大人が持ちたい万年筆がまたひとつ。パイロットの「キャップレス・デシモ 20th 限定モデル」

パイロットコーポレーションは、純国産万年筆の開発・販売を行った並木製作所を前身とする文具メーカーです。日本の伝統工芸である蒔絵を施した万年筆を発表し、1930年にはダンヒル社と契約して「ダンヒル・ナミキ」を誕生させ、世界に名を轟かせました。

その後、1963年に世界初となるキャップのないノック式万年筆「キャップレス」を発売。キャップを外す必要がなく、片手で操作できる利便性と独創的な機構が話題を呼び、翌年パリで開かれた国際ギフトフェアで最優秀オスカー賞を受賞するなど、海外でも高く評価されました。日本が誇る名品万年筆シリーズです。

キャップレスはその後もバージョンアップを重ね、10代目となる製品が「キャップレス・デシモ」です。デシモはスペイン語で「10番目」を意味し、2015年の発売開始から今年で20周年を迎えます。

これを記念して「キャップレス・デシモ 20th 限定モデル」(4万9500円)が登場。数量限定で2025年11月4日より発売予定です。

今回の「キャップレス・デシモ 20th 限定モデル」には、もう一つのメモリアルイヤーとしての意味が込められています。前身である並木製作所を設立した並木良輔と和田正雄が、海外進出を目指して自社製万年筆を携え、横浜港を出航したのが1925年。2025年は、この出航から100年の節目にあたります。

単なる「キャップレス・デシモ」20周年モデルではなく、世界進出100周年を記念した特別な万年筆として、“海外進出への航海”をテーマに“夜明けの星空”をモチーフに採用しました。

ボディカラーは、ノック部分の夜空を思わせるダークブルーから、太陽が昇る直前のペン先部分のコーラルピンクへと移ろう鮮やかなグラデーション仕様。出航時の二人が目にしたであろう、夜明け前のマジックアワーを表現しています。

ボディはアルミ素材を使用した軽量・細身タイプ。従来の「キャップレス・デシモ」と同様、ワンノックでペン先を繰り出すことができ、ノックを解除してペン先を収納すると、気密性の高いシャッター機構がインク漏れや乾燥を防ぎます。

ペン先は18金製で、ペン種は極細字・細字・中字の3種類をラインナップ。特別仕様の専用ケースに収められています。

メーカーによれば、ボディで表現した夜明けには“はじまり・未来への期待感”、星空には“夢・希望”の意味が込められているとのこと。

今から100年前、世界進出を夢見て横浜港を出航した2人の創業者のDNAを受け継ぐ最新万年筆です。こうしたストーリーを持つ筆記具こそ、挑戦を諦めない大人が持つにふさわしい一本といえるでしょう。

>> パイロット

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆コクヨの高級筆記具「KOKUYO WP」に限定ミッドナイトブルーが登場。リフィルはブルーブラックです
◆「ジェットストリーム プライム」新作はビジネスシーンで映える上質さがポイント
◆4500万本売れたシャーペンが“黒一色”に覚醒。トンボ鉛筆「モノグラフチューン」誕生!


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA