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iPhone Fold向けディスプレイの製造量、サプライヤーの総製造量の40%占める

2026年9月に発売されるとみられる折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold、またはiPhone18 Foldとの噂もあり)向けの折りたたみOLEDディスプレイは、Samsung Displayが独占供給すると考えられています。

サプライチェーン関係者によれば、iPhone Fold向け折りたたみOLEDディスプレイは、Samsung Displayの総製造量の約40%を占める見通しです。

iPhone Fold向け折りたたみOLEDの受注効果

Samsung Displayは、iPhone Fold向け折りたたみOLEDディスプレイを独占受注したことにより、Galaxy Z Fold7Galaxy Z Flip7向けなど既存製品向けの折りたたみOLEDディスプレイと合わせ、総製造量を大幅に拡大することになります。

関係者の見立てでは、Samsung DisplayはAppleと600万〜800万枚規模の供給契約を締結した模様です。

Samsung Displayが独占供給できる理由は、展開時に画面中央の折り目が目立たないディスプレイを量産できる唯一のメーカーだからとされています。

月産3万枚規模の新製造ライン「A4」を新設

iPhone Fold向け折りたたみOLEDディスプレイの量産に向け、Samsung Displayは2026年第2四半期(4月〜6月)までに新製造ライン「A4」を立ち上げ、月産3万枚規模の増産体制を整備する計画です。

既存の折りたたみOLEDディスプレイ製造ラインと合わせて稼働させることで、iPhone Fold発売に向けて計画通りの供給を実現するとみられます。

将来的にはLG Displayも供給か

iPhone Foldには、ProMotion対応のLTPO(低温多結晶酸化物)バックプレーンに加え、偏光板不要で薄型化を実現するCoE(Color Filter on Encapsulation)テクノロジー採用ディスプレイが搭載されると噂されています。

現時点ではSamsung Displayが独占供給しますが、Appleは将来的に調達先を増やす可能性が高いとサプライチェーン関係者は予想しています。その最有力候補とされるのがLG Displayです。

同社は2025年6月に、CoE対応OLEDディスプレイ製造ラインへの投資を決定しており、Appleからすでに折りたたみOLED供給に関する打診を受けている可能性も指摘されています。

Photo:Apple Hub/Facebook

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