iPhone発売20周年モデルでOLEDの輝度大幅向上へ!?タンデムOLEDを採用か

iPad Pro (M4)に搭載されている、発光層を2層にしたタンデムOLED(2段スタック型OLEDディスプレイ)をiPhoneにも採用するよう、LG DisplayがAppleに働きかけを行っている模様です。

もしもiPhoneにタンデムOLEDが搭載されるとすれば、2027年か2028年に発売されると噂のiPhone発売20周年モデルになるかもしれません。

iPad Pro (M4)向けタンデムOLEDで強みを発揮

iPhone向けOLEDディスプレイはSamsung Displayが50%以上を供給していますが、iPad Pro (M4)向けのタンデムOLEDはLG Displayが車載用ディスプレイで先行した経験を活かし、より多くの枚数を供給しているとみられています。

今回のLG DisplayのAppleへの提案は、そうした自社の強みを活かし、iPhone向けOLEDディスプレイのシェアを向上させようとするものでしょう。

また、LG Displayは改良型のハイブリッドタンデムOLEDや、発光層が3層および4層のものも開発中との情報があります。

LG Display、得意のタンデムOLEDで巻き返し期待か

iPhoneにタンデムOLEDが搭載されるとすれば、まずはProシリーズから採用されると考えるのが妥当でしょう。

タンデムOLEDは既存のProシリーズ向けOLEDディスプレイよりも卸価格が高くなる可能性が高く、LG Displayとしてはシェア向上に加え売上高および利益率向上も期待できることになります。

iPhone発売20周年モデル向けにLG Displayが単独受注?

ただし課題は供給可能枚数で、iPhoneにタンデムOLEDが搭載されるとすればLG Display 1社で需要をまかなうことは困難と思われ、その場合はSamsung Displayも供給することになると予想されます。

Samsung DisplayはiPad Pro (M4)向けタンデムOLEDの供給において初期は11インドモデルだけにとどまりましたが、現在はLG Displayとともに13インチモデル向けも供給している模様です。

また、2026年モデルのMacBook ProもタンデムOLEDを搭載するとみられており、こちらはSamsung Displayの単独供給になるのが確実視されています。

もしもLG Displayが単独でiPhone向けタンデムOLEDを受注できるとすれば、追加モデルとなるとの噂もあるiPhone発売20周年モデル向けのフルスクリーンディスプレイにということも考えられますが、画面下埋込み型Face IDおよび画面下埋込み型カメラ関連の技術において、同社がSamsung Displayと同等か優れた技術力を示せるかが課題となりそうです。

Source:The Elec

Photo:Apple Hub/Facebook


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