【LCC大攻略2025】
年に何度も旅に出たい、そう思う人の心強い味方がLCC(ローコストキャリア)。ここ日本でも国内外問わず就航しており、すっかり市民権を得た交通手段となっています。しかしながら、価格が安いだけにいろいろと気を付けなければならないことは多々あります。そのひとつが機内に持ち込める荷物の重量・サイズ制限。大抵のLCCは無料で持ち込める荷物が7kg前後・3辺の合計115cm以内と設定されているため、トラベルグッズも軽量だったりコンパクトだったりと、できるだけ小さく・軽くしたいものです。
しかしながら便利さや洒落感を損なってしまうのはいささか本末転倒な気も。ということで、今回はそれらの要望すべてに応えるトラベルグッズをピックアップしました。LCCで安く、そして機内や旅先で快適に過ごすためのアイテムがきっと見つかるはずです。
<ウエア>
【アイテム1】
軽くて暖かい、しかも洒落感をキープしたパッカブルダウン
モンベル
「プラズマ1000 ダウンジャケット Men’s」(2万7940円)

当たり前ですが、旅行先は住まいがある地域と同じ気候であるとは限りません。寒い国や地域に行くときは防寒具を用意する必要がありますが、やはりアウター類は荷物の中でも特にかさばってしまう存在。パッカブルのモノもありますが、保温性をはじめとした暖かさに不安が残るアイテムが多いと思う人もいることでしょう。しかし、それらの悩みをすべて解消するのがモンベルのダウン。1000フィルパワーのEXダウンを封入し、軽量かつ高い耐久性の極薄シェルを使用しており重量はなんと130g。見た目もシンプルでどんな着こなしにもマッチします。

着用時以外は写真のようにコンパクトに畳めるのもポイント。コーラの瓶と比べてもその小ささは際立ちます。クルクルと丸めて袋に入れるだけなので、キレイに畳んでパッキングするという煩わしさからも解放されますし、そういった面倒さを感じさせない作りはさすがはモンベルと言えるでしょう。
>> モンベル
【アイテム2】
透湿防水性もあって暖かい。急な悪天候にも頼れる1着
エーグル
「レインパックウォーム ロングジャケット」(3万9600円)

旅先で頭を悩ませるのが天候です。高温多雨地域や天気が変わりやすい山岳地帯などでサッと取り出せるうえに両手が使えるアイテム、レインウエア。ただ、“いかにも”なアイテムだと雨以外のときは脱ぎたくなるもの。ですが、エーグルの「レインパックウォーム ロングジャケット」は雨天以外でも着たくなるような洒落たデザイン。透湿防水性が高いだけではなく、「レインパックウォーム」というだけあり保温性も担保されています。

使用していないときはご覧の通りコンパクトに畳んでバッグにイン。使い方は簡単で、内ポケットに畳んで収納するだけ。しかも嬉しいのがクラスプが付いているというところ。リュックやキャリーケースに入れられないときはクラスプをベルトなどに引っ掛けられる仕様となっています。機能性も洒落感もどちらも妥協したくないという人にはまさにうってつけのアイテムです。
>> エーグル
<ネックピロー>
【アイテム3】
普段は超コンパクト。使うときは膨らませるだけ
無印良品
「ふうっとふくらむネッククッション」(2990円)

機内で快適に過ごすために用意しておきたいアイテムのひとつ、ネックピロー。とはいえ、ビーズが入ったモノや中綿タイプだとかさばってしまい、他の荷物を圧迫しがちです。そこで紹介したいのが空気を入れて膨らませるタイプのネックピロー。無印良品の「ふうっとふくらむネッククッション」は落ち着いた色味なので洒落感も損ないません。

使い方は本当に簡単。アイテム名通り、使用時は空気を入れて膨らませるだけ。使っていないときはコンパクトに畳めるためラクラク持ち運べます。LCCの機内は第1回の記事でも説明した通り、やや狭めな場合が多いのでこちらのアイテムは重宝するはず。機内や旅先での移動中などで活躍すること請け合いです。
>> 無印良品
<シューズ>
【アイテム4】
自宅で洗濯もできる快適ルームソックス
ザ・ノース・フェイス
「TNF ポータブル ソリッパー」(4950円)

長時間機内に乗っているとシューズ内が蒸れるし疲れる、と感じた人は多いのではないでしょうか? そこでピックアップしたのがザ・ノース・フェイスの「TNF ポータブル ソリッパー」です。スリッパとソックスの中間のような立体的なフォルムで、素足でもソックスを履いていてもゆとりのある履き心地を実現しています。

また、足裏には滑り止めとしてシリコンプリント加工が施されるなど実用性も申し分ナシ。機内履きとしてだけではなく、滞在先のホテルやテント内シューズとしても活躍してくれるでしょう。おまけに付属の携行スタッフサックにコンパクトに収納可能。スタッフサックはそのままランドリーバッグとしても活用でき、そのまま簡単に洗濯できるスグレモノです。
>> ザ・ノース・フェイス
<ガジェット>
【アイテム5】
言わずと知れたスナップシューターの最強格
リコー
「GR IV」(19万4800円)

アーティストや芸能人など多くの著名人を虜にしてやまないリコー「GR」の最新版「GR IV」。28mm(35ミリ判換算)の広角レンズは街並みなどのスナップに最適で、今なおプロ・アマチュア問わずファンが増え続けています。「GR IV」はレンズ・撮像素子・内蔵エンジン等々を刷新し、さらに高い表現力を実現した1台となっています。

手のひらにちょうど良く収まるコンパクトさも「GR」の持ち味。持つだけで思わず街に出かけてスナップを撮りたくなるような、そんな不思議な魅力を感じさせる名機です。また、オートフォーカス機能も大きく進化し、起動時間も約0.6秒と高速。撮りたい瞬間を逃さない、まさに“キング・オブ・スナップシューター”と言っても過言ではないでしょう。
>> リコー「GR IV」
【アイテム6】
コレ1台でPCもスマホもタブレットも。最大4台まで充電可能
アンカー
「Anker Power Bank(25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」(1万4990円)

旅先に持って行くモノの筆頭株、モバイルバッテリー。スマホの充電はもちろん、PCやタブレットなどプライベートだけではなく出先で仕事をしなければならない状況が発生した際に頼りにしたいアイテムです。数あるモバイルバッテリーからピックアップしたのはアンカーの「Anker Power Bank(25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」。実はコレ、想像以上のパワフルさを持ち合わせているんです。

巻取り式のケーブルと一体型ケーブルの2本のケーブル、そしてUSB-AとUSB-Cのポートもひとつずつ搭載しているため最大で4台のデバイスを同時に充電可能。さらに充電中はディスプレイで出力状況やバッテリーの残量などリアルタイムで確認できるというおまけ付き。最大100Wの急速充電にも対応しているため、時間がない場合でも大いに活躍してくれます。
>> アンカー
【アイテム7】
170か国以上に対応し、1度に最大6台も使用できる頼もしいヤツ
マタドール
「グローバルトラベルアダプター」(6490円)

特に海外などに旅行に行く場合、日本から普通の充電アダプターを持っていっても使用できないシーンは多々あります。コンセントの差し込み口が違ったり、変圧器が必要だったりするため充電器+変圧器を荷物に入れなければいけなくなるうえ、事前に対応するギアを調べておく必要が発生しがちです。そんな煩わしさを解消してくれるのがマタドールの「グローバルトラベルアダプター」。

なんと170か国以上もの国に対応するだけではなく、最大6台の機器を同時に充電できる頼もしいアイテム。また、高容量のUSB-Cポートも搭載されているため、スマホやタブレットなどへの急速充電・給電が可能となっています。さらに国際安全規格(CE、RoHS、UKCA、FCCなど)にも準拠しているので高速かつ安全な電力供給が叶います。
<バッグ>
【アイテム8】
旅先はもちろん普段使いとしても優秀なナップサック
モンベル
「U.L.ナップサック」(3300円)

LCCの機内や旅先など、できるだけバッグ自体もひとつにまとめたいもの。ですが、財布やスマホなどすぐに取り出したいアイテムというのはどうしてもあるのが事実です。そんなときに活躍するのがモンベルの「U.L.ナップサック」。貴重品などはこちらに入れて常に携帯できますし、ナップサックなので両手が空くのも嬉しいところです。

使用していないときは写真のように手のひらに収まるほどコンパクトに折り畳めます。これならキャリーケースやリュックなどに入れていてもかさばる心配もありません。無駄を省いたシンプルなデザインで、旅行中だけではなく普段使いもしやすいところも特筆すべき点でしょう。カラーもブラック、ダークグリーン、ライトグレー、オレンジ、ターコイズと5色から選べるのもGoodです。
>> モンベル
【アイテム9】
旅先で荷物が増えても安心。37.5Lの大容量パッカブルバッグ
プロテカ×トゥーアンドフロー
「FUU-PACK B パッカブルボストンバッグ」(3万7400円)

旅行に行く前は最小限の荷物でも現地で土産物などを購入し、帰りはどうしても荷物が増えてしまいがち。とはいえ、あまりにも大きいキャリーケースやバッグを用意するとLCCには向かないし…と荷物に関して悩みは尽きません。そんなときに頼りたいのがこちらのパッカブルボストンバッグです。

不使用時はご覧の通りコンパクトにできるのに、広げると37.5Lと大容量。そして特筆すべきはその生地にあります。ファクトリーブランドのトゥーアンドフローとのコラボアイテムなだけあって、素材から縫製まで日本製。撥水加工を施したハリのある生地COMPACTIONは軽量性も◎。また、バッグ背面にはスーツケースにセットアップできるベルト付きです。
>> プロテカ
<トイレタリー>
【アイテム10】
フックに掛けてそのまま使えるコンパクト機能ケース
無印良品
「ナイロンメッシュ吊るして使える洗面用具ケース」(1490円)

ロングフライトでの機内や滞在先のホテルで顔を洗ったり歯を磨いたり、洗面回りのモノは使用頻度は高いですがポーチなどに入れてその都度使うのは案外煩わしいものです。無印良品のロングセラー「ナイロンメッシュ吊るして使える洗面用具ケース」であれば3つのポケットにそれぞれ分けて入れられますし、何よりフックに掛けてそのまま使えるのが本当に使い勝手抜群。一度使うと最早手放せなくなるのではないでしょうか。

フックに掛けて使うとき以外は3つ折りにしてコンパクトに。バックルで留められるので荷物が外に出てしまうこともありません。トイレタリーは後回しになりがちですが、あるとないとでは大違い。旅行先や機内での快適度が格段にアップするはずです。水はけの良いメッシュ素材なのも好ポイント。
>> 無印良品
<取材・文/手柴太一(GoodsPress Web)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/columns/709133/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
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