1875年、アメリカ・ニューヨークで誕生したブローバは、時計の歴史に数々の革新を刻んできた。
世界初の音叉式電子腕時計「アキュトロン」や、LEDデジタルウォッチ「コンピュートロン」など、時代をリードする発想で“アメリカの良心”と称されてきたブランドだ。
そんなブローバが2025年に創業150周年を迎えた。節目の年に選んだのは、ブランドを代表する「マリンスター」。その日本限定モデルが11月6日に登場する。
「マリンスター」は、1970年代に誕生したブローバの名作ダイバーズをルーツに持つシリーズ。これまでも機能性とエレガンスを両立させたデザインで人気を博してきたが、150周年記念モデルはその中でも異彩を放つ存在である。
最大の特徴は、黒く染め上げたマザー・オブ・パールのダイヤル。天然素材特有のゆらぎが光を受けて柔らかく変化し、まるで深海をのぞき込むような奥行きを感じさせる。
インデックスや針はシルバーで統一され、赤いスモールセコンドがわずかに主張するバランス感が絶妙だ。
▲「マリンスター 98A332」(8万2500円)、ケース径:45mm、ケース厚:13.45mm、素材:ステンレススチール、20気圧防水/11月6日発売予定
文字盤の7時位置にはオープンハートを設け、機械式ならではのテンプの動きを覗くことができる。緻密な駆動音とともに、メカニカルの魅力を手元で感じられる設計だ。
ケースはビスでしっかりと固定された多層構造で、要所にダークグレーPVDのパーツを組み合わせることで立体感と精密さを際立たせている。
また、裏面に波状パターンを刻んだラバーストラップは通気性がよく、軽快な装着感を実現。まさに、スポーティでありながらドレスウォッチの品格も漂わせる一本に仕上がっている。
駆動は高品質な日本製の機械式ムーブメントを搭載。扱いやすく、日常の動作でしっかりと巻き上がる設計だ。ダイヤルの素材やケース構造、20気圧防水といった本格仕様を備えながらも、税込8万2500円というプライスに収めてきた点は見逃せない。
近年の機械式時計の高騰を踏まえると、この完成度は驚くほどバランスが良い。価格の“現実感”までデザインしたような、ブローバらしい誠実な一本だ。
■マザー・オブ・パールが描く、唯一無二の表情を「150周年フェア」で体感しよう
ブラックトーンに染め上げたマザー・オブ・パールの静かなゆらめきは、写真だけでは伝わりきらない。光の角度や時間によって表情を変えるその美しさを確かめるなら、名古屋からスタートする「ブローバ創業150周年フェア」へ足を運ぶのが一番だ。
フェアは2025年10月22日(水)〜11月21日(金)の期間、ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン(愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング2階)で開催。期間中、ブローバの時計を購入した人には、150周年ロゴ入りのオリジナルトートバッグがプレゼントされる。
節目を飾る特別なモデルを、手に取りながら“ブローバの150年”を感じてほしい。
<文/&GP>
【関連記事】
◆これぞ150年の集大成。ブローバが誇る“進化系クロノグラフ”と“伝説的ダイバーズ”が登場!
◆ブローバが誇る名機「ルナ パイロット クロノグラフ」の復刻モデルに鮮やかな赤ダイヤルモデルが登場
◆大胆な全面スケルトンに視線集中!ブローバ「クラシック サーベイヤー」は機械式の魅力を味わえる一本です
- Original:https://www.goodspress.jp/news/704055/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...