技アリな“縦横どっちでも使える”防災テントを作ったのはあの文具メーカーです

2008年から防災用品を発売する文具メーカー・キングジム。同社が全国の企業で働く施設管理・防災担当者450名を対象に行った意識調査によると、オフィスの防災備蓄に対して「不安に感じる」が22.9%、「どちらかというと不安」が40.4%を占めており、約6割がオフィス防災に不安を感じています。

そうした背景を踏まえてキングジムは、日常生活に溶け込む “特別感のない防災” を提案する防災ブランドとして「KOKOBO(ココボ)」の立ち上げを発表。従来の防災用品に加え、新製品も発売します。

▲「縦横使える防災テント」

今回発表された新製品は全部で4つ。10月10日発売の「縦横使える防災テント」「屋根が開く防災テント」「自動で膨らむ防災マット」と、8月27日発売の「災害トイレセット(100回分)」です。

「縦横使える防災テント」(1万2100円)は縦置き・横置きの2WAY仕様で利用できる1人用テント。簡単に設営でき、寝床や休憩用として利用したい場合は横置き、着替えや仮設トイレとして利用する場合は縦置きなど用途に応じて使い分け可能です。

テント内側にはホルダーが付属、トイレットペーパーやタオルなどをかけておくことができます。サイズは展開時に約W105×D105×H200cm。折り畳み時には約Φ66×D4cmとコンパクトに収納でき、約2.3kgと軽く持ち運びに便利です。

▲「屋根が開く防災テント」

「屋根が開く防災テント」(2万4200円)は、大人3人まで入れるサイズ(展開時:約W200×D200×H180cm。

折り畳み時:約Φ79×D6.5cm)で、約6.3kg。こちらのテントは屋根部分をファスナーで開閉でき、採光や換気が可能なため、被災時の閉塞感を軽減できます。

▲「自動で膨らむ防災マット」

「自動で膨らむ防災マット」(9900円)は、バルブを開けると厚さ約5cmまで自動で膨らむ、簡単に設置できるマットです。このマットを避難所での睡眠・休息時に敷くことで、底冷えや振動を軽減してくれます。

▲「自動で膨らむ防災マット」

展開時サイズは約W195×D65×H5cmですが、折りたたむと約Φ16×H63cmとコンパクトに収まるため、スペースをとらずに備蓄できます。また、各マットに搭載された連結ボタンを利用して、複数枚のマットをつないで使用することも可能です。

▲「災害トイレセット(100回分)」

8月27日から発売の「災害トイレセット(100回分)」(1万6280円)は、既存の「災害トイレセットⅡ」の使用回数を増量したバージョン。

1人あたりの平均トイレ回数が1日5回であることから、これ1個で約6人分・3日分の利用量に相当します。A4ファイルサイズなので、部署ごとに書棚やロッカーで簡単に収納しておけます。

このトイレセットは、水を使わずに利用できる仕様で、便座やバケツに汚物収納袋をかぶせるだけで設置可能です。セットには抗菌仕様の凝固剤が入っており、汚物を素早く固めるため、ニオイの抑制や衛生面の配慮の工夫が施されています。

オフィスでも日常的に収納しやすく、万が一となる被災時の機能性・利便性も考慮した防災用品。数多くのヒット商品を生み出したキングジムが本気で開発したアイテムで、万が一の災害リスクに備えましょう。

>> キングジム

<文/&GP>

 

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