市場調査会社CanalysとOmdiaが共同で実施した、折りたたみスマートフォンの使用経験に関する調査結果と、両社による折りたたみスマートフォン市場の成長率予測が報告されました。
CanalysとOmdiaは、折りたたみiPhone(モデル名が、iPhone18 FoldもしくはiPhone Foldになると噂)の発売により、折りたたみスマートフォン市場は2026年から急拡大すると予測しています。
iPhone18 Foldの発売で折りたたみスマートフォン市場が急拡大
CanalysとOmdiaの調査による折りたたみスマートフォン市場規模は、2022年が1,200万台で2024年は1,530万台まで成長しましたが、2025年は成長率がマイナス(表中では0%と記載、2024年比で約99.35%との予測)に転じ、1,520万台に留まる見通しです。
しかし、iPhone18 Foldが2026年に発売される効果を見込むと、2026年の成長率は54%に達し、市場規模は2,340万台へと増加する可能性があります。
更に、翌2027年の成長率は34%と前年より低下するものの、市場規模は3,140万台と、2024年実績の2倍超へと急拡大するとCanalysとOmdiaは予測しています。

市場調査会社やアナリストがいずれも、iPhone18 Foldの発売効果は大きいと予測
CanalysとOmdiaの予測通りの市場規模となった場合、2026年の市場規模は対前年比で810万台、2027年の市場規模は対前年比で800万台増加することになります。
アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone18 Foldの出荷台数は2026年に300万台〜500万台、2027年は後継モデルも加えて最大2,000万台まで増加する可能性があると伝えていました。
2027年の2,000万台は過大だとしても、今回報告された折りたたみスマートフォン市場の拡大にApple製の折りたたみスマートフォン発売効果が大きく寄与すると考えられているのは、市場調査会社やアナリスト、サプライヤーの共通認識のようです。
折りたたみスマートフォンの使用経験に関する調査
CanalysとOmdiaは、ブラジル、中国、フランス、米国の合計5,000人のスマートフォンユーザーを対象とした折りたたみスマートフォンの使用経験に関する調査を実施し、その結果を報告しています。
調査対象のユーザーのうち、既に折りたたみスマートフォンを購入しているユーザーの割合は3%で、次回購入時に検討対象にするというユーザーの割合は20%でした。
しかし、15%のユーザーは「興味はあるが、使用目的や要望を満たしていない」と回答し、18%のユーザーは「興味はあるが(販売価格が)予算内ではない」と回答しており、現在販売されている折りたたみスマートフォン自体に不満があることが明らかになりました。
残りの回答は、38%が「知っているが興味はない」、6%が「折りたたみスマートフォンについて、聞いたこともない」となっており、合わせて44%のユーザーは製品を改良したり販売価格を見直しても新規ユーザーになりそうにありません。

iPhone18 Foldに期待できる新規ユーザー層
こうした結果からWccftechは、ブランド認知度が高いAppleが完成度の高いiPhone18 Foldを発売できれば、折りたたみスマートフォンに興味がないユーザー層も新規ユーザーになり得る可能性があると述べています。
ただし、iPhone18 Foldの販売価格は、安めの予想で約27万円、高めの予想では約38万円ですので、「興味はあるが(販売価格が)予算内ではない」と回答した18%のユーザーを獲得するのは難しいでしょう。
Source:Wccftech
Photo:Apple Hub/Facebook
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-598208/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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