ここぞの時にやっぱり頼れる太鼓判「デジカメ」【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

軽量化と高画質の両立が一気に進んだデジカメ。細かなニーズに応えられる機種も次々と登場した中で、初心者からプロフェッショナル向けまで、今一番頼れるデジカメを紹介する!

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【デジタル・ガジェット部門】
デジタルカメラ

SNS動画などのコンテンツ制作やアウトドア人気で、アクションカメラやミラーレスの需要は増えているという。

「回復、成長基調にあるデジカメは、ミラーレス一眼、VLOGカメラ、POV(Point of View=視点)カメラでそれぞれ進化。より細かなニーズに応えるラインナップが増加しました。スマホカメラの性能が上がる中で、あえてカメラを持つ意味、カメラだからこそ撮れる体験・質を求めるユーザーも増えてきています」(「GoodsPress」統括編集集長・澤村尚徳)

今回受賞したデジカメも、どれも進化を感じるものばかり。コンデジに絞って言うと、大浦タケシさんは「ハイエンドモデルに関して各カメラメーカー積極的に投入していくとともに、これまで参入していなかったメーカーからも出てくる可能性もありそうです」と語る。

大賞を受賞したのはInsta360 GO Ultraだが、そのコンパクトさは際立っていた。

「軽量化と高画質の両立が急速に進化。特にVlogやSNS発信用モデルが豊富になり、出してすぐ撮れるコンパクト性が支持を集めています。AIアシストや手ブレ補正も自然で、撮影体験がより直感的になっています」(こみあげさん)

魅力あふれるデジカメたち。アナタはどれを手にしたい!?

<選者の皆さん>

写真家
大浦タケシ
編集プロダクション、デザイン企画会社を経てカメラマンとして独立。その後、多方面での撮影に加え、専門誌やWeb媒体での執筆、撮影に関するセミナー講師など幅広く活動する。

 

映像作家
こみあげさん
3年間、車に住み全国を撮影。その様子を描いた動画は総再生数690万回を記録した。現在もYouTubeに「ビビリの家族が行くキャンピングカー生活」を配信するほか、自身のスクールを開講。

 

「GoodsPress」統括編集長・「GoodsPress Web」編集長
澤村尚徳
本誌をはじめ「GoodsPress Web」「週刊GoodsPress DIGITAL」の3媒体を統括する。家電のみならず、ガジェットからファッションまで、モノ全般に通じる多趣味な洒落者。

 

【大賞】

■ハンズフリー撮影で臨場感あふれるPOV映像体験

Insta360
「Insta360 GO Ultra」(6万4800円)

大型の1/1.28インチのイメージセンサーを搭載し、階調豊な動画撮影が楽しめます。手ブレ補正に加え水平維持機能を搭載したことで安定した画面が得られるのも注目点です(大浦さん)

POVカメラに、本格的に画質・撮影時間・多用途を求める人向き。磁石内蔵でさまざまなところに付けられるから、どんな映像を撮ろうか、クリエイティビティが刺激されます(澤村)

撮った映像はAI編集機能でベストシーンが自動抽出されるので、後でどんな作品に仕上がるかという楽しみもあります(読者投票 P.N.レミー・盆休みさん)

ポケットサイズで本体重量53gな上、完全ハンズフリー撮影が可能。1/1.28インチセンサーと新開発の5nm AIチップを搭載し、超滑らかで高精細な4K60fpsのPOV映像を実現する。

▲内蔵マグネットベースにより、磁気ペンダントやマグネット式クリップを使って完全ハンズフリーで撮影ができる

▲2.5インチのフリップ式タッチスクリーンが搭載されたアクションポッド。併用で最大200分の連続撮影が可能

【レボリューション賞】

■プロの映像制作に欠かせない機能搭載

ニコン
「ZR」(ボディのみ:29万9200円) ※ニコンダイレクト販売価格

REDのカラーサイエンスを引き継ぎながら、軽量でファインダーレスという新境地。スマホ感覚の操作性と大画面液晶で、撮る体験そのものを刷新した革新的シネマカメラです(こみあげさん)

約630gの軽量ボディでありながら、プロフェッショナルの映像制作に不可欠な機能を搭載。内蔵マイクでも32bit float収録に対応し、歪みのないクリアーな音声を記録する。

▲新しいユーザーインターフェイスを採用。操作ボタンや設定が映像クリエイター向けに設計されている

【温故知新賞】

■フィルム撮影の魅力をデジタルで再現

富士フイルム
「X half」(実勢価格:11万8800円前後)

イメージセンサーを縦長に配置したコンデジで、正位置でカメラを構えると当然縦長の写真となり、スマホでの閲覧に適しています。スナップ撮影などでは扱いやすいのも魅力です(大浦さん)

フィルム巻き上げレバーなどアナログカメラを彷彿させるクラシックなデザインが新鮮でオシャレ。ついつい人に見せたくなります(読者投票 P.N.もうエエですやろさん)

ハーフサイズカメラをモチーフにした、240gの軽量ボディのコンデジ。3:4縦構図と2-in-1で、ライトリークやハレーションなどフィルムライクな写真表現をデジタルで楽しめる。

▲3:4縦構図を2コマ1組にした2-in-1。フレーム切り替えレバーを引くか専用アプリで簡単に作成できる

【Vlogカメラ賞】

■クリエイターの期待に応える動画撮影性能

キヤノン
「EOS R50 V」(実勢価格:11万3300円前後)

タテでもヨコでも自在に撮れて、雰囲気のある映像もお手のもの。ボディが10万円前後と手が出しやすいエントリー向けとはいえ、機能が豊富で使いこなす楽しみもあります(澤村)

動画クリエイター向けミラーレス一眼(カメラ)。長時間撮影でも疲れにくい小型軽量ボディに、最大約2420万画素APS-CサイズCMOSセンサーを搭載。自然で美しいボケ味や質感を表現する。

▲カメラ上面と前面に2つの動画撮影ボタンを配置。前面のボタンは自撮り撮影や縦位置撮影時に便利だ

【進化形コンデジ賞】

■本格的な撮影機能とコンパクトさを両立

キヤノン
「PowerShot V1」(実勢価格:14万8500円前後)

1.4型センサーと16-50mmレンズで「スマホ越え」の映像美です。冷却ファンが長時間の4K撮影を安定させ、電子併用の手ブレ補正も効果的。Vlog画質は非常に良好です(こみあげさん)

本格的な動画撮影を楽しめるコンデジで、1.4型CMOSセンサーにより高画質、高感度を実現。複数人での自撮り、スナップ撮影、Vlogなど幅広いシーンでの撮影に対応する。

▲1.0型センサーと比べて、面積が約2倍の1.4型センサー搭載。髪の毛や肌の質感まで繊細に表現する

>> 特集【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

※2025年12月5日発売「GoodsPress」1月2月合併号26-27ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/黒川秀紀>

 

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