長時間移動を快適に過ごすには。“お尻問題”にも斬り込む機内快適アイテム5選【GoodsPress Web 旅モノグランプリ 2025】

【GoodsPress Web 旅モノグランプリ 2025】

日常の延長に非日常と旅の楽しみ方はさまざま! 今年も「GoodsPress Web 旅モノグランプリ 2025」の季節がやってきました。2回目となる今回も、世界を巡りながらその魅力を発信し続ける旅のエキスパートをお迎えして、2025年話題となった新作からロングセラーまで数ある中から優秀な5アイテムをセレクトし、その中から大賞を選出! いずれも“持っていると旅で活躍する”アイテムばかり。この冬旅のオトモにベストな逸品たちを7カテゴリーに分けてご紹介します。

▲【GoodsPress Web 旅モノグランプリ 2025】選考委員会(※左から)世界5大陸を回ったGoodsPress Web編集長/澤村尚徳、航空・旅行アナリスト 帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師/鳥海高太朗氏、世界を旅しながらガジェット記事を執筆・ノマド系テクニカルライター/中山 智氏、世界一周・66カ国渡航、バックパックが相棒・株式会社ツキヒ 代表取締役 株式会社SAGOJO 取締役/鈴木英嗣氏、コーヒーの生産地巡りがライフワークのGoodsPress Web旅モノ担当/円道秀和

 

<Part 3>
機内快適アイテム編

旅の移動時間はワクワクとともに疲労も伴うもの。短時間、長時間に関わらず、できることなら快適に過ごしたいところです。誰もが旅の定番・オトモはあるとは思いますが、旅のエキスパートの皆さんは、どのようなアイテムを活用して過ごしているのでしょうか。今回はそんな疑問とともに、騒音や腰にお尻の痛みなど移動中に気になるコト解消のためのヒントも考えていきます。

■10時間を超える欧州路線で新たにお尻問題が勃発!?

ーー機内で快適さを追求するうえで、ここ最近気になるな〜って部分ありますか?

鳥海 ずばり“シリ問題”かと。日本ーヨーロッパの長距離便が10時間超えたあたりから、腰だけでなくお尻に痛さを感じるようになりました。

中山 わかる! 長距離便あるあるですよ。我々図体が大きな男性特有のことなのかは分かりませんが、すごくお尻問題は深刻です。

鈴木 僕は細めですが歳を重ねてお尻の筋肉がなくなってきて…。フライトだけでなくバス移動、特に辺境地の凸凹道はくるなって。

円道 10月発売のエアウィーヴ「キャリークッションmini」は折りたためるし。オフィスやスタジアム観戦もOKなサイズですよ。

鳥海 これはいいよね! フライトだけでなく、新幹線など移動全般でも使えるし。

澤村 しかも洗えるから。清潔大事。

中山 数あるフライトグッズの中でもクッションって需要があるのになかなかちゃんとしたのがないんですよね。

澤村 本当にお尻問題は盲点ですよね。

ーー機内快適アイテムといえばネックピローも定番ですが。

円道 僕はLCC特集で台湾日帰りする時に無印良品の「ふうっとふくらむネッククッション」を使ってみたんです。これまでネックピローってほぼ使ってなかったんですが、やっぱり一度使うと快適さは段違いだなぁって。コンパクトでくるくると小さくなるのも便利でした。

中山 僕は以前、服を詰めることができるネックピローを使っていたんです。行きはいいんですが、服が洗濯できないと帰りは快適どころか地獄で…(笑)。

ーーちなみに快適さといえば、足元も重要ですが、みなさん機内では靴は脱ぐ派?

鳥海 そのままですよ。履き替えない。

中山 僕は1足サンダル系を持っていきますね。宿泊先のドミトリーの共同シャワーでも使いたいんで。かかとが踏めるスリッポンシューズを使うこともあります。

円道 個人的には、トイレとか機内の清掃具合や移動を考えると、ちゃんと歩ける履きモノは用意したいなと。最近流行りのリカバリー系にもちょっとひと捻りあるのがあって。それが広島化成の「バンピー パッカブル」です。

澤村 広島化成といえばダンロップだよね。

円道 そうそう。こちら、ソールの凸凹がピタッとハマって持ち運びがラクなんですよ。

中山 フライトや現地で使えるうえ、疲労軽減も担ってくれるから、旅ナカに加え前後で使えるのはありがたいかも。

澤村 ちなみにみなさん、移動中の寒さ対策ってどうしてます? 僕は上着を常に掛けてる派。

円道 東南アジア行きのフライト時のあの寒さ、何なんですかね。僕は薄手のダウンを持っていきます。ハラマキとかもこもこ靴下とか、いろいろグッズは出てますよね。


ーーブレインスリープの「ハラマキ リカバリー」はビジネスマンが愛用しているとか。

円道 リカバリー機能もありつつ、寒い機内でもお腹をあっためてくれるのは嬉しいかも。

鈴木 お腹が弱い人は一定数いますから、お守り的に1枚入れておくと安心ですね。

中山 就寝時にも使えるから、ホテルが寒い時にもいいんじゃないかなって。

ーー長距離移動だとフライト中に眠ることも多いと思いますが、周囲の音とか気になりますか? 飛行機のノイズだけでなく周りのイビキとか。

中山 ノイキャンのイヤホンをしちゃうんで、あまり気にならないかも。

円道 イビキ対策ならアンカーの「Soundcore Sleep A30」が話題ですよね。

鳥海 これは実際に試す価値はありそう。

澤村 横になるとイヤホンって意外と痛けど、これはそこに配慮されているんだね。あとどれだけ音が実際に消せるかが気になる。前モデルの進化版だから、一定のニーズがあるのはわかっているし。

鳥海 機内や新幹線で使えるのはいいですよね。やっぱり寝るだけでなく、仕事や作業に集中したい時ってありますから。

ーー総評として移動中のストレスと身体的な辛さの軽減を謳ったアイテムが揃ったかと。

中山 なくてもいいかなって思いがちだけど、やっぱりあると便利なものが多いですよね。特に今回はお尻問題でしょ!

円道 使ってみて初めて「便利だった!」「自分に合ってた」が分かるモノも多いから、気になったものはぜひ一度使ってみてもらえたらいいかなと思います。

 

<大賞>

■2つ折りでコンパクトに。座り疲れを軽減する頼れるクッション

エアウィーヴ
「エアウィーヴ キャリークッションmini」(1万2100円)

10時間以上の長時間フライトのときのお尻問題を解消するのにぴったりです(鳥海さん)

我々体の大きい男性は特に重宝するので。移動以外にもスポーツ観戦でも使いたい(中山さん)

マットレスなど寝具を取り扱うエアウィーヴのポータブルクッション。中材には体積の90%以上が空気の“エアファイバー”を採用。肌あたりがやさしく改良されており、カバーの質感が向上。優れた復元性を持ち、三次元状に絡み合ったファイバーが、あらゆる方向からお尻を支えてくれます。

通気性もよく、ムレにくい構造のため湿気がこもらず、ダニやカビ対策にもぴったり。もちろん中材は取り出して水洗いも可能で、いつでも清潔を保てます。二つ折りにするとA4サイズほどにコンパクトにまとまります。専用バッグ付き。サイズ:約40×30×4cm、重量:0.3kg

<-Maker’s Recommend->

この度は、「旅モノグランプリ2025」機内快適アイテム部門の大賞に選んでいただき、大変光栄に思っております。「エアウィーヴ キャリークッションmini」は、二つ折りにできるコンパクトサイズで、旅のおともにぴったりなアイテムです。寝具と同じ適度な反発力と優れた復元性が長時間の座り疲れを軽減します。移動中でも心地よく過ごしたいという皆さまの声に応えるべく開発した製品ですので、快適な旅のお役に立てれば嬉しいです。(エアウィーヴ PR担当)

>> エアウィーヴ

<優秀賞>

■気軽にリカバリーサンダルを持ち歩こう

バンピー
「BUMPY PACKABLE」(7150円)

サンダル類って嵩張りがちだから、ピタッと噛むところがいいなって(澤村)

リカバリーも履くだけでできるなら、気持ち的にも旅に持参したくなります(円道)

“快適を気軽に持ち運ぶ”をコンセプトに開発。最大の特徴は、ピタッと噛み合うように重ねられ、コンパクトにまとめられる凸凹のアウトソール(バンピーソール)です。ドローコートでくるっとまとめて、バッグやカラビナにも装着できる気軽さが◎。インソールに使用するのは、同社開発のEVA素材“リパルソーブ・プラス”。一般的なEVAサンダルと比較して130%もの反発弾性を持ち、衝撃吸収性も高く足への負担軽減と歩行時の安定性が向上。また、トゥフックで指がサンダルを捉えやすくするなどの工夫も。さらに足裏にフィットするアーチサポートで足にかかる圧力を分散させるなど履きやすさを追求しています。2色展開。サイズはSS、S、M、L、LL、XLの6種類。

<-Maker’s Recommend->

旅行先やアウトドアでも使いたいけど、かさばって荷物が大きくなったり、ばらけて片方がどこかにいってしまったり、袋を用意するのが手間だったり…と、携帯スリッパやビーチサンダルのように気軽に持ち運べるものはありませんでした。そんな不満を解消するために開発したのが『BUMPY』です。(広島化成/国原さん)

>> 広島化成

 

<優秀賞>

■空気を調整すれば自分好みの寝心地に

無印良品
「ふうっとふくらむネッククッション」(2990円)

実際に持っていますが、とにかくコンパクトに収納できるのがイイ!(円道)

いろいろ出ている中でも自分で寝心地を調整できるのは便利かと(中山さん)

ネックピローのかさばる問題に真っ向から挑んだこちらは空気を抜けばクルクルと巻いてコンパクトにできるスグレモノ。優しくふうっと2〜3回ほど息を入れるだけで簡単に膨らみます。吹き込み部分に直接口を付けずに膨らませられるので、衛生面でも安心です。また入れる空気の量を調整すれば、自分好みの硬さにできるのもメリット。付属のカバーは肌触りもよく、思わず頬擦りしたくなるほど。もちろん取り外して洗濯も可能です。2色展開。

<-Maker’s Recommend->

2~3回軽く息を吹き込むだけで簡単にふくらみます。使わないときは小さく畳めて持ち運びに便利です。空気量を調整することで首まわりのサポートから腰あてまで用途を変えられることや、マットな素材感・世代や性別問わない色みも支持を集めています。このネッククッションは、飛行機や新幹線での移動時だけでなく、オフィスでの仮眠や自宅でのリラックス時間など、幅広い使用シーンで使用できます。(良品計画 広報/関根さん)

>> 無印良品

 

<優秀賞>

■着けるだけでお腹周りを優しくリカバリー

ブレインスリープ
「ブレインスリープ ハラマキ リカバリー」(8800円)

お腹に1枚プラスするだけで、リカバリーやコンディショニングしてくれるのはラク(澤村)

僕みたいなお腹や胃腸が強靭でない人も多いし、お腹痛い問題に1枚あると便利かと(鈴木さん)

1年を通して“体の冷え”にさらされる現代人向けに開発された最新の腹巻は、冷えと呼吸に着目して睡眠の質向上へと導く1枚。特殊な糸形状によって体温の吸収、ならびに遠赤外線放射を高めて体を温め血行を促進します。また、深い呼吸をサポートする睡眠着圧“スリープコアコンプレッション”により、肋骨が下がり横隔膜がリラックスできて息が吐きやすくなります。睡眠中でも気にならない絶妙な着圧具合と高いストレッチ性で、睡眠時だけでなく旅の移動中にも着けたくなるかも。

<-Maker’s Recommend->

独自開発のリカバリー素材「メディックリカバリーファイバー」を採用、体のコアである腹部を冷えから守ります。また質の良い睡眠には深い呼吸でリラックスすることが重要であり、横隔膜を正しい位置に導く着圧構造で深い呼吸をサポートします。(ブレインスリープ 広報/岡崎さん)

>> ブレインスリープ

 

<優秀賞>

■適応型ノイキャンで一人ひとりに寄り添う

アンカー・ジャパン
「Soundcore Sleep A30」(2万9990円)

使用環境も含めて自動でマスキング音を再生してくれるのはいいですね(円道)

フライト中に加えて、新幹線の騒がしさにも対応してくれるのはありがたい(鳥海さん)

一度気になりだすとイライラ!なイビキや就寝中の不意な音を遮断して睡眠へと導く睡眠特化型の完全ワイヤレスイヤホンがアップデート。新たに世界初となる適応型ノイズキャンセリングを搭載(※ 2025年7⽉時点、アンカー・ジャパン調べ)。ユーザーの耳の形状や装着状態に合わせてノイキャン効果を⾃動で最適化。さらに「いびきマスキング機能」も搭載。イビキを充電ケースが感知すると⾳の⼤きさや⾼さに合わせ最適なマスキング⾳を⾃動⽣成&再⽣します。睡眠時の負担を極力軽減するために片耳約3gという軽さで、さらに薄型なので横向きで寝ても枕との干渉や圧迫感を感じづらくなっています。連続再生時間最大約70時間。

<-Maker’s Recommend->

睡眠特化型イヤホンとして、世界初の適応型ノイズキャンセリングを搭載(※ 2025年7⽉時点、⾃社調べ)。いびきマスキング機能、横向き寝でも快適な薄型軽量設計、最大70時間の長時間再生、単体アラームなど、快適な眠りをサポートする高機能ワイヤレスイヤホンです。(アンカー・ジャパン 広報担当)

>> アンカー・ジャパン

 

>> 特集【GoodsPress Web 旅モノグランプリ 2025】

<取材・文/相川真由美 写真(大賞)/湯浅立志(Y2)>

相川真由美|エディター/ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。

 

 

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