人生の大半を過ごす場所だからこそ良いモノを。迎え入れるだけで心を豊かにしてくれる王室御用達の家具たち

“家”で過ごす時間は人生において大体半分くらい。それだけに、ただ寝に帰る場所にしておくのは非常にもったいないとは思いませんか? いくら寝に帰るだけだと思っていても、帰宅してから就寝までの時間や休日など案外家で過ごす時間は長いものです。直接床に座って食事をしたり、あるいは家具を揃えずベッドに籠もっていたりする人もいるでしょう。ただ、それは余裕ある大人の豊かな暮らし方と果たして言えるのでしょうか。

やはり、長い時間を過ごす“家”だからこそ、インテリアにもこだわりたいものです。インテリアにこだわるということは、生活の質が上がることにも繋がります。良い家具に囲まれて生活をしていると意識も自然と高くなり、散らかしたり汚したりするのが平気ではなくなるはずですし、家具に見合った自分になろうと自然と変わっていくものだと考えます。

今回、ご紹介するのは1908年創業の家具メーカー、カール・ハンセン&サン。歴史と伝統のある家具メーカーで、デンマーク王室御用達としても知られています。12月1日より販売がスタートする「ND52 ヴィタソファ」と「ND55 コーヒーテーブル」は、デンマーク屈指のデザイナー、ナナ・ディッツェルとヨルゲン・ディッツェルふたりのエスプリがふんだんに感じられる逸品となっています。

1950年代、機能主義的なプロダクトが主流だった中、彼らはそれと決別し、大胆かつ革新的なデザインの家具を多く生み出しました。徹底的に無駄を省いた品々ばかりが登場している時代に、遊び心や自由さに溢れた家具たちはさぞ斬新に映ったことでしょう。そんなデザインだけではなく時代背景を鑑みても革新的だった彼らの作品群から今回カール・ハンセン&サンのコレクションに仲間入りしたのがふたつのプロダクトなのです。

▲カール・ハンセン&サン「ND52 ヴィタソファ」(67万5400円~)

名前の通り1952年に発表された「ND52 ヴィタソファ」は、ふたりの娘・ヴィタの名前が冠された特別な一品。木製のフレームの上に浮かぶように配置されたオープンシェルのソファは、シンプルでありながら確かな存在感を放ちます。それでいて背の高いバックレストやアームレストなどは人々がゆっくりと腰を下ろし、落ち着いてくつろげるような穏やかさも醸し出します。スタイリッシュさを暖かさが共存した、持ち主の心を豊かにしてくれるようなソファと言えるでしょう。

▲カール・ハンセン&サン「ND55 コーヒーテーブル」(23万1000円~)

そして「ND55 コーヒーテーブル」。こちらは1955年に発表されたものです。差し込み式の伸長板で、簡単にテーブルの長さを拡張できる機能を持ちつつも、やはりデザインは機能主義的なプロダクトと一線を画し、ただ機能を持つモノではなくユニークさを感じさせる佇まいとなっています。普段はコンパクトにサイドテーブルとして、拡張させてダイニングテーブルとしてなど見た目以上の使い勝手の良さを誇ります。

いずれも決して安い買い物ではありません。しかし、冒頭でも触れましたが、良いモノに囲まれて過ごしていると、自分自身もそれに見合った人物へと段々と変わっていくと思います。普段良いモノに囲まれている人たちが格好良いと感じるのは、単に良い家具を買うという感覚ではなく人間としての質を上げたいから買う、というマインドから来るものではないでしょうか。そしてそれが“余裕がある・豊かである”ということなのでしょう。そんな大人になりたいものです。

>> カール・ハンセン&サン

<文/手柴太一(GoodsPress Web)>

 

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