<“デカ盛り”発見伝!>
美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!
* * *
埼玉県鴻巣市。県道38号沿いにある餃子の専門店「ねぎ餃子 鴻巣上谷店」。埼玉県の特産品である高級ブランドねぎ「深谷ねぎ」をたっぷりと使用した冷凍餃子の販売とイートインのお店です。
実はここ、有名フードファイターが何人も食べにきているという、デカ盛りに定評のある店。ここで8月から新しいデカ盛りメニューが登場したと聞き、早速向かってみることにしました。
▲店内。テーブル席、カウンター席、座敷がある。テイクアウトは冷凍餃子、焼き餃子があり、お弁当の注文も可能
まずは店主に聞いてみる。あの〜、新しいデカ盛り丼があるって聞いたんですが。
「そうなんですよ! 8月から発売の『鬼メガ餃子丼』。まだメニューも出来上がっていない、デビューほやほやの丼です!」
ということは、まだ有名フードファイターももしかして食べていないかも!? もちろん「鬼メガ餃子丼」を注文。出来上がるのを待ちます。
カウンターの奥にある厨房をぼーっと見ていると、どうやらフライパン2つを使って同時に焼いているようです。デカ盛りだから、フライパンひとつじゃ量的に間に合わないということ? これは期待が上がります。
■餃子が螺旋状に山盛り!「鬼メガ餃子丼」1310g!
目の前にやってきたのは、丼に餃子が螺旋状?に積み重なっている山盛り丼。早速計測です。
▲「鬼メガ餃子丼(ごはんマンガ盛り)」2800円。餃子6人前を一つの丼に
直径18.5cmの器に高さ約20cm、重さは1310g(器の重さを除く)。上から見てもゴハンは見えない。餃子が層になっています。
▲重さ1310g。丼は一般的なサイズなので、いかに密度が高いのかがわかる
「店内で食べる場合、餃子は1人前5個になります。鬼メガ餃子丼は30個餃子が盛り付けてあるので6人前になりますね」と店主。
早速一口! 焼き面はカリッと、そしてモチっと。さらに中の具はジューシーに。もぉ完璧な焼き上がり。さすが餃子専門店です。
「うちは全品お値打ち価格で王道の餃子から少し変わった餃子まで食べられる、そして買える店だからね。餃子の味にはもちろん自信がありますよ」
ブランドねぎ「深谷ねぎ」だけではなく、独自製法の一晩寝かせた「熟成餡」、餃子の皮専門店から取り寄せた具材に合う特別な皮など、素材の一つひとつにこだわるだけではなく、「うちの自慢のもうひとつは清潔な店内! テーブルや椅子、床などがギトギトしているお店も多いけれど、うちは清潔さを重視して、汚れてもすぐキレイにすることを心がけています」。なるほど〜。確かに、テーブルも椅子もベタベタしていません。
▲高さは約20cm。餃子30個を美しく積み重ねられる技術もすごい!
そして、デカ盛り攻略には欠かせない味変アイテム、一体何がある? と卓上の調味料をチェックすると、レモンブラック味と書かれた店秘伝のタレ、醤油、ラー油、カイエンペッパー、コショウ、酢など、なんかいっぱいある。
「そうなんですよ。餃子自体に味がしっかりついているので、タレにつけなくても美味しいのですが、デカ盛りに関しては、味を変えて色々楽しんでもらいたいですね。塩味がきいているので、お酢+コショウで楽しむ方も結構多いですよ」
となれば、まずはそのままで2〜3個楽しんだら、次に酢コショウ、そして秘伝のタレ、王道に醤油とラー油とお酢の混ぜたのとか。お酢+カイエンペッパーも作る? 確かに、飽きないで最後まで食べられそうです。
▲2つのフライパンで同時に餃子を焼いていく。厨房にはずらっとコンロ&フライパンが
ちなみに、餃子を家で美味しく焼く方法ってありますか?
「まずはフライパンですね。餃子を焼くときにありがちな失敗って、フライパンにくっつくことなんですが、フライパンのコーティングがハゲかけているようなものでは無理! まずはフライパンの状態がいいもの。コーティングの傷がないもの、鉄のフライパンならボコボコになっていないものを使ってください。
あとは、家庭用コンロで作る場合、蒸すための足し水はお湯じゃなくて水でいいです。1パック100mlなど、パッケージの取説に書かれている水の量を守ることも大事ですね。家庭によってフライパンの大きさなどが異なるため、『フライパンの1/3までの水』や『餃子が浸かる位』などは信用しないでください。だってそうでしょ? 20cmと26cmのフライパンでは、水の量が凄く変わりますから(笑)」
ごもっともです!
▲1つのフライパンで15個ずつ焼いて、30個を丼の上へ
「実は、ここは元冷凍々餃子の販売だけだったんですが、お客様から『どうやったらうまく焼けるの?』と聞かれることが多かったんで、それならと飲食スペースを作ったんですよ。うちは中華料理店にある餃子専用の焼き台ではなく、あえてご家庭にあるフライパンを使って、ご自宅でもこんなにキレイに焼けるんですよ、というのを遠回しに伝えています。まっ、あまり伝わってないですが(笑)」
焼き方を見て覚えるという面もあったとは! ちなみに、フライパンは月イチで買い替えているそうです。まぁ飲食店だしね、餃子いっぱい焼いているしね。
餃子の成功はフライパンのコンディションにかかっている、ということですね。
▲ゴハンの上に餃子を円形に盛り付け、さらに上に重ねていく。最後の1つを立たせるのがプロの技!
「あとは、透明なフタがおすすめですね。開けて確認する手間が省けます。焼き上がったと思ったら、火を止めて、フタをしたまま1分ほど蒸らすと、余熱で美味しく仕上がりますよ。そして、取り出すのはトングで。ヘラで一気にお皿に、と思うかもしれないですが、金属のヘラだとフライパンが傷ついちゃうからね」
そういえば、専門店の真似して、トングでガッガッてこすってお皿にうつしていたかも。フライパンの寿命のためにも、今後はトングにします!
▲餃子と一緒にゴハンをかき込む! ちょっとだけ背徳感を感じる幸福感〜!
ちなみに、店一番の人気メニューは「餃子春雨酸辣湯(サンラータン)セット」900円。餃子5個とゴハン。春雨酸辣湯がついたボリューム満点のセットです。春雨やキクラゲ入りの特製スープはお酢の酸味とラー油の辛味がきいていてご飯・餃子との相性も抜群とのこと。
また、「ネギ餃子セット」620円〜や旨辛餃子セット650円〜などのセットメニューや丼メニューに関しては+150円でゴハン特盛350g、+300円で超大盛500g、+400円でマンガ盛り600gなど、追加料金でデカ盛り定食を楽しめます。
餃子メーカーだからこその、こだわりの餃子を焼きたてで味わえて、ゴハンも長野県安曇野産のブランド米「つきあかり」使用など、美味しさへの熱意をビシビシと感じる「ねぎ餃子 鴻巣上谷店」。
▲店頭で販売している冷凍餃子。この日はほぼ売り切れていて、残りわずか
デカ盛りを満喫した後は、店頭で販売している冷凍餃子を購入。うちにあるフライパンの一番新しいもので、このおいしさを再現したいと思います!
ねぎ餃子 鴻巣上谷店
住: 埼玉県鴻巣市上谷872
TEL:048-507-9776
営:11:00〜15:00、土日祝11:00〜20:00(各LO30分前)
休:なし
<取材・文/いしざわりかこ 写真/小嶋 裕>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/692921/
- Source:&GP
- Author:&GP
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