プライヤー型マルチツールの代名詞であるLEATHERMAN(レザーマン)。1983年に最初のモデルとなる「ポケット・サバイバル・ツール(PST)」を発売して以来、40年以上にわたって、数多くのマルチツールをリリースしてきました。その中でも、ロングセラーでありブランドの顔とも言えるのが「WAVE(ウェーブ)」です。
プライヤーを開かずともナイフを使える新構造の「WAVE」は大ヒット。キャンプ好きやバイク好きで長年愛用しているという人も多いモデルです(ちなみに現行は三代目となる「WAVE+」)。
▲カラー:Cascadia
サイズ感、ツール数ともに王道ともいえるスペックであるそんな「WAVE」に、ハイエンドモデルが登場しました。その名も「WAVE ALPHA(ウェーブ アルファ)」(4万3890円)。

マルチツールとしての基本的な部分はベースモデルを踏襲しつつ、ユーザーからのフィードバックを反映して進化を遂げた王道モデルの詳細を見ていきましょう。

なんといっても最大の進化ポイントは“ナイフ”になります。ナイフ用の鋼材としては最高級の部類になる“MagnaCut(マグナカット)”を使用。このマグナカット、錆びにくい、欠けにくい、長持ちする、研ぎやすい、とまさにナイフ用としては理想的な鋼材。これに、DLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施し、さらなる耐腐食性と耐摩耗性の向上を行っています。マルチツールにこれだけの鋼材を使うというのは、かなりレア。これだけでもスペシャル感満点です。

もちろん、他にも注目点はあります。そのひとつが“ハンドル”。これまでの「WAVE」は基本素材であるステンレススチールそのままだったところに、「WAVE ALPHA」ではG10が使われています。ガラス繊維を樹脂で積層した複合素材であるG10は、耐久性や耐熱性、耐水性があり軽量という特徴があり、さらにしっかりグリップできるような意匠が施されています。素手でもグローブを着けたままでも滑りにくくしっかりグリップできるハンドルとなっています。

そして、ユーザーの声が反映されたのが、ハサミです。これまでより大きくなり、実用性という意味でもかなり使いやすくなりました。また現行モデルとなる「WAVE+」とは異なり、閉じた状態でも引き出して使えるようになっているのも、それ待ってた!というユーザーは多いかもしれません。
▲カラー:Obsidian
カラーは黒ベースの「Obsidian(オブシディアン)」と緑ベースの「Cascadia(カスカディア)」の全2色。ステンレススチール剥き出しのシルバーや黒一色の武骨な「WAVE」もいいですが、色をまとったレザーマンも最新のツールといった佇まいで、雰囲気があります。

サイズはプライヤー収納時で全長10cm、ナイフの刃渡りは7.4cm、重さは234g。プライヤーやナイフ以外に、マイナスドライバーやノコギリなど機能数は19あり、ビットも2種類付属しています。そしてもちろんレザーマンらしい25年保証付き。

付いているツール全部使うことなんてなくても、持っていればいざという時になんとかなるという安心感を得られるのがマルチツールです。アウトドア好きやバイク好きなら1本は持っておきたいプライヤー型マルチツールの決定版です。
>> レザーマン
<文/円道秀和(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/704764/
- Source:&GP
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