モーターとAIの進化が非日常と日常の走りをより快適に!電動アシスト自転車6台【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

コロナ禍以降、性別・世代を超えて需要が急増した自転車。特に誰もが気軽にサイクリングライフが楽しめる電動アシスト自転車の人気は右肩上がり。値段こそやや張るが1台あればQOLも確実に上がること請け合いだ。

*  *  *

今回はハイエンドにe-bikeを、ハイコスパにシティサイクル型を挙げてもらった。まずは前者。ひと口にe-bikeといっても用途で種類は分かれるため基本的な注目ポイントについて訊いた。「第一にモーター性能とアシスト制御技術。登坂性能や加速性能に直結するため高いパフォーマンス性を求めるならチェック必須。さらに長距離ライドや山道などを走るハイエンドユーザーにとってはバッテリーの“容量×効率”も重要です」

後者では通勤・通学用に電動アシスト自転車に乗り換える人も増えており、売り上げ好調。価格やバッテリー容量に違いはあるが、購入の決め手となるのが“乗り心地”。普段使いならなおさら。

「各社でアシスト力の特性や方向性に違いがあり、乗り味にも差が出ます。ですので、実店舗での試乗を強くオススメします」

まずは近所の「サイクルベースあさひ」に足を運んでみよう。

株式会社あさひ
マーケティング部
岸谷雄輔さん
全国に540店舗以上を展開する人気自転車専門店「サイクルベースあさひ」を運営する株式会社あさひで広報を担当

【アウトドア趣味編:電動アシスト自転車】

<ハイエンド>

1. 非日常での走りを楽しむe-MOUNTAIN BIKE

パナソニック
「XEALT M5」(48万2000円)

険しい山道も難なく走行できるほど優れたスペックを搭載しつつ、1日中走り回っても十分なバッテリー容量で遊びの幅をグッと広げます。小柄な方でも扱いやすいフレームに設計されているため女性にもイチオシです(岸谷さん)

踏み出した瞬間に素早くスピードに乗り、力強いパワーを発揮するGXドライブユニットが急勾配の坂道や山道にも対応。ワイドレシオの12段シフト、シマノ性油圧ディスクブレーキが険しい道やスリルも上質な走りに変える。

▲e-bikeの心臓部であるバッテリーはダウンチューブに内蔵することでスポーツバイクらしいフォルムをキープすることに成功

▲ロック機構付きフロントサスペンションフォークにSR SUNTOUR AIONBoost LORを採用。これにより高い走破性を実現した

2. 進化したAIサポートで乗り心地をカスタマイズ

ベスビー
「PSA2」(26万8000円)

AIが走行特性を分析・蓄積し、走るたびに賢く進化し“あなた専用の乗り心地”を提供。パワフルながらロスの少ないアシスト出力でバッテリーの効率性も向上しています(岸谷さん)

グッドデザイン賞受賞のフレームデザインはそのまま、内部電装システムをリニューアル。進化したラーニング機能がユーザーの走行特性に合わせたスムーズな体感を提供する。

▲専用APPを通して自転車と連携。地図機能やエラー診断、ファームウェアのアップデートなどが可能に

▲左手グリップ側に設置された新型HMIディスプレイは視認性と操作性に優れ、走行中でも直感的な操作が可能

3. 新色追加でテンションアップ・価格はダウン

ジャイアント
「ESCAPE R E+」(29万7000円)

ダウンチューブ一体型内蔵バッテリーを採用することで美しいフォルムを実現。モーターは軽く静か。1回の充電当たりの最長走行距離も200km(ECOモーモード時)と十分すぎるほど(岸谷さん)

初心者でも扱いやすいジオメトリの軽量アルミフレームに静粛性の高いモーターを搭載。直感的操作ができる小型ディスプレイもあり、クリーンな外観と機能美の両立を叶えた。

▲コントローラーとディスプレイが一体となった「RideControl Dash」。本体から給電可能なUSB Cポートも備える

▲コンパクトなモーターはヤマハ発動機との共同開発。ペダリングに瞬時に反応しスムーズなアシストを提供する

<ハイコスパ>

4. ボタンひとつで始動する“スマートモード”搭載

あさひ
「ENERSYS U」(11万9900円)

お客様の声や店舗スタッフの意見をもとに、あえて変速機能を排除することでシンプル操作と軽量性を実現。ボタンを押すだけでアシスト力が自動で最適化されるため、初電動アシスト自転車という方にもオススメ!(岸谷さん)

バッテリーを従来製品より約100g軽量化するなど。必要な機能をシンプル&コンパクトにまとめることで軽快で快適な走行が可能。乗り降りが楽なステップスルーフレームを採用したことにより、家族でシェアするのにもちょうど良い。

▲荷物がたくさん積めて便利な大型サイズのカゴは日常生活において高ポイント。両手が空くため運転時の安全確保という点においても重要だ

▲操作は簡単だ。左のスイッチを押すだけでアシスト力を常に最適化しスイスイ走行。変則の切換操作不要

5. お手軽価格でも必要な機能はしっかり搭載

ブリヂストン
「ASSISTA U STD」(13万2000円)

乗り降りしやすい低床設計はもちろん、1回の充電で走れる距離が伸び、本体重量が軽量化されたことで日常利用における利便性が向上。電動アシスト自転車初心者にぜひ!(岸谷さん)

バッテリー容量拡大により1回の充電で走行できる距離が大幅アップ。“オートエコモードプラス”では従来比16km増の最大52kmの航続距離を実現。大容量のカゴもありがたい。

▲ハンドルに設置された3ファンクションメーターが残りアシスト走行可能距離やバッテリー残量を表示

▲日常生活の中であると助かる“くるピタ”機能。ハンドルが半固定できて駐輪や荷物の載せ降ろしに便利だ

6. 少ない充電頻度で毎日の外出をサポート

ヤマハ発動機
「PAS With」(14万2000円)

状況に合わせて全自動でアシスト力を制御する“スマートパワーモード”などの快適機能と全6色の豊富なカラー展開で通勤・通学・買い物など使用シーンを選ばないモデルです(岸谷さん)

「With」シリーズ内最軽量で機能とデザインとバランスも良いベーシックモデル。大容量なのに小さく軽い15.8Ahバッテリー採用で重たい荷物を抱えていても脱着ラクラク。

▲快適な走りをサポートする3段変速。道の状態に合わせて最適なギアを選べば疲労軽減と走行距離延長も可能だ

▲座面が広く柔らかくぴったりフィットする専用サドル。長距離・長時間乗っても痛くなりにくい形状になっている

 

>> 特集【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

<取材・文/NOHOHON-PRODUCTION>

 

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