収納力・防水性・グリップ力etc。登山に不可欠な高機能トレッキングギア6選【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

本格登山に対応するものから比較的手頃ながら十分なスペックを備えるものまで揃うトレッキングギア。シューズ、バッグ、ウエアでハイエンドとハイコスパのイチオシを紹介。

*  *  *

間もなく紅葉のシーズン。登山と美しい景色を楽しむ予定の人は今のうちに最新のトレッキングアイテムをチェックしておこう。

「ハイエンドな商品は高価なだけでなく、過酷な環境下でも最大限のパフォーマンスを発揮できるよう快適性、耐久性、軽量性、機能性のバランスに優れていることが大事」と語るのは石井スポーツの松島さん。

今回紹介してくれたハイエンドアイテムは3品とも納めきれないほどたくさんの機能が備わっている。

一方でハイコスパのアイテムは「必要な機能が備わっているか、耐久性は十分か、汎用性が高いかをチェックしてほしいです」とのこと。今秋がトレッキングデビューならまずはこの3点を意識してアイテムを探してみよう。もちろん「自分の足に合う形のシューズ」、「用途にあったサイズのバッグか」といった基本的なこともお忘れなく。

石井スポーツ
商品部 松島直哉さん
出身は栃木県で好きな山は地元の日光白根山。常日頃から家族とのゆったりキャンプや友人たちとのミート(肉)キャンプを楽しんでいる

 

【アウトドア趣味編:トレッキングギア】

<ハイエンド>

1. クラシックな出立ちに革新的システムを注いだ最新作

スポルティバ
「TRANGO ALPINE GTX」(6万9300円)

耐久性に優れたペルワンガー防水レザーが使われていて軽さと履き心地の良さは最高級です。ゴアテックス生地により防水性、透湿性などの耐候性にも優れています(松島さん)

スポルティバを代表するアルパインブーツ「トランゴ」の最新作。軽さ、タフさ、快適さ、サポート力、グリップ力などあらゆる面でハイスペック。フラットな登山道からタフな環境までさまざまなシーンで足元を支えてくれる。

▲優れたサポート力とグリップ力を発揮する“インパクトブレーキシステム”を搭載したアウトソール

▲ヒールにはコバを備え、セミワンタッチアイゼンを装着可能。雪渓でもスムーズに行動できる

2. 自在にカスタム可能。用途に合わせて脱着&調整

パーゴワークス
「ZENN 35」(3万3000円)

独創的な発想で作られたアイテム。さまざまな使い方が可能で軽量性と耐久性のバランスやメンテナンスのしやすさも特徴です(松島さん)

ポケット、ハーネスなどを着脱でき、用途に合わせてサイズや仕様を変更できるモジュール設計。使いやすさ、背負いやすさも考慮されており、着脱できるから洗濯も容易。H56×W25×D27cm。

▲ロールトップ式で大きく開き、さらに横にジッパーを装着。下から開ければ奥に収納した物も取り出しやすい

▲バックパネルとショルダーハーネスを一体化。ベルクロで背面の長さを44~54cmで調整できる

3. シンプルさの中に登山の必須機能をギュッと凝縮

マムート
「Nordwand Advanced HS Hooded Jacket」(10万4500円)

アウトドアに欠かせない軽量性と収納性を優先させたアスリートも認めている高機能アイテムです。速いペースで進む登山を想定して作られています(松島さん)

防風性、防水性、通気性、軽さなど登山ウエアに必要不可欠な機能をギュッと詰め込んだようなシェルジャケット。フードは手袋をした状態でも簡単に調整可能。

<ハイコスパ>

4. 日本人の足に合う横幅設計。日帰り登山で活躍

アク
「REACTIVE GTX」(2万9700円)

足幅がワイドで日本人の足に合いやすいモデル。アッパーは1.6mmのスエードレザーで非対称のレースとストレッチ素材で優れたフィット感を実現しています(松島さん)

北イタリアで職人が丁寧に作る登山靴ブランドがリリースする日帰り登山向けトレッキングシューズ。広めのワイズが特徴で前足部は高さもあり、足にボリュームがある人にもマッチする。

▲ライニングにはゴアテックス素材を使用。落ち着いた色味を基調としながらイエローが映える好配色にも注目

▲2種類の密度を持つEVAヒールとTenuta Gripトレッドを組み合わせ、あらゆる地形で優れたクッション性と安定性を発揮

5. 便利な機能が満載。使い勝手◎の登山用リュック

コロンビア
「Timberline 25L Backpack」(1万5950円)

値段からは想像できない考えられたスペックとフィッティングが得られるバッグです。使いやすいサイズや容量でこれから登山を始める方には特におすすめ(松島さん)

耐久性や撥水性のある生地を使用。手袋などの小物を収納できるポケットやドリンクホルダー、トレッキングポールホルダーなど登山に便利な機能が随所に光る。H52×27×17cm。

▲メイン収納は中にオープンポケットがあり、メイン収納の上にも大きなポケットが。使ってみて良さがわかる計算された設計

▲コロンビアのリュックで多く用いられるクッション性の高いWave Pad仕様の背面構造。通気路で快適性に優れる

6. 山でも街でも活躍する雨や湿気に強いアウター

ホグロフス
「Front Proof II Jacket」(4万6200円)

ハイキングや日常的なアウトドアにピッタリの1着。耐久性と透湿性に優れ、防水性能によりたとえ雨の中でも頼れる相棒になってくれるハズです(松島さん)

ブランド独自の防水透湿性素材PROOF Proを使用した軽くて耐久性の高い3レイヤージャケット。コンパクトに畳んで収納できるので普段は雨具として携帯するのもオススメ。

▲袖はベルクロの調整で風の浸入を防げる。脇の下のベンチレーションでムレを逃し、オーバーヒートを回避可能

▲フードはヘルメット上からでも被れる。フロントジップは首元まで上がり、首や頭をしっかりとガードできる

 

>> 特集【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号24-25ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/NOHOHON-PRODUCTION>

 

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