- Original:https://iphone-mania.jp/ios-596594/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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