【夏の“Tイチ”をプラスワン小物でおしゃれに彩る!】
35度を超える猛暑日が続くこの夏。相当な暑さのため、装いに快適性を求めるのが1番となるのは当然のこと。ただ、どうしてもいつも似たようなスタイルになってしまううえに、ともすれば部屋着っぽいダラシなさが出てしまうこともしばしば。そんなときに1点加えるだけでおしゃれに彩れる小物があれば…。ということで、今回はちょっとした荷物を運べるうえに、装いにもポイントを与えてくれるミニショルダーバッグにフォーカス!
■素材やデザインで装いの方向性を担ってくれるミニショルダーに頼ろう
▲快適さを最大化したが故にラフに見えすぎてしまう…。決して悪くはないのですが、なんだかあともう一歩洒落感が欲しいなと思うようなスタイルです
せっかくの外出。少しはおしゃれにしたい気持ちはありつつも、どうしても暑さに負けてしまいTシャツにショートパンツのような簡単なスタイルに落ち着きがち。しかも年齢を重ねると柄や色はあまり使わずにシンプルなモノトーンカラーを選ぶことも多いのではないでしょうか。そうすると、どうしてもいつも似通ってしまったり、快適性能の高い素材を選んでしまったりすることから“コンビニに行くような感じ”のスタイルに見えてしまうもの。そんな“Tイチ”スタイルに見合う小物を選ぶことで装いの洗練度が上がり、同じスタイルでもたちまち印象はアップします。
■アウトドアかシティか。好みのスタイルで使い分けるミニショルダーバッグ6選
バッグを持つのが面倒な手ぶら派の人も、そこにファッション的な付加価値があるとすれば少し気持ちが変わりませんか? そんなプラスアルファの存在感を漂わせるミニショルダーバッグを、今回は種類別にセレクトしました。意地になって「ポケットがあればいいのさ!」なんて言わず、実用性もファッション性も兼ね備えてくれるアイテムにぜひ頼ってみてはいかがでしょうか?
<ファッション性を与えたいならまずはミニショルダーバッグを>
いわゆるショルダーストラップの付いたミニバッグの総称。デザインとしてはシンプルなタイプが多く、素材感や意匠によって都会派にもアウトドア派にも振れます。
1. シンプルに仕上げて素材の強みを最大限に生かした逸品
UNTRACK
「CITY PLUS / The Bucket | Tote S」(2万7500円)
まずは都会的な雰囲気へとアシストしてくれるミニショルダーバッグからご紹介。アーバンアウトドアをテーマにオンとオフをシームレスに捉えたバッグやウエアを提案するアントラックの一品です。ベースのフォルムはバケットタイプを採用し、トップにはボタンひとつという無駄のない設計がボディに使われているホースレザーの品の良さと相まってアーバンな空気を漂わせています。
荷量はSサイズながらも財布やスマホなどゆとりを持って収納できる荷室になっており、マチもあることからバッグとして必要なポテンシャルはきちんと携えています。ショルダーストラップは2.5cm間隔で長さの調整が可能で、短くすることでトートバッグのように肩掛けや手持ちにもアレンジできます。ラフになるこの季節のTイチスタイルを都会的に、品良くアップデートしてくれる心強い味方となるはずです。H21×W20×D7cm、容量2L。
>> UNTRACK
2. パイピングカラーがアクセントのアクティブショルダー
THE NORTH FACE
「アストラS」(5500円)
アウトドアテイストを取り込むならやはりココ! ザ・ノース・フェイスが提案するパッカブル仕様のショルダーバッグ「アストラ」をピックアップ。本モデルはS、M、Lという3サイズ展開で、それぞれ小さくまとめて携帯できるエコバッグとして販売されています。なかでもこのSサイズがスタイルのポイントとして、そして軽装用のバッグとして非常にいい塩梅に設定されているんです。
特徴的な点としては軽さと耐久性を両立した40デニールのダブルリップストップナイロンを採用したスポーティなボディ。そして、パイピングとロゴにあしらったワンポイントカラーでしょう。この素材感とポイントカラーが装いにアクティブな印象を与えてくれるだけではなく、ちょっとした遊び心も感じさせます。カラーは、ボディのホワイトは統一でブルー、グリーン、レッド、ブラックの4色。普段よく着る色味に合わせると着こなしの統一感が高まるのでおすすめです。また、子供でも使えるほどの小ささなので家族でシェア、もしくはカラバリで合わせるなんていうのもいいですよね。H18.5×W21.5cm、容量3L。
<サコッシュなら小ぶりながらも都会的な雰囲気へとアシスト可能>
サコッシュは元々自転車のロードレースやトライアスロンなどで使用されていた補給食を入れるためのショルダーバッグ。その性質上、薄めのマチ幅で上部にファスナーが付いているモノが多いです。出自はスポーティですが、昨今ではどちらかというとシックで都会派なルックスのアイテムが多く提案されています。
3. 麦わら素材のような夏らしい風合いが特徴的!
RAMIDUS
「GRANADA SACOCHE」(1万7600円)
スポーティな要素の強いサコッシュをファッション性の高いアイテムとして再解釈したのは、藤原ヒロシが手掛けたストリートバッグブランドの後継として誕生したラミダス。ストリートファッションの発祥の地で20年以上にわたり育んできた感性を生かした、ありそうでなかった新感覚のサコッシュです。
サコッシュらしいフォルムや仕組みはそのままに、素材にはナイロンをベースにコットンとレーションを織り交ぜたハイブリッド素材を採用。この素材が天然の麦わらのような質感と風合いで、季節感を漂わせます。また、ボディ以外はブラックで統一することでスタイリングをグッと締める役割も果たしています。デザインは非常にシンプルなのでさまざまな装いに合わせやすく、それでいてその独特な素材感で他人とちょっと差を付けられる一品です。W26×H19cm。
>> RAMIDUS
4. キレイめに寄せすぎていない、味わい深いクラックレザーが目を引く
ITTI
「MARY SACOCHE – S / CRACK」(2万5300円)
より都会的な佇まいを望むのであればレザー素材のバッグは欠かせない選択肢。とはいえ、キレイめすぎてしまうとなかなかラフな装いとは合わせにくいかも…。そのちょうどいい塩梅を突いてくるのが、美大出身のデザイナーによる現代的なプロダクトワークが魅力のITTI(イッチ)のサコッシュです。
本作は天然のカウレザーに特殊な塗料と薬剤を施し、あえてヒビ割れを生じさせることで長年使い込まれたヴィンテージレザーのような趣をボディに宿しています。使い込むほどに徐々に下地の色や質感が現れる、そんな経年変化が楽しめる一品に仕上がっています。この“味”が粗野すぎず、どこか洗練とした雰囲気をまとっているためラフな装いでもスタイルのいいポイントとなってくれるはずです。ストラップはフック式で取り外し可能なので、サコッシュとしてだけでなく小さめのセカンドバッグとしても活躍してくれるでしょう。H22×W25.5×D2cm。
>> ITTI
<ウエストポーチでレジャースタイルのアウトドア感をより高めよう!>
言わずもがな、昔ながらのミニバッグ・ウエストポーチ。もちろん本来の使い方としてはウエストや腰回りに固定させることで利便性を発揮させるアイテムですが、現在では斜め掛けにする使い方が市民権を得て、それを踏まえた仕様になっているモノも多数登場しているんです。
5. ポーチの付け外しが可能なアレンジ性の高い意欲作
PORTER
「ALL WAIST BAG with POUCHES」(3万4100円)
ミニバッグを語るうえで触れずにはいられない王道ブランド、それがポーターです。今回は数あるラインナップの中から面構えの良さはもちろんのこと、少し異彩を放つディテールを持つ一品に注目してみました。本作は好みやシーンに応じてバッグをカスタマイズできる「PORTER ALL」シリーズのウエストバッグで、そのコンセプトが示す通り4種に分けられた収納のうちメインコンパートメント以外の2種類(ドリンクホルダー型ポーチ、ポケット型ポーチ)を取り外し可能というユニークな仕様となっています。
また、ポーチ用のストラップが付属しており、首や肩から掛けて単体でも使用可能。このマルチな使い勝手だけでも注目度は抜群ですが、やはり見た目も魅力的。素材には66ナイロンを超高密度に織り上げたオリジナル生地を採用しており、このミリタリーライクな素材感が男心をくすぐります。武骨なルックスとユニークなアレンジ性で唯一無二の存在感を得られる、満足度の高い逸品です。H16×W29cm。
>> 吉田
6. 洗練された大人のアウトドアスタイルを表現
DESCENTE
「ウエストバッグ CD」(7700円)
最後は都会的でプレミアムなアウトドアスタイルを提唱するデサントによるシンプルなウエストバッグを。本体には撥水加工を施した500D CORDURA TrueLockを使用。高い強度と耐久性を備えているためアウトドアでも不足なく使用できます。また、繊維自体がすでに色を有しているため、染色工程を一切必要としないサステナブルな素材も魅力のひとつ。
素材ひとつ取ってもこだわりを感じさせる一品なのですが、ディテールにもデサントらしい意匠が光っています。メインコンパートメントは薄くシンプルなシルエットにすることで装着時の快適な動作性とフィット性を高めながらも、500mlのペットボトルも収納できる収納性も装備。また、フロントにはカードケースが収まるポケット、背面にはスマートフォンポケットと使い勝手にも長けています。ベーシックなウエストバッグを探しているなら、見た目以上に細部にまでこだわったこちらの大人向けな一作はいかがでしょう? H14×W20〜27×D8cm。
>> DESCENTE
>> 【連載】夏の“Tイチ”をプラスワン小物でおしゃれに彩る!
<文/小林大甫 メイン写真/坂下丈洋>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/693667/
- Source:&GP
- Author:&GP
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