iPhone Airの分解動画をiFixitが公開し、修理し易さは10段階中7と報告しました。
今回の動画で確認されたiPhone Airの内部構造は、iPhone17 Proの内部構造と異なり、チタニウム合金製フレームにおける部品の配置はiPhone16 Proシリーズに似ているのが確認されました。
iPhone Airの内部構造と各部品を確認
iPhone Airのロジックボードや各種部品は、リアカメラバンプ(Appleでは”プラトー”と呼称している模様)周辺に集中して搭載されていることが、透視画像から確認されていました。

iFixitの分解動画でも、それが改めて確かめられました。

バッテリー
iPhone Airのバッテリーは、iPhone16やiPhone16eと同様、電気を流すことで外れる接着剤(おそらく電気剥離用粘着剤)で固定されており、粘着ストリップを廃止しています。

iPhone Airのバッテリーと同じものが、iPhone Air MagSafeバッテリーにも搭載さされています。

USB-C端子
Appleは新製品の製造において3Dプリンタを積極的に活用しており、iPhone AirのUSB-C端子も3Dプリンタで製造されています。

3Dプリンタで製造された部品を拡大すると、金属が積層されているのがわかると、iFixitが報告しています。

フロントカメラとFace ID機構の配置
iPhone AirのフロントカメラとFace ID機構の搭載位置は、iPhone17 Proと異なっている(左右が逆になっている)と報告されていました。

その理由は、リアカメラモジュールとの干渉を避けるために、フロントカメラモジュールよりも小さいFace ID機構をリアカメラモジュール側に配置する必要があったからと推察されます。

ロジックボード
ロジックボードの裏面には、セルラーモデムC1Xが搭載されています(下記画像赤枠)。

表面には、Apple自社設計のWi-Fi/BluetoothチップであるN1が搭載されています(下記画像赤枠)。

N1の右下に確認できるのが、iPhone17 Pro向けのものよりGPUコア数が1つ少ないA19 Proです。
A19 Proが搭載された部分がリアカメラバンプ下になるように、ロジックボードはiPhone Air内部に横向きに搭載されています。

チタニウム合金製フレーム
iPhone Airのディスプレイを外すと、チタニウム合金製フレームだけになります。iPhone Airはチタニウム合金製フレームの片側にバッテリーやロジックボードを、もう片側にOLEDディスプレイを搭載しており、その構造はiPhone17 ProシリーズよりもiPhone16 Proシリーズに似ています。
iPhone16 Proシリーズは背面パネルを外すとロジックボードやバッテリーにアクセスできる点でiPhone Airに似ていますが、iPhone17 ProシリーズはOLEDディスプレイを外すとそれらにアクセスできるのが分解動画で明らかになっていました。

iPhone Airのチタニウム合金製フレームはかなり硬く曲げにも強いと、iFixitは評価しています。チタニウム合金製フレームだけにした際に最初に曲がる部分は、リアカメラバンプ横のアンテナラインです。

iPhone Airの各部品が総重量に占める割合
iFixitはiPhone Airの部品ごとの重さを報告しており、チタニウム合金製フレーム、背面ガラス、ディスプレイ、バッテリーで全体のおよそ83%を占めると説明しています。
その中でもバッテリーの占める割合が最も大きく、これによって事前の噂よりも大容量が実現されたのでしょう。

修理し易さは10段階中の7と報告
iFixitによるiPhone Airの修理し易さは、10段階中の7です。
チタニウム合金製フレームへの各部品の搭載方法が似ているiPhone16 Proの修理し易さも、iPhone Airと同じ10段階中の7でした。

- Original:https://iphone-mania.jp/ipadair-598045/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
Amazonベストセラー
Now loading...